トランプ逆転の鍵を握る連邦議会

今日はこの話題です。
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1.上院議員11名の共同声明


1月2日、アメリカ連邦議会の共和党上院議員11名が1月6日の選挙人投票認定プロセスに先立って共同声明を発表しました。

声明を出したのはテッド・クルーズ、ロン・ジョンソン、ジェームズ・ランクフォード、スティーブ・デインズ、ジョン・ケネディ、マーシャ・ブラックバーン、マイク・ブラウンの現職上院議員とシンシア・ルミス、ロジャー・マーシャル、ビル・ハガティ、トミー・チューバービルの次期上院議員です。

彼らは、「公正で信頼できる監査を迅速に実施し、1月20日より十分前に完了することで、選挙プロセスに対するアメリカ国民の信頼は劇的に改善し、次期大統領が誰になろうとその正当性を大きく高めるだろう。われわれは国民に対して、そうする義務がある……重大な不正投票を訴える複数の主張を検討し、解決をもたらすために残された唯一の憲法上の権限だ」と述べ、選挙人投票の集計への異議申し立てが行われれば、それに同調する意向を示しました。

このように、「不正が争点となっている一部の州」の開票結果について監査を行うよう提案しているのですけれども、共同声明ではその前段で次の様に述べられています。

「これらの主張は、1人の候補者だけが信じているのではなく、広く行き渡っている。 ロイター/イプソスの世論調査は、悲劇的なことに、アメリカ人の39%が『選挙は不正だった』と信じていることを示している。その信念は、共和党(67%)、民主党(17%)、および無党派(31%)によって保持されている……多くのメディアのメンバーがそうであるように、議会の一部のメンバーはその評価に同意しない……しかし、当選した公務員やジャーナリストが信じているかどうかにかかわらず、私たちの民主的プロセスに対する深い不信は魔法のように消えることはない。それは私たち全員に関係するはずだ。そしてそれはその後の政権の正当性に継続的な脅威をもたらす……理想的には、裁判所は証拠を聞き、深刻な不正選挙のこれらの主張を解決したであろう。2回、最高裁判所はそうする機会があった。2回、裁判所は辞退した……」

トランプ支持者達からすれば、6日を目前にしたギリギリのタイミングでようやく上院議員から選挙結果に疑義を呈する声明が出たと思うかもしれませんけれども、声明では、選挙が不正だとする世論が形成されていること、本来その問題を解決すべき連邦最高裁が逃げたことを挙げたうえで、選挙の正当性を確保するために、連邦議会が動かなければならないと理由付けを行っているのですね。

トランプ陣営が時間をかけて、不正を炙り出し、世論を喚起してきたことが実ったということなのだと思います。


2.共同声明を歓迎したペンス


1月6日に開票される選挙人団の投票結果について、上院と下院の双方の議員が異議を申し立てた場合は、2時間を上限に審議し、採決することになっています。

既に下院では約140人の共和党議員が異議を申し立てると見られていて、6日にこの審議と採決が行われるのは、ほぼ確実な情勢になっています。

無論、連邦議会が選挙人団の投票結果に反対するのはこれが初めてではないのですけれども、これほどの人数の議員が反対するのは約150年ぶりのことなのだそうです。

ただ、実際に各州の選挙人団投票の結果を退けるには、両院の合意が必要となります。連邦下院は現在、民主党が多数派で、上院は僅差で共和党多数です。最も、上院共和党とてマコーネル院内総務をはじめ複数の共和党議員がバイデン氏勝利を認め、異議を唱えない姿勢を明示しています。

したがって、このままいけば、連邦議会は選挙人団投票の結果を通常通り承認することになります。

となると、やはり選挙結果をひっくり返すには、不正が疑われているいくつかの州の選挙人団投票を無効にする、いわゆるペンスカードを切るしかなくなるわけです。

今回の上院議員共同声明を受け、ペンス副大統領のマーク・ショート首席補佐官は、「ペンス副大統領は、直近の大統領選での不正投票や不法行為について数百万人の米国民が抱く懸念を共有している。副大統領は、上下両院の議員が法で認められた権限を行使し、1月6日に異議を唱え、議会とアメリカ国民の前に証拠を提示する取り組みを歓迎する」と歓迎のコメントを出しています。

一時は、ペンス副大統領は最初からペンスカードを切る気はなかったのだ、とか、実は裏切り者だったのだという噂もありましたけれども、このコメントを見る限り、選挙人投票に異議が出され、討議された結果バイデン氏の大統領承認を認めないのであれば、それに従うというか、そうしたいという雰囲気を感じます。


3.鍵は連邦議会を動かせるか


ペンスカードを切らず、議会の不承認によって選挙結果をひっくり返すといういわゆる上院議長権限を敢えて使わないという意味では、非常に全うな考えではあると思いますけれども、議会に結果を委ねるということは民主党優勢の下院をもひっくり返さないといけないことなりますから、現実になる可能性はかなり低いように見えます。

今回の上院議員らの声明はそのための監査委員会の設置であり、そこで、ぐうの音も出ない証拠を出して、下院民主党をもバイデン氏を承認できないように持っていくのが狙いではないかとも思ってしまいます。

実際、1月6日には新たな不正の証拠が開示されるという噂もありますし、トランプ大統領はこの日にワシントンに集まるよう国民に呼びかけています。ただそうしたとしても、どこまで連邦上下両院の議員が立ち上がるのかは分かりません。トランプ大統領にとって余りにも厳しい道のりです。

一方、ジャーナリストの篠原常一郎氏の情報では連邦議会は選挙人投票の結果を認めない方向で調整しているということですから、裏では話はついているのかもしれませんけれども、なんともいえません。

とはいえ、トランプ大統領スタッフへのホワイトハウスからの引っ越し手続き指示が撤回されたとか、バイデン氏の大統領就任式パレードが中止になったとか、まるでトランプ大統領再選が前提になっている動きがあることもまた事実です。

ここまで先の読めない展開もそうそうないと思いますけれども、行方を見守っていきたいと思います。


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