総裁選と護る会と河野の不安

今日はこの話題です。
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1.決選投票の見通し強まる


白熱する自民党総裁選。巷ではどうやら一回目では決まらず、決選投票になるのではないかという見方が大勢となっているようです。

総裁選の議員票は、竹下元総務会長の死去にともない1票減り、党員票とともに382票になりました。

FNNは、岸田氏は、自身の岸田派や細田派など派閥横断的に支持を広げ、3割を超える議員票を固め、河野氏は、自身が所属する麻生派や無派閥議員、中堅・若手などを中心におよそ3割を固め、高市氏は、安倍前総理の支援をバックに、保守系議員などに支持を広げ、3割をうかがう勢い。そして、野田氏は、推薦人20人から支持が広がっていないと報じています。

3割を超えるだの、固めるだの、窺うだの、どの程度なのかよくわからないのですけれども、選挙コンサルタント会社「ジャッグジャパン」は総裁選への態度を表明した国会議員258人(22日午後9時現在)の内訳として、岸田氏91人、河野氏80人、高市氏66人、野田氏21人と明らかにしています。

この数字を使って、各候補の議員票の割合をざっくり計算すると、岸田氏35%、河野氏31%、高市氏26%、野田氏8%となります。確かに、これなら岸田氏は3割を超え、河野氏は3割を固め、高市氏は3割を窺うといってよいかと思います。

大本命と見られていた河野氏について、党員票に比べて議員票が拡大していないのですけれども、その理由として「脱原発」や「女系天皇容認」など保守派の反発を買ってきたこれまでの主張に加え、石破、小泉両氏の反作用があるからだと指摘されています。

石破氏は、安倍前総理を公然と批判し、麻生副総理とも不仲で知られていますけれども、麻生派中堅議員によると、麻生派の河野氏が石破氏と組んだことで、「同じ派閥の議員が何人か離れた」のだそうです。

一方、党員票はどうか。

共同通信社が9月17、18両日に行った全国の党員・党友支持動向調査によると、新総裁にふさわしい人として、河野氏が48.6%で最多。次が岸田氏で18.5%、高市氏は15.7%で追い、野田氏は3.3%でした。

調査では、「まだ決めていない・分からない」の回答は13.9%あり、これを4氏に均等配分すると、河野氏52%、岸田氏22%、高市氏19%、野田氏7%となります。

これらの割合をそれぞれ議員票、党員票に換算して合計すると、河野氏317票。岸田氏217票。高市氏171票。野田氏57票となります。これだと、どの候補も過半数382を超えませんので、決選投票は不可避です。

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2.日本の尊厳と国益を護る会の質問書


9月22日、自民党内の議員連盟「日本の尊厳と国益を護る会」は、「総裁選における護る会の質問書に対する回答」を公開しました。

「日本の尊厳と国益を護る会」は、2019年6月12日に自民党の青山繁晴参議院議員ら5人の議員が立ち上げた議員連盟で、会の目標として、父系の皇位継承、外国資本による土地買収の拡大防止、スパイ防止法の制定を三本柱として掲げています。

今回の質問書は、総裁選に出馬する各候補に対し、「日本の尊厳と国益を護る会」の三本柱と、目下の課題についての計7項目について質問をしたものです。質問内容は次の通りです。
A.【三本柱についてのお尋ね】

1.護る会は、天皇陛下のご存在をお護りするために、父系一系による皇位継承を安定させる仕組みをつくることを提案しています。
 現況は、旧宮家からの皇統復帰を中心に置く提言書を、歴代総理に手交済みです。この課題をいかがお考えでしょうか。
 護る会は女系天皇や、それに繋がる女性宮家の創設に反対しています。それについても具体的に言及しつつ、お答えを願います。

2.護る会は、中国・韓国をはじめ外国による国土侵蝕を阻止し、国土を回復することを提案しています。
 現況は、第一歩となる重要土地調査・規制法が成立、これを基に前進する段階です。
 この課題をいかがお考えでしょうか。

3.護る会は、日本のインテリジェンス能力を高め、いわゆるスパイ防止法を制定することを提案しています。
 現況は、これに関連する経済安全保障の17か条を政府に提示しています。この課題をいかがお考えでしょうか。


B.【目前の重大課題についてのお尋ね】

1.中国の武漢から始まった感染症は、日本国民と世界の民の命を奪い、生活と絆を破壊し続けています。政府の緊急事態宣言をはじめとする対応は、十分な効果を挙げているとはとても言えません。ワクチン接種も自治体での接種や職域接種が積極的に行われようとするときにワクチン供給が滞るなど遅れの問題が解消されたとは言えません。
岸田立候補予定者が総理総裁となられれば、感染症を一日も早く収束させるために、いかなる対策を、失敗の教訓も踏まえて執られるでしょうか。

2.この感染症によるパンデミックは、日本国民の仕事をも不当に奪い、経済全体が「需要の一気消滅」といったかつてない壊滅的打撃を受けています。
 政府は生活への直接支援、あるいは中小零細企業をはじめ産業支援を遂行してきました。しかし生活苦に直面する国民は多く、格差は拡大し、産業も業種による状況の差が大きくなっています。
 岸田立候補予定者が総理総裁となられれば、これらを急速に克服するために、いかなる新規対策を執られるでしょうか。

3.パンデミックは、今や変異株によって若い命をも奪い、保育園から大学・大学院に至るまで教育現場にかつてない危機と困難をもたらしています。この事態への対策も、行き届いているとはとても言えません。
国の未来を担う国民を直ちに救うために、岸田立候補予定者が総理総裁となったとき、いかに有効な策を遂行されるでしょうか。

4.総体に、危機への弱さがあらためて露呈した日本を、国家危機管理が強靭な日本に変えるための策を、岸田立候補予定者はいかにお持ちでしょうか。
これに対し、岸田氏、高市氏、野田氏はそれぞれ回答しました。
総裁選における護る会の質問書に対する回答  (a) 岸田候補
総裁選における護る会の質問書に対する回答  (b) 高市候補
総裁選における護る会の質問書に対する回答  (c) 野田候補

ところが、河野氏の選対は次のようなメールにて回答を拒否しました。
日本の尊厳と国益を護る会
事務局長 高木啓 先生

貴議員連盟からいただきましたご照会につきまして、
ご活動は理解いたしている心算ですが、
文書にて回答申し上げる用意がございませんので、
しっかりご趣旨を承ったことでご報告に代えたく存じます。

河野太郎 選挙対策本部政策担当
この対応は、ネットで話題となりました。

ところが22日になって、河野氏サイドから、回答するとの連絡が入ったのだそうです。取次をした山下雄平参院議員によると、「河野候補は、護る会の質問書についても、『あれは俺が青山さんから直接、受け取って、回答するって青山さんに返事したんだよ。回答しないとメールを送ったなんて知らなかった』、ということなんです」というのですね。

けれども、「日本の尊厳と国益を護る会」代表の青山繁晴参院議員は「河野さんから〆切までに回答が来なくて、野田さんの立候補表明に合わせて〆切を延ばし、その野田候補からは素早く回答が来て、しかし河野候補からは、延長した〆切にも何の回答も、連絡もありませんでした。この間、護る会は何度も、河野候補に連絡しているのです。そして最後に、つまり延長した〆切も過ぎた翌日に、断りのメールが来ました」とその裏側を明かしています。

河野氏が知らなかったというのがどこまで本当だったのか分かりませんけれども、もしこの通りであったとしたら、選対の暴走であり、河野氏は自身の選対と意思疎通できておらず、コントロールも出来ていないことになります。

自分の選対もコントロールできないのに、総理として国家を率いていけるのか、正直不安がよぎります。


3.おう、どうした?


河野氏に対する不安の声は他にもあります。昨日のエントリーで取り上げた、中国共産党と関係が深いのではないかと噂されている親族企業の日本端子の件もそうです。

週刊文春によると、日本端子は、河野氏が代表を務める「自民党神奈川県第15選挙区支部」に、2012年12月4日付で、100万円を献金。2014年にも計250万円、他の年にも数百万円の単位で献金しており、河野氏が初当選した1996年以降、日本端子から河野氏の政治団体への献金を合わせると、約3000万円に及ぶと報じています。

日本端子の件は既にネットで散々批判されていますけれども、その対中姿勢を不安視するのは仕方ないと思います。

"エゴサ大王"の河野氏が、この件でネットが炎上しているのを知らない筈もありません。

産経新聞記者の阿比留瑠比氏によると、河野氏はある自民党重鎮の大物議員に普段は滅多に掛けない電話を掛けてきたのだそうです。そのやり取りは次のようなものであったとのこと。
重鎮議員「おう、どうした?(・⊿・)」
河野氏 「モゴモゴ……」
自分で電話を掛けておいて、河野氏は、具体的な話を一切しなかったようです。その重鎮議員は別の人に「河野から電話があったが、あれはなんだったんだろう(・⊿・)」と漏らしたとのことです。

阿比留氏は、自分に影響力があり、また今後頼らないといけない人に、今回の問題についてどう思っているかなんとなく探りを入れたかったのではないかと類推しています。

これが本当であれば、河野氏は相当気にしているということです。




4.短命で終わるぞ


今のところ、河野氏はこの問題について、対外的には「問題ない」という態度でいますし、マスコミも大きくは報道していません。

けれども、この問題を放置すると、後々痛い目を見る可能性があると思います。

それは、総裁選が終わるまではマスコミは河野氏を持ち上げ、いざ総理になった途端、このネタで散々叩いて評判を落とし、総選挙で自民党を敗北させるということです。一粒で二度おいしい。

あるいは、中国がマスコミに工作して、たとえ総選挙で自民党がなんとか政権を持ったとしても、このネタを使って、いつでも、いくらでも脅して意のままに操ろうとする可能性だってあります。

それに、河野氏の党内支持が若手中堅に偏り、大派閥からの支持も十分に得られないままだと、党人事や組閣だって思うようにいかないことだって考えられます。

9月21日、河野氏は、衆院当選3回以下の議員でつくる「党風一新の会」との意見交換会に出席しました。その中で、党が首相官邸主導による「政高党低」の構図となっていると指摘されたのに対し、「国会で説明責任を負うのは政府。政高党低じゃなきゃ困る」と持論を述べ、政策立案に関しても「副大臣、政務官のパワーアップが必要。部会でギャーギャー言っているよりも、副大臣、政務官チームを半ば非公式に作ったらどうかと思う」といったそうです。

この発言に自民党の佐藤正久外交部会長は「外交部会長として受け入れ難いし、部会で国民の声を政策や議員立法にしている議員にも失礼……副大臣充実はいいと思うが、若手はその場で反論しなかったのか。残念」とツイッターで怒りを露わにしています。

政策立案において、党や部会は大きな役目を果たしているのも事実です。それを軽視して、代わりに副大臣、政務官チームに重点を置くのであれば、それなりの人材を揃えなければなりません。

けれども、大派閥の親分を味方にすることなく総裁選に出馬した現状、どうやってその人材を揃えることが出来るのか。

そもそも、先に述べたように自身の選対が「日本の尊厳と国益を護る会」に勝手に回答するなど、コントロールできていない現状を見ると、副大臣、政務官チームであろうが、党や部会であろうが纏めることができず、無茶苦茶になるのではないかと不安になります。

そして、結局は、河野氏の周りはイエスマンばかりとなって、「思い付き」の政策を出しては、日本を混乱に陥れるのではないかとさえ思ってしまいます。

河野氏は総裁選出馬に当たり、所属する麻生派の麻生副総理と何度も会談していますけれども、周辺議員は「麻生会長は反対しているというより、『今回でいいのか。短命で終わるぞ』と言いたいだけ」と述べていたと伝えられています。

もしも、河野政権が誕生することになったとしても、それは本当に短命で終わるかもしれませんね。


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