自画自賛の文在寅はアメリカに泥を塗った

今日はこの話題です。
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1.この上ない結果を得られた


5月22日、ムン・ジェイン大統領は、米韓首脳会談をめぐってSNSで「コロナ以来の海外歴訪で対面会談だった上、初のノーマスク会談だったので気分がよかった……皆が誠意を持って接してくれた。本当に待遇を受けているという感じだった」と述べ、「我々よりはるかに大きく強い国なのに、彼らが外交に注ぐ真心は逆に学ばなければならない点だ」と付け加えました。

そして「会談の結果は期待以上だった……アメリカが韓国の立場を理解し、反映するのに大いに力を注いだ……ワクチンパートナーシップに続くワクチンの直接支援発表はまさにサプライズだった」と喜びを見せ「アメリカ国民がまだワクチン接種を受けていない上にワクチン支援を要請する国が非常に多い中、先進国であり防疫とワクチンを総合して状況が最も良い韓国になぜ優先的に支援しなければならないかという内部の反対が強かったと言うが、米韓同盟の重要性を特別に重視してくれた」とコメントしました。

また、ソン・キム駐インドネシア米国大使を北朝鮮担当特使に任命したことについても「記者会見直前に知らせてくれたサプライズだった……これまで人権代表を先に任命するという予測があったが、対北非核化交渉をより優先する姿を見せた」と自画自賛しています。


2.米韓首脳会談は成功だったのか失敗だったのか


今回の米韓首脳会談は成功だったのか失敗だったのかについては識者の意見も分かれています。

武藤正敏・元駐韓大使は、バイデン・文在寅の米韓首脳会談について、トランプ前大統領と比較して、文在寅大統領に対し礼を尽くしたものだったと言えるとし、非現実的で独善的な韓国外交に対し、じわじわ変えていくことから始めようとしていると述べています。

つまり、今回の首脳会談では、アメリカは韓国が嫌がるイシューで追い詰めることはせず、要求内容は文在寅大統領が応じられる範囲にとどめることで、文在寅氏を過度に追い詰めて、中国・北朝鮮側に追いやらないように配慮したというのですね。

もっとも、武藤氏は、文在寅政権は、これまでの米国や日本との首脳会談、外相会談の内容を自分たちに都合のいいように解釈してきた経緯があることから、韓国の立場を配慮した発言を行っても、その部分のみ拡大解釈し、本筋から離れた行動を取りかねないと指摘。今回の会談での北朝鮮に対する認識についても「両首脳に温度差があった」とは解釈せず、「アメリカは韓国の考え方を理解し賛同した」と解釈するのではないだろうかと述べています。

流石、文在寅政権の性格をよくわかっています。

それでも武藤氏は、全体的に見れば、バイデン大統領は、北朝鮮問題に関して文在寅大統領に一歩譲歩し、中国への対応では良くて半歩前進したとし、アメリカは韓国に対し、日米韓協力体制への積極的関与に向け、慎重に根回しを行っているとの感想を持ったと述べています。

そして、「韓国は外交的視野が狭くなる傾向があり、地政学もよく理解しているとは言えない。そのため骨は折れるが、今回の米韓首脳会談のように相手国が相当に気を使いながら付き合っていくしかないのが実情である」としつつも、今回の首脳会談は国際的問題への韓国の関与を促していく意味で有益だったと評価しています。


3.「名」の武藤見解と「実」の鈴置見解


一方、今回の米韓首脳会談で成果はなかったと見ているのが、韓国ウォッチャーの鈴置高史氏です。

鈴置氏は、ワクチンを貰いに訪米した文在寅大統領に対し、これまで韓国が一切、言及してこなかった「北朝鮮の人権」と「台湾海峡の安定」の案件を共同声明に盛り込ませる形で屈服させたとし、「離米従北従中」路線をつき進む韓国と、中朝の間に鋭いくさびを打ち込んだと述べています。

鈴置氏は、今回の会談で、アメリカは文在寅政権という反米政権をひざまずかせたうえ、韓国民には「ワクチン55万人分」という、実に分かりやすい「警告」を送ったとし、文在寅政権にとって、米韓首脳会談は失点だけだったと批判しています。

会談を受け、朝鮮日報が「文大統領はワクチン55万人分を貰って『サンキュー』を繰り返し、自画自賛した。いつまでこんな状況が続くのか」と激しく文政権を攻撃したことから、アメリカが送った「警告」は効果を上げているとし、ワクチン不足が続けば「やっぱり反米左翼政権はだめだ」との声が高まり、2022年3月の大統領選挙にも大きく影響する筈で、アメリカの狙いもそこにあるのは間違いないと断じています。

今回の米韓首脳会談に対する武藤氏と鈴置氏の評価はかなり異なっていますけれども、文大統領を迎えたアメリカの対応を「名」とし、、実際に文大統領に持たせたお土産を「実」という具合に、「名」と「実」の切り口で眺めれば、「名」を重視すれば武藤氏の見方となり、「実」を重視すれば鈴置氏の見方になるのではないかと筆者は考えています。

筆者はどちらかといえば、鈴置氏の見方に同意します。


4.アメリカに泥を塗った文在寅


では実際、バイデン政権は文政権をどう評価しているのか。

ジャーナリストの加賀孝英氏は、今回の米韓首脳会談で文大統領は「バイデン政権の対北朝鮮政策の修正」と「ワクチンの緊急確保」の2つを画策して臨んだにも拘わらず、バイデン大統領は米朝首脳会談について「金正恩氏が非核化の意志と証拠を見せなければ意味がない」と全否定し、ワクチン供給では「米軍と接触する55万人の韓国軍にワクチンを提供する」となったことから、歴史的大失態だとした上、日米情報当局関係者から入手した情報として、次のように述べています。
文氏は20日、ナンシー・ペロシ下院議長らと会談した。韓国大統領府は直後、日韓関係や米中関係の発言をまとめた『報道資料』を発表した。ところが、『発言はデタラメ』と発覚して、それらを取り消した。前代未聞、米国への侮辱だ。文氏は翌21日、カマラ・ハリス副大統領とも面談した。ハリス氏は握手後、右手を上着の裾で拭いたように見えた。バイデン政権は文氏を嫌っている。
このカマラ・ハリス副大統領が文大統領と握手した後、手を拭いたシーンはネットにアップされ、話題になっていました。

筆者には殆ど反射的に手を拭いたように見えたのですけれども、もし、これがペロシ下院議長との会談後の報道資料を取り消して、侮辱したことへの報復としてわざと見せつけたのだとしたら、もはや同盟国として扱っていないのではないかという疑念さえ生まれてきます。

加賀孝英氏は更に、日米情報当局関係者の情報として、アメリカは、6月にイギリスで開かれるG7首脳会談に招待される韓国に対し「独裁専制国家につくか、自由主義陣営につくか、態度をはっきりさせろ!」という「最後通告」を突きつけたいと考えていると述べています。

武藤元駐韓大使が指摘するように、もし、文在寅大統領が今回の首脳会談で「アメリカは韓国の考え方を理解し賛同した」と浮かれ、そのまま赴いたG7首脳会談でバイデン大統領から「最後通告」を突きつけられたとしたらどう対応するのか。「後頭部を殴られた」と驚いてみせたところでどうにもなりません。

日を追うごとに追い詰められていく文在寅大統領。任期が終わってからどうなるか云々以前に、残りの任期を心配した方がよいかもしれませんね。



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