ガーディアンズ・オブ・センカク

今日はこの話題です。
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1.ガーディアンズ・オブ・センカク


6月21日、一般社団法人「国際平和戦略研究所」と国会議員らでつくる安全保障議員協議会は、尖閣諸島情報センター構想「ガーディアンズ・オブ・センカク」を発表しました。

この構想は、尖閣諸島とその周辺海域の実情を身近な情報として日本国民に継続的に提供することで、尖閣諸島が日本の施政権下にあることを周知させるというものです。

計画では、客観性が高く、事実に基づく最新の映像データを高頻度で継続的に提供し、注目が集まった段階で、尖閣諸島にまつわる様々な歴史秘話やエピソードなど関係者の証言を集めて番組形式での情報提供も考えて行くとしています。

計画に挙げられている"事実に基づく最新の映像データ"とは何かというと、現地スタッフが船で尖閣諸島に近づき、船上カメラやドローンで撮影した映像で、それを石垣島本島の駐在員を経由して伝送し、ネットにアップするとのことです。

ドローンでの撮影は、飛行高度150m未満は飛行許可が不要で、高度120mでも水平線まで84kmくらいあるそうですから、「領海」の約22.2kmはもとより、「接続水域」の約44.4kmあたりまで十分にカバーできることになります。

今のところ、情報処理に数日要するため、当初は録画映像の配信ですけれども、半年後を目途にライブ配信できる態勢を構築するとしています。

筆者は、8年前になる2013年9月のエントリー「尖閣を24時間監視せよ」で、高性能のカメラを装備した飛行船を尖閣上空に浮かべてやって、尖閣海域と周辺空域を撮影し、その動画をネットに24時間ライブ中継してやればどうか、と述べたことがありますけれども、ようやくにしてそういう動きが出てきた訳です。

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2.安定的な維持管理


6月22日、加藤勝信官房長官は記者会見で、この尖閣諸島情報センター構想について、「個々の団体の活動、構想について政府としてコメントは差し控える」とした上で、尖閣は日本が"有効に支配"していると前置きし、「尖閣諸島及び周辺海域におけるさまざまな活動については、この地域の安定的な維持管理という目的に照らし、政府において適切に対処する」と述べました。

また、ドローンの撮影についても「同様の観点から対応することになる」としています。

加藤官房長官のいう「政府において適切に対処」が一体何を指すのかよく分かりませんけれども、既に中国は、尖閣侵略の下準備を着々と進めています。

2020年10月、中国政府・国家海洋局直属の国家海洋情報センターは、尖閣の領有権を訴える「​中国釣魚島デジタル博物館」を作りました。これは3D画像による仮想の博物館で、展示内容は歴史写真、映像資料、文献資料、法律文書、実物シミュレーション、各種模型、アニメストーリー、新聞記事、学者の論文などで、中国側が領有権の根拠とする文献や地図を展示しています。

中国側は今年4月27日、このサイトに日本語版と英語版を設けました。

中国がこのタイミングで日英版をつくったのは、4月16日に発表した日米首脳の共同声明への反発があるのではないかという見方もあり、中国自然資源省も4月26日に尖閣諸島と周辺海域を独自に測量した調査報告書を発表し、地形図や画像を公開しています。

実効支配出来なければ、CGを使ってでも証拠を捏造してくるのがあの国です。

それを考えると、対抗する意味でも、尖閣諸島情報センター構想で尖閣周辺の映像情報を広く公開するのは非常に意味があることだと思います。




3.中国は外交下手だ


尖閣問題について、大きな声で世界にアピールしない外交下手な日本に対し、尖閣周辺に毎日のように船を出して尖閣が自国のものであるとアピールする中国は外交上手だなんていう意見はよく耳にするのですけれども、その反対に中国は外交が下手だという意見もあります。

元東京大学大学院准教授でベトナム・ビングループ主席経済顧問の川島博之氏は、中国は、尖閣諸島の周辺海域に公船を頻繁に侵入させていることで、日本に嫌中感情が蔓延。その結果、習近平主席の国賓来日が潰れてしまったと指摘しています。

そして、2020年11月に日本を訪問した王毅外相は習近平主席の国賓来日の地均しを行うつもりだったのが強硬な発言を繰り返して、かえって日本の嫌中感情を強めてしまったと述べています。

川島氏はその理由として、中国の外交には「秦檜の亡霊」がつきまとっていると指摘します。

秦檜(しんかい、1091—1155)は、南宋の宰相で、女真族の金との講和を進め、和議を結んだ人物です。秦檜は、その過程で、講和に反対する多数の将軍や政治家の官職を剥奪して身分を落とし、救国の英雄と言われた岳飛に至っては反逆罪で謀殺しました。

秦檜は主戦派を抑圧して権力を握り、1141年に金が占領している国土を割譲し、宋が金に毎年銀25万両と絹25万疋を金に貢する「紹興の和議」を結びます。

この条約は、南宋が事実上、金の朝貢国になることを意味しました。その後、中国では、秦檜は売国奴、国賊と罵倒され続けました。川島氏によると、今でも、「あいつは秦檜だ」などと噂されれば、左遷される危険があり、悪くすると冤罪をでっち上げられて、逮捕されるかもしれないのだそうです。

従って、中国海洋警察の責任者は、尖閣諸島の接続水域への侵入を躊躇していると、陰で「あいつは秦檜だ」などと言われ、失脚させられてしまう可能性がある。よって、前任者が尖閣諸島沖の日本領域に3日に1回侵入していたのなら、自分は2日に1回侵入する。そして、次の担当者は毎日侵入する、という具合にどんどんエスカレートすることになると川島氏は指摘しています。

こんなことで、「信頼され、愛され、尊敬される」中国のイメージなんて作れる筈もありません。

やはり、中国は自身の"中華意識"を克服しなければならない時が近づいているのかもしれませんね。


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posted by 日比野寿舟 at 06:24Comment(0)

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