混沌とする総裁選

今日はこの話題です。
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1.候補者乱立気配の自民党総裁選


菅総理の不出馬宣言を受け、リセットされた自民党総裁選が活気を呈しています。

17日の告示に向け、立候補表明しているのは岸田文雄・前政調会長。出馬の意向を示している高市早苗・前総務相、河野太郎行政・規制改革相に、石破茂・元幹事長、野田聖子・幹事長代行も意欲を示しています。

菅総理の不出馬を受け、党内の反菅票の取り込み戦略が崩れた岸田氏は、4日、オンライン上で沖縄県議らとの「リモート対話」に臨み、「国民の声を聞き、政治の信頼を取り戻す」と訴えました。武漢ウイルス禍で地方遊説は難しいため、オンラインを活用するほか、テレビ出演などの露出も増やし、党員・党友票の獲得につなげる戦略へと切り替えを図っています。

岸田氏にとっては自派閥議員47票を基礎票として、党内の反菅票や他派閥からの支援を期待していたのでしょうけれども、菅総理の不出馬と立候補者乱立で議員票が割れることが想定され、その望みも薄くなってきました。

また、一回目の投票では決まらず決選投票になる可能性が高いと見られることから畢竟党員票を集めて一回目の投票で2位以内に入らなければならないことを考えると党員票をどこまで集められるかは必須の課題です。

岸田氏は読売テレビの番組で、武漢禍での経済対策に関し「思い切って財政出動をしないといけない」と述べ、財源には赤字国債を充てるとする一方、「消費税を触ることは考えていない」と語りました。

9月3日、河野担当相は財務省を訪れ、自らが所属する麻生派会長の麻生副総理兼財務大臣と面会し、立候補の意向を伝えました。麻生派の議員によると、麻生氏が「賛成もしないけど、反対もしない」と述べたの対し、河野氏は「じゃあ出ます」と答えたということです。

翌4日、河野氏は衆院議員会館で同僚議員らと対応を協議したのですけれども、麻生派には、河野氏と政策面で距離がある議員もいるため、河野氏周辺は「反発を減らすため、根回しは丁寧にやりたい」としています。

石破氏はこの週末で、出馬するかどうかを熟考する考えで、周囲には「政策面での準備は整っている」と強調しているそうです。

9月4日、石破氏は、東京都内で二階幹事長と面会し、支援を要請したとみられていますけれども、関係者によると二階氏は「出るなら、しっかりやれ」と応じたとのことです。

石破氏は自派閥だけでは推薦人の20人に届かないため、二階派から支援を受けることで推薦人を確保する腹積もりだと思われますけれども、もともと党内での人望がない石破氏に対し、二階派が全面協力するとも考えにくく、こちらも党員票頼みということになるかと思います。

しかも、二階派に支援を依頼しているのは石破氏だけではありません。野田氏も支援を依頼しています。

9月3日、野田氏は、二階幹事長に支援要請をしたのですけれども、二階派幹部は、「二階外しの騒動から、まだ次の候補者を考えていないのが、派内の空気だ。だが、二階氏は岸田氏にコケにされて黙って引っ込んでいるわけがない。本命は野田氏だ。もともと次期首相候補として幹事長代行に据えた。……だが、二階氏は支援要請をした野田氏に『推薦人がもう少しで揃うという段階になったら考える』と条件をつけた。野田氏が勝つ見込みがない状態で支援すると派閥が割れかねない。安倍氏と麻生氏が絶対に勝たせたくない石破氏の支援という選択肢ももちろんある」と語ったそうで、立候補できるかどうかが最初のハードルとなりそうです。


2.安倍前総理が支援を決めた高市氏


一方、ここにきて俄然注目を集め始めているのが高市氏です。安倍前総理が支援を決めたからです。

9月3日、安倍前総理が高市氏本人に電話し、支援する考えを伝え、細田派の幹部に対し、「高市氏の推薦人20人を集める協力をしてやってほしい」と伝えたことが明らかになりました。

自民党の閣僚経験者は「安倍氏と麻生太郎財務相は菅首相から派閥の支援を求められても個人的には支援するが、派閥は別と言い続けてきた。菅首相が出馬断念となり、安倍氏もフリーハンドとなった。そこで自身の国家観、アベノミクスを信奉する"安倍ガールズ"の高市氏を支援する意思を固めた」とその裏側を明かしています。

けれども、現在無派閥の高市氏を清和会上げて応援するのかといえば、そうでもありません。

先の閣僚経験者によると「岸田氏や河野氏を応援すると公然と言っている議員は何人もいます。それに清和会では、総裁選立候補に名乗りを上げていた下村博文さんはじめ他にも候補はいるわけで、なぜ、高市氏なんだと訝る議員もいる」といいことのようです。

細田派は派閥としての対応を週明け以降に協議する方針ですけれども、保守系議員が多い細田派内に高市氏に対する一定の支持はあるものの、細田派内の中堅・若手には「選挙の顔」として河野氏を推す声もあるそうです。

過去二回の総裁選では、党内第1、第2派閥の安倍前総理が所属する細田派と麻生派が歩調を合わせ、主導権を握ってきたのですけれども、今回も協調できるのかは微妙との見方も出ています。

細田派幹部によると、安倍前総理は「今回の総裁選について、『派閥で行動は縛らない方がいい』『複数の総裁選とすべきだ』という意見とともに、『私は、女性でビジョンがしっかりした高市さんを支持するつもりだ』と語っていた」とのことですから、細田派は自主投票になる可能性もあります。

同じく派閥内で支持が一本化していない麻生派も自主投票になる可能性もないとはいえません。

情勢は混沌としています。

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3.誰が勝つのか分からない総裁選


先が読めないのは当事者たる自民党議員も同じようで、ある無派閥の衆院議員は「国会もないのに、昨日は深夜まで議員会館にいました。帰るに帰れません。誰が総裁選に勝つのか、誰につけばいいのか、その情報交換でひっきりなしに電話が鳴り、議員が訪ねてくる。夜中に議員宿舎に戻ると、すぐに『帰っているの?部屋に行っていいか』と先輩議員から電話ですよ。寝たのは午前2時くらいでした。結局、まだ誰が勝ちそうなのか、まったくわからない」と語り、4日の土曜日も朝7時過ぎから、電話が鳴ったのだそうです。

まぁ、告示あたりになればもう少し情勢が明らかになるかとは思いますけれども、一つの目安として、各候補者の「2連ポスター」の相手に誰を選ぶのかで推定するというのはあるかもしれません。

衆院任期満了まで半年を切ると、立候補予定者の単独ポスターを貼るのは禁止されています。その理由は、PR合戦でお金がかかる選挙を防ぐためで、貼っていたポスターは、剝がさなければなりません。

ところが、政党が政治活動でポスターを掲げるのは制約がないため、「立候補予定者」と「別の誰か」そして「政党に関する表記」を1枚で同じ割合にすると、制約を回避でき、公示・告示まで貼れる「2連ポスター」になるのだそうです。

既に、都内でも自民党議員の「2連ポスター」が掲示されていますけれども、その相手がそれぞれバラバラという"珍事"が起こっているそうで、それだけ誰が勝つのか分からないということなのだと思います。

となると、勝負は自身の政策と信条を党員にアピールして党員票をどれだけ集めることが出来るのか。党内力学だけでなく、国民を向いた候補者が誰なのかがはかられる重要な総裁選になるような気がしますね。

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