武漢ウイルスと検証と日本の夏

今日はこの話題です。
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1.東京都の武漢ウイルス新規感染増加


6月14日、東京都は47人の新型コロナウイルス陽性者が新たに確認されたと発表しました。
都内で40人以上の陽性者が確認されたのは5月5日以来40日ぶりのこと。

感染状況をチェックするモニタリング指数は、過去1週間の新規陽性者数の平均が23人(前日18.3人)、新規陽性者に占める感染経路不明者の割合が37.3 %(前日46.1%)、週単位での陽性者の増加比が1.1(前日0.93)となりました。

東京都はモニタリング指数の基準を提示していて、緊急事態の再要請を行う基準を「新規陽性者数=50人/日」「新規陽性者数における接触歴等不明率≧50%」「週単位の陽性者増加比≧2」としています。

東京都は12日に感染への警戒を都民に呼びかける「東京アラート」を解除。休業要請などの緩和をステップ3に進め、殆どの業種・施設への休業要請を解除しています。

まだ再要請の基準までには余裕はありますけれども、油断できる状況ではありません。

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2.自粛の線の引き直し


東京都は、確認された47人のうち10~30代の男女32人が、ホストクラブの従業員など夜の繁華街に関連した感染者で、18人は同一店舗のホストだったと明らかにしています。

都の担当者は「店舗側から協力を得て検査を進めた結果。感染経路が追えない状況ではない」と述べていますけれども、直近1週間で新規に確認された感染者161人のうち65人が夜の繁華街での感染とみられ、9割程度は新宿エリアで発生しているとのことです。

都幹部によると、ホストクラブなどは経営上の都合で、営業をしている店舗も目立つそうで、従業員らが共同生活しているケースもあるそうです。

都は並行して夜の繁華街で働く人たちを定期的に検査できる体制整備を進め、検査を促すために費用の助成なども可能か検討するとしていますけれども、検査費用がただになったからといって、ホストの給料まで出してくれる訳ではありません。実態は明らかになってもその次に手があるのかといえば、やはり自粛をお願いするしかない状況には変わりません。

6月14日、西村康稔再生相は記者会見で「夜の繁華街」関連の感染者が多いことについて「陽性者が出た店舗で協力的にPCR検査を受けた結果だ……取り組みが進んでいると前向きに考えたい。小池知事ともその点で一致した」と語っていますけれども、結局その次の手がないことを認めています。

施設・店舗の事業者は休業要請を完全に解除し、経済活動を感染拡大前に戻すよう求める声が強く、都は19日に休業要請の全面的な解除に踏み切る構えで、15日に専門家を交えた感染再拡大の「第2波」に備えた会議を開き、新たな指標作りに着手しています。

都関係者は「第2波に備えてゼロベースで作り変える必要がある」としていますけれども、ワクチンが出来ない現状では、どこから自粛を要請するのかの線を引き直すにしか過ぎないのが現実の姿であることは否めません。




3.第一波の検証踏まえた国家戦略を


6月14日、大阪府の吉村洋文知事は東京都で新たに47人が武漢ウイルスに感染していると確認されたことについて、「政府は、新型コロナの国家の大方針と戦略を打ち立てるべき。本日東京で47人。今後、100人、200人となったらどうするか。再度の緊急事態宣言、一斉自粛か……今こそ、3月~5月の第一波の事後検証をするべき。社会経済へのダメージの最小化と、コロナ対策を両立させる国家戦略を」と政府が第一波の検証を行い、そのデータを踏まえた国としてのコロナ対策の戦略を打ち出すべきだとツイートしました。

検証を行うことには全然異論はないのですけれども、現実問題として、社会経済へのダメージの最小化と、武漢ウイルス対策を両立させる戦略が立てられるのかというと、難しいと思います。実際のところは解除と再自粛を繰り返しながらワクチン開発を待つということになるような気がします。


4.日本の夏はとっても暑い


4月24日、アメリカの国立生物兵器分析対策センター(NBACC)が「太陽光によって新型コロナウイルスが急速に不活性化する」という研究報告を出しました

報告によると、「気温21~24℃、湿度20%の実験条件で、無孔質の表面(ツルツルの基質)では、ウイルス量の半減期は18時間だったが、湿度を80%に上げると、半減期は6時間に減少し、さらに太陽光が加わると、2分間にまで減少した。また、空気中にエアロゾルの状態で浮遊したウイルスの半減期は、1時間だったが、太陽光が加わると、1分半にまで減少した」とのことですから、これからの季節、梅雨に夏を迎える日本では、武漢ウイルスは急速にその感染力を失うことが期待されます。

湿度が高いとウイルスは咳やくしゃみでも遠くまで飛ぶことが出来ないために拡散しづらく、直ぐに床や地面に落下してしまいます。

折角のチャンスなのですから、梅雨と夏を生かして、マスク、嗽、消毒を徹底し、武漢ウイルスが生き残る領域を狭くしていくことが大事なのではないかと思います。




5.百年前と何も変わらない


今からおよそ100年前、スペイン風邪がパンデミックを起こしました。

東京都健康安全研究センターが2005年に出した「日本におけるスペインかぜの精密分析」によると、スペイン風邪はA型インフルエンザ(H1N1型)で、第1次大戦末期の1918年以降、全世界で当時の総人口の約3割に当たる約6億人が感染。2千万~4千万人が死亡したと推計しています。

1918年8月~19年7月の第1波では、全国で約2117万人の患者のうち約26万人が死亡し、19年8月~20年7月の第2波では、患者数は約240万人だったものの、死亡者数は約13万人に達したと報告されています。

当時、福岡県知事であった谷口留五郎氏は予防のための注意喚起を発表していますけれども、その内容は「他人と談話を為なす時は四尺(1.2メートル)以上を隔て、または「マスケ(マスク)を用い、自分が咳嗽(せき)、噴嚔(くしゃみ)を為すときは布片を以て鼻、口を覆うべし」といった"ソーシャルディスタンス"や、「宿屋汽車汽船等に於いて往々伝染することもあるを以って本病流行中は止むを得ざる場合の外はなるべく旅行を見合わす様努むべし」やといった"外出自粛"だとか「多人数集合の場所は病毒伝播の危険多きを以って、止むを得ざる場合の外は立ち寄らざるを安全なりとす」といった"密集の回避"だとか、殆どいまの"三密の回避"と同じ事を注意しています。

また、当時の新聞には「看護婦が足らぬ」という記事が掲載され「当局も苦心している。今は幾十円の金を出しても既に看護婦を得る事が出来ない」と医療崩壊の様子と伝えています。

ワクチンがなく、人の自然免疫に頼る他ない状況では100年経っても、人類に出来ることは殆ど同じであることが分かります。

科学の及ばぬ自然の力には、人が本来持っている自然の力でしか立ち向かえない。武漢ウイルスは科学偏重になった人類への警告なのかもしれませんね。


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