立憲民主党の新代表

今日はこの話題です。
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1.立憲民主党新代表


11月30日、立憲民主党は都内で開かれた臨時党大会で代表選が行なわれ、泉健太政調会長が新代表に選出されました。任期は2024年9月までです。

代表選は、逢坂誠二・元総務政務官、小川淳也・元総務政務官、泉健太政調会長、西村智奈美・元厚生労働副大臣の4氏で争われ、投票の結果、泉氏が189ポイント、逢坂氏が148ポイントで1位の泉氏が過半数に届かなかったため、決選投票となりました。

決選投票では、泉氏が国会議員で168ポイント、公認候補予定者で2ポイント、都道府県連で35ポイントの合計205ポイント。逢坂氏が国会議員で112ポイント、公認候補予定者で4ポイント、都道府県連で12ポイントの合計128ポイントとなり、泉氏が代表に選出されました。




2.野党共闘


泉新代表は、代表選出後、記者会見に臨んだのですけれども、冒頭「報道各社の皆さまも本当にこの臨時党大会、いろいろと報道していただきまして、ありがとうございます。立憲民主党、これから再出発ということになりますけれども、私もなにぶん代表としては不慣れなところがございますので、またぜひご指導のほどよろしくお願いをいたします」と挨拶すると直ぐに記者質問に移りました。

やはりというか、質問は野党共闘に関するものに集中しました。その中からいくつかピックアップすると次の通りです。(一部順番を入れ替えています)
朝日新聞:朝日新聞のキハラといいます。よろしくお願いいたします。共産党との関係について伺います。枝野前代表は志位委員長との間で限定的な閣外からの協力という方針で合意をしました。共産党はこの数日間の間の会見でも、この合意を順守するということを表明しています。泉新代表はこの合意を順守、継続しますか。それとも見直しますか。お願いします。

泉:先の総選挙を政権選択選挙に持ち込むということについては本当に多くの努力をいただきましたし、特に他の政党の皆さまには本当に感謝を申し上げたいと思います。ただ、今回の選挙、想定をしていた結果を出すことができなかった選挙ですので、単に継続ということではなく、やはりよくよくまずはどの党がどうだということ以上に、党としてしっかり総括をせねばならないというふうに思っておりますので、その中で今後のことは考えていきたいというふうに思っています。


産経新聞:すいません、産経新聞の沢田と申します。よろしくお願いします。共産党との関係でちょっと確認させていただきたいんですけども、先ほど単に継続ということではなくとおっしゃったんですが、共産党側は衆議院の任期中は生きているという認識を言われていますが、代表としては一度白紙になっていて、そこから再スタートといいますか、協議が始まるという認識なんでしょうか。また、協議を始めるとしたらいつごろを念頭に入れていらっしゃいますでしょうか。

泉:共産党との協議?

産経新聞:はい。共産党などとの協議ですね。失礼しました。

泉:先ほど、すいません、衆議院の任期?

産経新聞:小池書記局長は衆議院で公約なので、衆議院の任期中は生きているという認識をきのうの記者会見で発表されています。代表としては単に継続ということではないとおっしゃったので、いったん白紙にして、そこからまたリスタートといいますか、そういう形を取られるということなんでしょうか。

泉:われわれとしては白紙も何も、前回の総選挙に向けて交わしたものという理解をしておりまして、現時点で何かが存在しているということではないのかなと思っています。われわれとしては、やはり党の総括、そして再生、ここを今、目指しているというところですので、現時点で何かが存在しているという考えはやっぱりないですね。


ビデオニュース・ドットコム:すいません、ビデオニュースの神保です。一方で、泉さんは国民民主党の出身でいらっしゃるということもあって、国民との今後の付き合い方というのが、今後変わってくるのかどうか、今までの枝野体制とは変わってくるのかどうか。

 同じくくりで今、連合の話されましたけれども、立憲民主党が一時、政権を取ったときと今の最大の違いはやはり無党派層というものからの支持を集められていない点にあると思うんですが、連合依存が続く限りはなかなかそこが、両立が難しいんじゃないかという指摘もある中で、今、連合とは仲良くしていくっていうお話がありましたが、そことの、連合との付き合い方、それからいかにして無党派層のほうにこれから支持を広げていくかというお考えについて、ちょっとそこ、泉さんなりのもし今、考えていることがあればお願いします。

泉:無党派からの支持っていうのはやはりそれぞれ地域でわれわれ政治活動していく中で、ちゃんと無党派にまさにアプローチをしなければ、雲をつかむように支持が集まるわけではないというか、やはりリアルにちゃんとアプローチをしていくということの積み重ねだと思っておりますので、連合と無党派うんぬんというのはそんなに関連性のある話ではないのかなと。

 私はもう1つ思うのは、それは連合さんに限らず、やはり政治家、あるいは国会議員、自治体議員、さまざまなところに支持者を持つということが非常に大事でして、どこどこだけということで勝利できるんであれば、それでよいのかもしれませんけれども、さまざまな広範な支持層をつくっておくことの努力をもっとしなきゃいけない。

 私は、ですから連合さんに限らず、やはり立憲民主党、気を付けねばならないのは、この間さまざま他党との協力関係を模索してここまできているわけですが、例えば比例区の票の、選挙区の票との差を見ると、やはり立憲民主党の活動ということで浸透ができていなかったり、取り組みが進んでいなかったりしたところはあったんではないかと。なんにせよやはりちゃんと党としての政策や運動というものがまず確立されなければいけないというところから出発をしたいなと思います。

 国民民主党さんとは基本的に自然体で臨んでいきたいと。すぐに何か離れるもなければ近づくもなければ、当然、例えば国民民主党側から見ても代表が代わったからといって、立憲民主党とじゃあくっつきましょうとか、そういう話でもないんじゃないかと思いますので、当然、相手のあることですから各党ごあいさつにもお伺いをして、今後やれるところは一緒にやっていきましょうねというお話はあるかもしれませんけれども、やはり内容としてわれわれ立憲民主党が掲げる政策と合致するもの、そういうものについて一緒にやっていくということになるのかなと思います。


安積:フリーランスの安積です。来年、参議院選が行われるんですけども、そのときに各候補を今回、出られた四方とも、1人区において野党で固まりをつくるというふうにおっしゃいました。1人区に特化してちょっとお伺いしたいんですけども、固まりをつくるということでは野党それぞれの各党に対して協力を求めていくということなんですが、共産党も含めてどういうふうな協力のあり方っていうことを考えていらっしゃるでしょうか。

泉:協力のあり方っていうのは現時点では確定的ではないですね。やはり固まりをつくるというところを目指していくと今、言っている中で、おそらく各政党それぞれにその中での要求事項というかそういうものも出てくるのじゃないかと思いますので、交渉の中でそういった形というものが明らかになってくるのだろうなと思っております。現時点で、こういう形というところまで何か見えているという状況ではありません。


テレビ東京:テレビ東京、ニシザキです。よろしくお願いします。こちらです、すいません。先ほどから出ている連合との関係に関してなんですけれども、現状、連合と立憲民主党の間で若干すれ違いっていうか溝が生まれてしまっているような状況にも感じられるんですが、泉さんご自身としてその原因がどこにあるとお考えで、また今後、関係を改善していくためにどのようなことが必要とお考えでしょうか。お願いします。

泉:この間、例えば私なんかもそうですけども、特段、密に話をして、その中から発言があるわけではなくて、おそらくそれぞれの思いの中でわれわれにも思いがあれば、連合にも思いがあってご発言をされているということだと思います。その発言の意味するところがどのようなものなのかということをやはり聞く機会があればしっかり丁寧にお伺いをして、その中で何かしらの答えというものもまた出てくるんじゃないのかなと、そう思います。


日本経済新聞:日経新聞の依田です。先ほどから共産党との関係、それから国民民主党との関係というのの質問がありましたけれども、日本維新の会とはどのように向き合い、関係を構築していくおつもりかお願いいたします。

泉:やはり立憲民主党があればおそらく多くの国民の皆さまは、国民民主党がそれなりに近い政党、兄弟政党のようなふうに思われている方があるのかなと思うんですが、維新さんはそれよりも現時点ではというか、少し遠目におられますので、特段、何か維新さんとの関係ということについて触れるような話はないですね。一政党として存在されていると、そのように認識をしております。

 ただ、われわれ立憲民主党も、今日、私が代表選の演説でお話ししたように、やはり例えば18歳以下の10万円給付、これがわざわざ分割されることによって900億円以上のお金が余分に掛かると、こういうことを指摘してきているわけですから、やはり行政改革とか、こういう改革ということについては、われわれ立憲民主党も本来持たねばならない看板というか、考え方だと思っていますので、そこは維新さんだけが改革ということではないということを、これからはわれわれとしては訴えていきたいなと、そう思っています。


田中:フリーランスの田中龍作と申します。よろしくお願いいたします。泉代表は落選中、ホームレスの支援活動に取り組まれておられたということですが、ホームレスがごくわずかな現金収入があるわけですが、彼らが消費税でものすごく苦しんでいまして、私のインタビューに、刑務所に入ったほうが楽だというそういう人までいます。それで消費税ということで言えば、消費税という重要政策で言えば、消費税の廃止を訴えている山本太郎さんのところのれいわとはこれから新代表、どう向き合っていかれますか。つまり消費税とれいわとの向き合い方。

泉:ありがとうございます。枝野代表自身がおそらくというか各政党勢力と向き合ってくる中で、前回の総選挙の立憲民主党の政策というものも確定をしてきておりますので、そういった意味では現時点でわれわれの政党としてはその政策を背負っているというふうに認識をしております。ですので、出発点はその出発点からなのかなと思います。おっしゃるようにホームレスの方にとって消費税が一番きついということ、これはもう低所得の方であるほどきついということだと思いますので、われわれもやっぱりそういった面から前回は5%へ減税をするというところまで来ておりますので、その後さまざまさらに皆さまからのご意見、知見をいただいて政策を練り上げていきたいと思います。ありがとうございます。
焦点とされた共産党との選挙協力および閣外からの限定的な協力の継続を問われた泉新代表は「白紙も何も、前回の総選挙に向けて交わしたものという理解をしておりまして、現時点で何かが存在しているということではないのかなと思っています」と答えました。あれは前回の総選挙で終わった話だ、というのですね。

また、「国民民主党さんとは基本的に自然体で臨んでいきたい」とか「維新とは特に何もない」などとの発言も合わせて考えると、しがらみを一旦、断ち切りたいという思惑が見えてきます。


3.何かが存在しているということではない


この共産党との協力については、他のメディアからも注目されていました。

30日、関西テレビの「報道ランナー」に出演した泉新代表は、共産党との政策協定や限定的な閣外協力をすると合意した文書には「衆院選が終わったら、全てちゃらにしますとは、合意文書には書いていない」と番組キャスターから突っ込まれました。

これに対し泉代表は「協定ですから両者の合意があって初めて成り立つ。一方だけが有効だと言い続けてもあまり意味がないのかなと。各政党が今回の選挙結果を受けて、さまざま反省をしたり検証をするのは当然です。何かしばろうとか、そういう関係になってはいけないのかなと思います」と片方だけ有効だといっても駄目だと突っぱねました。

キャスターからは再度、志位委員長に協定を止めると言うのかと詰め寄られましたけれども、枝野前代表に話を伺って対応すると言葉を濁しました。

一方、共産党側はというと、30日、志位委員長は記者会見で「公党間の合意だけではなくて国民に対する公約だ。誠実に順守していきたいし、立民にもそういう立場で対応してもらいたい」と牽制しました。政党間の合意だけではなく、国民まで持ち出してきました。

ただ、国民との公約という意味では先に総選挙で議席減という形で結果が出た訳です。にも拘わらず、前の選挙の公約に縛られるのもどうなのかという視点もあると思います。

もっとも、立憲民主にとっても、この件はデリケートな問題らしく、立憲民主のホームページをみると、泉新代表の選出後の記者会見の記事には、「単に継続ということではなく、やはりよくよくまずはどの党がどうだったという事以上に、まず党として自らしっかり総括をせねばならない」とあるものの、共産党との間で何かが存在している訳ではないと発言した部分が綺麗に無くなっています。


4.前途多難な船出


また泉新代表から少し色目を使われている国民民主党は、中立の姿勢を保っています。

11月30日、国民民主党の玉木代表は「政策を実現するため、一致できる政党には協力を求めていく立場だ。各党と等距離で、政策本位で協力を求めるところは求めていきたい」と述べました。

ただ、立憲民主が共産党と選挙協力を行ったことについては「共産との関係がべったりしたものであれば連携は難しい」とこちらも牽制しています。

立憲民主の共産党との共闘については支持母体の連合が猛反発していますしね。前途多難です。

泉新代表がどう立憲民主の舵取りをしていくのか。その答えは参院選までにある程度見えてくるようにも思いますね。




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