自民党総裁選始まる

今日はこの話題です。
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1.野田聖子氏が立候補を表明


9月16日、自民党の野田聖子幹事長代行は党本部で記者会見し、総裁選への立候補を表明しました。

野田氏は三原じゅん子厚生労働副大臣、木村弥生衆院議員、宮路拓馬衆院議員とともに記者団に対し「必要な推薦人20人を整えていただき、出馬することになった」と語りました。

立候補の理由について野田氏は、「各候補者のさまざまな政策はすばらしいものばかりだが、私が政治家として取り組んできている小さき者、弱き者を奮い立たせる政策を見つけ出すことができなかった。日本が求められているのは多様性、人口減少、高齢化の中で次の日本を作るために、これまで主役になれなかった女性、子ども、高齢者、障害者がしっかりと社会の中で生きていける、そして生きる価値があるんだとそういう保守の政治を自民党の中で作り上げていきたい……これからしっかり明日に向け準備したい。明日からの論戦で個別の政策については披露させていただきたい」と述べ、記者からの質問は受け付けませんでした。

推薦人20人を整えていただき、という時点で、自力で20人集められなかったことを自白していますし、論戦で個別の政策については披露すると言ったきり、記者質問を受け付けませんでした。

今回の総裁選では、野田氏の推薦人として衆院初当選同期や地元岐阜県選出など野田氏と縁の深い議員だけでなく、独自候補を立てない二階派や竹下派に所属する議員が見られます。

野田氏陣営は当初、石破氏が率いる石破派の取り込みを狙っていたのですけれども、石破氏が15日に自身の不出馬と河野氏への支持を表明したことから、お流れになったようです。

野田氏は、14日に更新した自身の会員制交流サイトで、「『子ども・女性・障がい者・介護政策、貧困の格差』に触れている候補者がおらず、とても残念な気持ちになった……コロナ禍で女性たちが抱える孤独感や困難に寄り添うことから始めたい」と総裁選への決意を示しました。

まぁ、他候補との差別化を図っているのでしょうけれども、総裁としても準備不足の感は否めません。


2.河野氏の選挙戦略


日本テレビが9月11日と12日に自らを自民党員・党友と答えた1019人に対して行った世論調査で「次期自民党総裁選に出馬を表明あるいは検討している人」の中で、25%と堂々1位の座を占めた河野氏ですけれども、野田氏の出馬で目算が狂ったとの声も上がっています。

今回の総裁選は、国会議員票と党員・党友票をそれぞれ383票ずつ、合計766票で争われる、いわゆるフルスペックの選挙です。過半数を獲得した候補がいなければ、上位2人が国会議員票と47都道府県連に1票ずつの合計430票による決選投票で当選者を決める仕組みです。

河野陣営は、自身の知名度と地方人気の高い石破氏の協力を武器に党員票を集め、初回の投票で過半数を得る戦略を描いていました。というのも、決選投票となれば、河野氏を嫌う3位以下の陣営が2位の陣営と組んで逆転することもあり得るからです。

実際、2012年の総裁選では、決選投票の結果、1回目の投票で2位だった安倍晋三前総理が石破茂前政調会長を破って勝利したことがあります。

野田氏は選択的夫婦別姓に賛成するなど、河野氏と主張が近い傾向もあることから、ある閣僚経験者は「野田氏の出馬で、河野氏が一番割を食う」と見ていると伝えられています。

また、16日、野田氏の出馬について、国際政治学者の舛添要一・元東京都知事は「長老たちの思惑通りだ……これで1回目に過半数を制する候補は生まれそうにない。そうなると、決選投票がヤマだ。1回目の1位が勝つとは限らない。派閥が動くのはそのときだ」とツイートしています。


3.どこまで手を伸ばしても星に届きはしない


世論調査では人気の高い河野氏ですけれども、実際の河野陣営の党員票の読みはどうなのか。

党員票と聞くと、一般国民が個人で党員になっているようなイメージを持つかもしれませんけれども、実際は、業界団体に属する、所謂「職域党員」が選挙を大きく左右します。

総裁選で投票資格を持つ自民党員は約114万人。党関係者によれば、このうち4割が、建設業や農業、医療関係など党の支持団体が設ける職域支部に属するのだそうです。

例えば、日本医師会の政治団体「日本医師連盟」の場合、会員約6万人のうち自民党員は約2万人と言われています。

これらが団体票として特定候補を応援するとなったら、当然ながら党員票も積みあがっていきます。

どうやら、河野氏はこの職域票に苦戦しているようなのですね。

というのも、既得権益を否定し、改革を掲げる河野氏はその突破力から、自民党の秩序を破壊する"壊し屋"のイメージが定着しているとも指摘されています。

確かに、いまは封印したかに見える「脱原発」にしても、自然と原発はなくなっていくなどという自然任せで行くわけがありません。高市氏のように核融合炉を開発するというのならともかく、ただ再生可能エネルギー云々などと、どこまできちんと考えているのか分かりません。

ある大手電力幹部は「河野さんだけは勘弁してもらいたい。日本のエネルギー政策、エネルギー業界はぼろぼろになるだろう」と警戒心を隠しません。

今回の総裁選では、何人かの議員が早々に河野氏支持を表明していますけれども、今になって「こんなに不人気だと思わなかった」と愚痴っているとの話もあるそうです。

人はどこまで手を伸ばしても、星に届きはしないのです。


4.激戦の国会議員票


では、国会議員票はどうか。

自民党本部は、所属の国会議員383人に対し、9月6日から支持動向調査を行い、うち95%に当たる363人の意向を確認しています。

9月16日現在、岸田氏と河野氏が約2割、高市氏は約15%の支持を得ており、野田氏は約10人の支持を集めているとのことです。

岸田氏は、自らの岸田派46人の殆どの支持を受けているほか、細田派(96人)、麻生派(53人)のベテランや参院議員に支持を広げています。

河野氏は所属する麻生派の3割強が支持すると答え、二階派(47人)、石破派(17人)の中堅・若手に加え、菅総理に近い無派閥の衆院議員グループの大半も河野氏支持とのことです。
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安倍前総理が支持する高市氏は、細田派の約4割が支持する意向を示したほか、無派閥の保守系議員も支持しています。
調査に応えた363人の票を回答
割合で計算すると、議員票は岸田氏と河野氏が73票。高市氏が55票。野田氏が10票となります。上位三人は議員票でも接戦といっていい状況です。

現時点では、4割弱の議員が「未定」「答えない」としていますから、最終的にどうなるかはまだ分かりません。

ただ、岸田氏と河野氏の後を追う高市氏について、一説には党員票で岸田氏に並んだとか議員票で100票を固めたなんていう話もあるようですから、蓋を開けてみれば吃驚仰天なんて事態もないとはいえません。




5.党員の意思と国民の意思


9月16日、飯島勲内閣官房参与は、共同通信放送協議会運営委員会で講演し、直後に衆院選が実施される政治日程を踏まえ、国会議員票の比重が大きい決選投票で地方票の結果が覆されれば「党員の意思を無視した自民党として衆院選で大打撃を受ける」と述べました。

飯島氏は、今回の総裁選に立候補表明した4人のうち、岸田氏が「小泉改革以降の新自由主義的な政策の転換」を打ち出したことを挙げ「安倍政権の政調会長として、自身が批判する新自由主義的政策を担ってきた」と矛盾を指摘。河野氏については原発再稼働容認に転換した点に触れ「持論を封印してどうするのか」と疑問を呈しました。

また、高市氏に対しては「総裁選に勝つためではなく、自民党支持の保守層を固めているにすぎない」との見方を示しました。

確かに、党員の意思を無視して総裁を選んだら、直後の衆院選でしっぺ返しが来るであろうことは理解できます。

ただ、それは自民党員の意思と国民の意思が一致していることと、党員投票で一位の候補が二位以下に大きく差をつけた場合という前提があるのではないかと思います。

先の日テレの世論調査どおりであれば、河野氏が党員票で圧勝することも予想できなくもありませんけれども、野田氏の出馬で、決選投票になる公算が高いという観測もあることを考えると、党員票の一位が一回目の投票で圧勝する可能性は低いのではないかと思います。

いよいよ自民党総裁選が始まりました。注目ですね。

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