米台交流の新ガイドラインは転機ではなく嫌がらせ

今日はこの話題です。
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1.台湾独立など笑い話に過ぎない


アメリカ国務省が発表した台湾新ガイドラインに対し、当然ながら中国は敏感に反応しています。

4月11日、環球時報は「Chinese mainland needs adequate countermeasures to new US guidelines over Taiwan(中国本土は、台湾に関する新しい米国のガイドラインに対する適切な対策を必要としている)」という社説で、「ワシントンは"台湾カード"を引き続きプレイすることを決定した。サラミ戦法を使って中国本土に圧力をかけながら、状況の進化を自らの手で握ろうとしている」と警戒感を示しています。

件の社説では、人民解放軍が今後6年から10年以内に台湾島を攻撃すると予測する声が増えているとしながらも、アメリカと台湾は中国からの報復を恐れ、無謀な行動には出ないとし、中国の切り札は軍事的手段の使用である、と述べ、台湾を一周し、台湾海峡を横切って飛ぶ戦闘機の数と規模をいくらでも調整することが出来ると述べています。

そして、北京が台湾の「外交同盟国」を引き剝がすことは難しくなく、中国のGDPに占める台湾のシェアは、20年前の約3分の1から現在では約20分の1に低下していると述べ、中国はこのような「外交カード」と「経済カード」を持っており、台湾独立など笑い話に過ぎず、中国がいつ、どのように統一を達成するかの問題なのだと豪語しています。


2.ターニングポイントではなく嫌がらせ


今のところ、中国は台湾新ガイドラインについては、アメリカ外交の転機ではなく、「嫌がらせ」であるとする見方を示しています。

4月10日、同じく環球時報は「New guidelines on US-Taiwan interactions ‘harassment’, not ‘turning point’(米台交流の新ガイドラインは、「転機」ではなく「嫌がらせ」)

記事では、新しいガイドラインは中国がどのように反応するかをテストするためのもので、アメリカと台湾の関係に質的な変化はないとした上で、新ガイドラインにどのような内容が含まれるかではなく、新しい概念がどの程度実行されるかだとしています。

そして、アメリカが国防長官レベルの人物を台湾に派遣するか、または台湾の防衛大臣、外務大臣がアメリカ連邦政府の建物に受け入れられたときが一線を越えたことになると警告しています。

実際、トランプ政権時の任期末に国連大使であったケリー・クラフト氏を台湾に派遣しようとしたもののキャンセルしています。

また、記事では、台北を拠点とする政治学者で国民党のメンバーである張亜中氏のコメントとして、アメリカの新ガイドラインは、中国本土を刺激し、民主進歩党をさらに魅了して気分を良くするためのもので、"ターニングポイント"とは見なされないとし、台湾との関係を非公式な関係から公式な関係に変えた場合にのみ構造的変化になる、と述べています。


3.ポンペオのチェックメイト


そのポンペオ前国務長官ですけれども、台湾当局はは今年後半に彼を招こうとしています。

台湾の外務副大臣のティエン・チョンクァン氏は、ポンペオ前国務長官の訪台について、議会で質問され「これに一生懸命取り組んでいる」と答えました。続けてポンペオ氏が今年台湾を訪問できるかどうかを尋ねられ、イエスと答えたそうです。

ポンペオ前国務長官は、3月9日、台湾・中央社のインタビューに応じ、退任直前の1月9日に米台の当局者同士の接触を「自主規制」する国務省内規を撤廃した理由について、米台間には、米中間で取り決められた協議に関する明確な「理解」があり、その理解に基づく「クレイジー」な制限が年々増加したため、全面的に見直すことを決めたと述べています。

そして、見直しした結果、アメリカにとって合理的なのは、台湾との対話を増やすことだとの認識に至ったと答えています。

更に、今後の米中関係について、国際社会から求められているのが略奪的な経済的行動や他国の排他的経済水域(EEZ)を脅かすことではなく、「正常な国」として行動することだと中国が気付くかどうかが鍵だと指摘し、もし改めなければ、世界は一つに団結し、中国に反発するだろうと述べています。

ポンペオ氏は、訪台の可能性に関する発言は控えるとしたものの、「もし訪れるチャンスがあったら、それは素晴らしいことだ」と含みを持たせて回答をしていることを考えると、やはり水面下でそうして動きはあるものと思われます。

4月12日、ポンペオ氏は台湾の蕭美琴駐在から送られた乾いたパイナップルを手にチェス盤の前に座っている写真を「自由の支持者として、台湾の乾燥パイナップルを楽しんでいます。チェックメイト」とのコメントと共にツイートしています。

わざわざチェス盤を持ってくるところが意味深です。

環球時報がアメリカの対台湾政策を「サラミ戦法」だと指摘していますけれども、じわじわと高官を台湾に送り込んでくる動きは、まったくその通りだと思います。

今はまだ、中国の出方を探る段階かもしれませんけれども、日本も早く台湾有事への備えを急ぐべきだと思いますね。



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