武漢ウイルス研究所とファウチ

今日はこの話題です。
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1.武漢ウイルスのアメリカ起源説


5月28日、世界保健機関(WHO)は武漢ウイルスの起源に関して、近く次の調査の検討を始める方針を明らかにしました。

再調査については、ジュネーブのアメリカ代表部が声明でWHOに要求したのですけれども、WHOの事務局は、次の調査に向けた提案を準備し、テドロス事務局長が加盟国と検討する見通しだとしています。

アメリカは、先日、バイデン大統領が情報機関に武漢ウイルスの起源調査を指示しましたけれども、記者団から「90日間の調査後に完全な報告書を公表すると約束するか」と問われ、「する。私の知らない何かがあれば別だが」と答えています。

やはり、流れが変わってきています。

アメリカが情報機関向けに武漢ウイルスの起源をめぐる調査の強化を指示したことについて、中国は反発。

中国外務省の趙立堅報道官は「アメリカは事実や真実を全く意に介さず、ウイルスの起源についての真剣な科学的研究にも関心を示さない。念頭にあるのはパンデミックを利用して中国に汚名を着せることだけだ。政治的操作によって非難の矛先を変えようとしている……疑惑に包まれたフォートデトリックや、世界に200以上存在するアメリカの生物学研究所にどんな秘密が隠されているのか……アメリカは世界に説明する義務がある」と述べました。

フォートデトリックとは、アメリカ・メリーランド州フレデリックにある、アメリカ陸軍の生物医学研究施設です。フォートデトリックでは、1943年から1969年にかけてアメリカ合衆国生物兵器プログラムの中心施設として生物兵器の開発や実験、生産が行われたとされています。

このフォートデトリックは2019年7月に閉鎖されています。

フォートデトリックについては、昨年3月から中国国営メディアが報じ始め、今年になってから中国国内で注目を集めるようになっています。

今年2月にWHOの武漢現地調査が終了した際、中国外務省はアメリカも中国にならってWHOの専門家を招き、「発生源の追跡調査」を実施させるよう求めています。

3月9日、中国外交部の定例記者会見では、記者から「中国当局は、アメリカのフォートデトリック研究所の『調査』を呼び掛けている。この施設では危険な病原体の研究が行われているとされるが、このことが公衆衛生に潜在的な脅威をもたらし得ると認識しているか……世界各地のこのような実験室はより厳格な外部からの審査を受けるべきか」と質問され、趙立堅報道官は「関係国も中国と同様に、ウイルスの起源の追跡に関して世界保健機関(WHO)との協力を望んでいる。その面で中国は手本を示している。関係国にも同様のことをしてもらいたい」と強調しています。

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2.フォートデトリック・バイオラボを調査する時が来た


武漢ウイルス再調査を要求する声の高まりに、中国政府は、アメリカのフォートデトリックを調査しろと一段を声を荒げ、打ち返そうとしています。

5月26日、環球時報は、「フォートデトリック・バイオラボを調査する時が来た」という社説を掲載しました。

件の社説では、「アメリカの情報機関は、中国の武漢ウイルス研究所の3人の研究者が2019年11月にCOVID-19の症状で発病したという誤った情報を流した」とし、第2期WHO調査について「武漢だけを対象とした調査ではなく、世界規模の調査であるべきだ。今年の初めに武漢を訪れたWHOの専門家チームは、すでにウイルスが中国の研究所から流出した可能性は極めて低いと結論づけている」と主張しました。

更に、「アメリカが同盟国と組んでWHOの報告書に『非独立』『非透明』のレッテルを貼るのは、WHO専門家チームの科学的精神よりも自らの政治的目標を優先している」と反発しました。

また、27日には「ウイルスの起源調査に情報機関を充てるのは政治的な動きだ」という社説で、「WHOの専門家チームは、今回のパンデミックが武漢の実験室からの漏洩から始まったという可能性を基本的に否定している」とし、ウィルスの起源を諜報部員に探らせることは「強い政治的シグナルだ」と批判しています。

そして、「アメリカ政府の最終的な目標は、パンデミック発生の責任を中国に負わせ、中国の国益を著しく阻害する新たなツールを作ることだ」と述べ、トランプ政権時代は中国に矛先を向けても民主党や主流メディアがそっぽを向いていたのが、今や政権を握った民主党が共和党政権の中国抑圧戦略を継承し、流行に関して中国を非難する最前線にいると指摘しています。

それに加えて、かつては多くの乖離があったアメリカとヨーロッパについてもバイデン氏が、欧米内での対中圧力の調整を強化した結果、アメリカがパンデミックを巡って中国に邪険にしたり、不当な動きをしたりしても、欧米で反対される可能性は低くなったとし、我々は、いかなる幻想も捨てる必要があると嘆いています。


3.200ページの付録


中国はWHOが今年1月から2月の調査で、武漢ウイルスは動物から人に感染した可能性が高いとする報告を盾に研究所漏洩説を否定していますけれども、そのWHOの報告書自体に疑義の目が向けられています。

5月25日、アメリカのCNNは、WHO専門家チームが発表した報告書には200ページに及ぶ付録が添付されていて、付録には、中国保健当局が2019年12月、人体から採取した新型コロナウイルス類のサンプル数千点を保存していたものの、後に破壊された過程が書かれていたそうです。

WHOは、それにもかかわらず、「このサンプルを検査できなかった」と報告しています。

また、付録には最初の感染者である武漢市内の40代男性が2019年12月に接触した28種の食品リストや、野生動物を販売する市場を訪れたことが書かれています。

実際、WHO調査チームは今年2月の武漢での会見で、「新型コロナ発症が初めて報告される前の2019年12月、武漢で既に13種の変異ウイルスが広範囲に拡散していたことを確認した……中国が調査を阻んだ数十万点の血液サンプルに接近しようと努力しているところだ」と明らかにしています。

これについて、CNNは「中国の情報隠蔽疑惑と共に、『再調査が必要だ』との見解が書かれていたが、きちんと検討されていなかったと報じています。

中国はWHOの現地調査そのものを拒んで、発生から1年以上過ぎてからようやく受け入れた上に、採取したウイルス類のサンプル数千点を破壊したともなれば、誰がどうみても隠蔽かと疑います。

中国政府は再調査を要求するバイデン政権を「政治的だ」などと批判していますけれども、サンプルを破壊し、1年以上もWHOの調査を拒んだ中国政府の方がよほど政治的だといえます。


4.ファウチの闇


そして、もう一つ、中国が批判している存在がいます。

アメリカ国立アレルギー感染症研究所のアンソニー・ファウチ所長です。

3月25日、環球時報は「アメリカのエリートは道徳性をさらに退化させ、ファウチもその一人である」との記事を掲載しました。

記事では「ファウチ博士は、COVID-19のパンデミックが自然に発生したものであるとはもはや確信していないと述べた。また、メディアの報道によると、『中国で何が起こったのか、引き続き全力で調査すべきだと思う』と述べている」と述べ、アメリカのエリートは裏切っていると批判しました。

そして、ファウチのようなアメリカの専門家は、専門性と影響力で、中国のトップ専門家には敵わないとこき下ろし、アメリカの専門家は、政治的、イデオロギー的な闘争に参加することに興味を示していると罵っています。

5月29日のエントリー「武漢ウイルス人工説へと流れが変わるアメリカ」で、国務省が発行した武漢ウイルス研究所での活動というファクトシートについて取り上げましたけれども、そのファクトシートには、武漢ウイルス研究所は、キメラウイルスを作るための「機能獲得」研究を行ってきたと指摘しています。

機能獲得研究とは、病原体を遺伝子操作して病原体が持つ機能を増強したり、病原体に機能を付加したりするものです。

ファウチ氏は、機能獲得型ウイルス研究では「ゴッドファーザー」とも呼ばれる第一人者ですけれども、彼は、アメリカ国立アレルギー感染症研究所が武漢ウイルス研究所での中国の研究に資金を提供しており、彼がそれに深くかかわっていたとの疑いが掛けられています。

果たして、提供された資金で、武漢ウイルスが作られたのかどうかはまだ分かりませんけれども、これでは、増々武漢研究所で何が行われていたのかと注目が集まるのは間違いありません。

中国は、ファウチ氏を中国の専門家に及ばないとこき下ろして見せていますけれども、その前にファウチ氏のことを「裏切った」と言っているのですね。

裏切ったということはその前は自分達の味方だと思っていたということです。実際ファウチ氏はつい最近まで武漢ウイルスは自然発生したという立場をとっていました。

それが一転、自然発生とは確信してないというや否や、裏切っただの、中国の専門家に及ばないだの誹謗中傷を始めました。あるいは、今後、武漢ウイルス人工説をファウチ氏が主張したとしても、彼が何を話しても取るに足らないとシラを切るための予防線を張っているのかもしれません。

ともあれ、武漢ウイルス研究所とファウチ氏、ここが武漢ウイルス人工説を解き明かすカギになってくるように思いますね。


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