高市早苗氏の総裁選出馬宣言

今日はこの話題です。
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1.高市早苗氏の総裁選出馬宣言


自民党の高市早苗前総務相が、8月10日発売の雑誌「文芸春秋」9月号に「総裁選出馬宣言」となる論文を寄稿しました。

高市氏は「仮に菅内閣の支持率が1%になったとしても、その任期中は支え続ける」としながらも、「菅総理が力強い発信をできなくなっているのはなぜか。それは、自民党員や国民の皆様の十分な信任を受ける機会がなかったからだと思う……社会不安が大きく課題が多い今だからこそ、今回、私自身も総裁選に出馬することを決断した」と自身の総裁選出馬を明言しました。

高市氏は「私は、国の究極の使命は、『国民の皆様の生命と財産を守り抜くこと』『領土・領海・領空・資源を守り抜くこと』『国家の主権と名誉を守り抜くこと』だと考えている」と政権構想「日本経済強靭化計画」の一部を披露し、大胆な「危機管理投資」と「成長投資」が必要だと訴えています。

具体的には、「『危機管理投資』とは、自然災害やサイバー犯罪、安全保障上の脅威など様々なリスクについて、『リスクの最小化』に資する研究開発の強化、人材育成などを行うことだ……『成長投資』とは、日本に強みのある技術分野をさらに強化し、新分野も含めて、研究成果の有効活用と国際競争力の強化に向けた戦略的支援を行うことだ……今後、中国共産党が日本社会への浸透と工作を仕掛けてくる可能性もある……日本国内の企業や大学や研究機関の内部に設置された中国共産党組織が、先進技術や機微技術の流出拠点となる懸念も大きい」としたうえで、法制度整備と体制強化を提案しています。

見るからに安倍路線というか保守を強く意識した内容に見えます。

高市氏はかつて最大派閥の町村派(現細田派)に所属していたのですけれども、現在は無派閥で、総裁選出馬には党所属国会議員20人の推薦が必要になります。


2.無投票再選か総裁選か


高市氏の総裁選出馬に関して、自民党関係者は「安倍前総理に近く、後ろ盾になってもらって出身派閥の細田派から推薦人を借りるしかない。安倍さんの了承を得ない限り、立候補は困難です」と述べていますけれども、高市氏は、8月3日に、安倍前総理と衆院議員会館で会談しています。

無論、推薦人含め出馬についての相談があったであろうことは想像に難くありません。

他の別の自民党関係者は「5月に月刊誌で安倍さんが『ポスト菅』候補に挙げた4人にも、稲田さんの名前はなかった。結果、稲田さんに期待した党内右派の間で『高市さんこそ、われわれの女性代表』とおだてる風潮が高まったのは事実。本人も勘違いしているのかもしれませんが、安倍さんの推す4人には高市さんも入っていない。安倍さんが推薦人を回すとすれば、菅総理の無投票再選批判を封じ込める理由以外には考えにくい」とコメントしています。

安倍前総理の推す4人というのは、茂木・加藤・下村・岸田の4氏で、5月26日発売の月刊誌「Hanada」のインタビューで語ったものです。

安倍前総理はこのインタビューで「次期衆院選で与党が勝てば党総裁選で首相が無投票再選されるべきだ」との考えを示していますけれども、菅政権の支持率が低迷し、次期衆院選の勝利を不安視する声が上がる状況をみるに、与党が勝つと軽々しく言える状況ではなくなってきているようにも思えます。

先述の自民党関係者は、高市氏の総裁選出馬は、菅総理の無投票再選批判を封じ込めるためだと述べていますけれども、複数の候補者による本格的な総裁選戦が行われれば、メディアの注目は自民党に集まります。

菅総理は東京五輪で内閣支持率の回復を目論んでいたとも言われていましたけれども、その思惑は今のところ上手くいっていません。

となれば、総裁選でのメディア露出や論戦を行って国民にアピールしてから衆院選に入るというシナリオも浮上してきます。


3.まあ、そんなもんじゃない


8月10日、麻生太郎財務相は閣議後会見で、報道各社の調査で約3割程度に低迷する内閣支持率について、「まあ、そんなもんじゃない。それが驚くかっての?別にそんなもんだと思ってます」と答えました。

麻生財務相は他党の政党支持率を記者に尋ねた上で、「少なくとも、自民党が減ったなら野党は伸びてなくちゃね。それが実感です」と述べました。

一見、野党支持が伸びてないから大したことないと軽く回答したかのように見えなくもありませんけれども、筆者には逆に菅総理への警告のように聞こえました。

つまり、今の菅総理の政権運営に駄目だしとはいわないまでも、内閣支持率程度の点数しかやれないと暗に言っているのではないかということです。勿論ワクチン接種などやるべきところでは成果を出してはいるのですけれども、結果として武漢ウイルスを封じ込められてはいませんし、緊急事態宣言にしても、発出しては解除の繰り返しで、出口がどこにあるのか、いつになったら抜けるのかを示すことも出来ていません。

そのタイミングで、高市前総務相の総裁選出馬宣言と政権構想「日本経済強靭化計画」の一部公開です。

その意味では、麻生財務相の「そんなもんだ」発言は、高市前総務相が提言した政策を取り入れるなど大胆な政策転換をするとか、あるいは内閣改造など思い切ったことをやらないのなら、次の総裁選で支持できないぞという警告なのではないかという気さえしてきます。


4.プレッシャーを受ける菅総理


もしも、高市前総務相の総裁選出馬宣言も麻生財務相の「そんなもんだ」発言も菅総理に対する圧力として使われたのであれば、高市前総務相も"良い面の皮"というか"かませ犬"というか、そんな扱いだということになりますけれども、高市新総裁の可能性もないとはいえません。

それは、菅総理が路線変更できず、内閣支持率がズルズルと下がっていく場合です。

NHKの8月の世論調査で内閣支持率は29%、自民党の支持率が33.4%の合計52.4 62.4%で、内閣支持率と与党第1党の支持率の合計が50%を割ると、その内閣は倒れるといういわゆる「青木の法則」まで僅かしかありません。

来月の世論調査で"青木率"が50%を割るようなことがあると、解散総選挙を打てないまま、総裁選に雪崩れ込む可能性も出てきます。

そこで、万が一、高市新総裁誕生ともなれば、政権史上初の女性総理誕生かと話題性抜群。選挙の顔になります。

まぁ、そのときは実際の政権運営は、安倍前総理など重鎮が支える「リモコン」状態になるかもしれませんけれども、高市前総務相を総裁選に出しておけば、総選挙が危うくなって万事休すとなっても、最後のカードとして、高市前総務相を矢面に出すという選択肢も取れるという訳です。

あるいは、これはただの妄想ですけれども、近いうちにアメリカのバイデン大統領が何等かの理由で任期を全うできず、カマラ・ハリス副大統領の大統領昇格の可能性も考慮したのかもと勘繰ってしまいます。

いずれにしても、高市前総務相の総裁選出馬宣言は、菅総理にとって大きなプレッシャーになるのではないかと思いますね。


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この記事へのコメント

  • 青木率は62%の間違いではないでしょうか?
    2021年08月14日 11:51
  • 日比野

    名無しさんへ。

    ご指摘ありがとうございます。修正しました。

    今後ともよろしくお願いいたします。
    2021年08月14日 16:50