韓国次期大使と会談した二階幹事長の狙い

今日はこの話題です。
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1.腹を割って話そう


2月18日、自民党の二階幹事長が自民党本部で韓国の姜昌一(カン・チャンイル)次期大使と約25分間会談しました。

姜氏は国会議員出身で、二階氏とは旧知の間柄だそうで、日本側からは、林幹雄幹事長代理や河村建夫元官房長官らが同席。

会談で姜氏は「韓日関係が難しい状況にあるが今後、駐日大使として韓日関係の正常化、両国と両国国民の友好増進のために最善を尽くす」と述べ、支援を要請。これに対し、二階幹事長は「本音で語り合える関係になろう」と日韓関係改善に意欲を示したと伝えられています。

ともすれば、親中派と呼ばれる二階幹事長ですけれども、親韓ぶりも相当なもので、2010年には、日本の民間団体による和歌山県での金忠善(キムチュンソン)将軍の記念碑建立に助力し、記念碑に日韓友好を願う文章を残しています。

また、2012年に韓国で行われた麗水(ヨス)国際博では、竹島問題を理由に、日本の国会議員から参加すべきではないとの意見が出たのですけれども、二階氏は韓国メディアのインタビューに「韓国が作成した麗水国際博の広報紙に、竹島が韓国の領土として記載されているとの理由で、議員たちの不満が大きかった。地図を見せて『竹島がどこにある。見えないほど小さな島じゃないか。大げさに振る舞うのではなく、隣国のイベントの成功に向け力を合わせよう』と説得した」などと答えています。

こうした二階氏の考えについて二階氏の側近中の側近で、今回の姜昌一氏との会談にも同席した林幹雄幹事長代理は、「国は引っ越すことができないのだからなるべく仲良くしようや、というのが二階さんの基本的な考え方です。細かいことには目くじらを立てない、とでも言えばいいのかな。中国とも韓国とも」と述べています。

いくら引っ越せないからといっても、敵対行動をとる隣国に対し何もしないはただの馬鹿です。細かいことに目くじらを立てないなどと澄ましていると、どんどんと踏み込んでくるのが。かの国ですからね。

かの国とは"大人の態度"で付き合ってしまうと、それだけで、国益を棄損するということは知っておくべきではないかと思います。


2.非韓三原則で行こう


そもそも、約束を守らない相手といくら腹を割って話し合ったところで無意味です。

2月13日、朝鮮日報は、自民党議員たちの間で「助けず、教えず、関与しない『非韓三原則』で行こう」というなど言葉が出ている、と共同通信が報じたと記事にしています。

筆者には、件の共同通信の記事を見つけることが出来なかったので、確たることは分かりませんけれども、自民党議員の口から本当に「非韓三原則」の言葉が出てきたのであれば、対韓認識は結構進んできたといえるのではないかと思います。

「非韓三原則」とは、筑波大学大学院教授の古田博司氏が提唱した原則です。

古田博司教授は、日韓歴史共同研究で韓国の歴史学者たちと激しくやり合った経験を持っており、朝鮮半島の歴史を研究した結果、古代から現代にそのまま移行した彼らには「法治」がない。平気でウソをつく、卑劣の意味がわからない。それが悪徳とは思いもよらないのだと結論づけています。

古田氏は、北朝鮮には崩壊への「恐怖」があり、韓国には日本への「憎悪」がある。すべて自分たちのせいなのに、反省しない。そうした日本人とは正反対のその民族性を理解することが日韓・日朝関係の大前提であり、そのために「助けず、教えず、関わらない」、すなわち非韓三原則を行うべきだというのですね。

朝鮮日報は件の記事で「韓国は変だ。約束という概念がないと非難した、と伝えた」と述べていますけれども、これが日本の認識であることは間違いないと思います。


3.二階の狙い


そんな中で、姜昌一次期大使と会談した二階氏に対し、当然ながら批判の声が集まっています。ネットなどでは、いい加減にひっこめなど老害扱いで酷い叩かれようです。

筆者も他国を利するような真似はよしてくれと思いますけれども、二階幹事長にはそれ以外にも狙いがあるようにも思います。

それは、選挙対策です。

この日、二階幹事長と会談した姜昌一次期大使は、二階氏の他にも森喜朗元首相や公明党の山口那津男代表とも面会しているのですね。

特に公明党は自民党の選挙においては連立与党として協力関係にあり、集票マシーンとしても自民を支援していることは知られています。

公明の山口代表が姜昌一次期大使と会うのに、自民が知らんぷりでは角が立つというか、臍を曲げられて選挙支援してくれなくなったら大事です。公明を立てる意味で姜昌一次期大使と会っておく必要があったのではないかということが一つ。

もう一つは党内派閥の牽制です。

先日、菅総理は国会で、掠れた声で答弁し、野党から心配され、「ご心配いただいてありがとうございます。のどが痛くて声が出ないだけで、いたって大丈夫です」と答えた」一幕がありましたけれども、咳込む様子を見た麻生太郎副総理兼財務相が心配して、のど飴を差し入れたそうです。菅総理周辺からは「麻生派は首相の後ろ盾、という重要なメッセージを感じ取った」との声があったとのことです。

また、2月4日、細田派の下村博文政調会長は、衆院予算委員会での質問の締めくくりで「菅総理にエールを送りたい。自民党は全力で支えていく。国民の安心安全だけ考えて思い切ってやっていただきたい」と激励しています。

下村氏といえば、次の総理を狙っているとされ「政調会長ならぬ『政局』会長」だとも揶揄される野心家です。今年1月には、「4月の補欠選挙の結果次第で政局になる」とも発言していました。

それが一転したのは、細田派を実質的に統括する安倍前総理が、派閥として菅総理を支えることを明確にするよう強く伝えたという背景があったようなのですね。

このように、党内第1、第2派閥である細田派、麻生派がじわりと存在感を増す中、公職選挙法違反の買収の罪に問われている河井克行元法相など、自派閥に爆弾を抱える二階氏は幹事長とはいえ何もしなければ、どんどん求心力が失われていく懸念もあります。

もし、今後、日韓関係が日本が望む方向で改善するのであれば二階氏の得点になり、菅総理を支えたということで、細田派、麻生派を大いに牽制することになりますし、仮に失敗して、菅内閣支持率が落ちるようなことがあれば、今度は選挙前に総裁選を画策して自分の息の掛かった候補を担ぎ出せばよい、そんなことを計算しているのではないかと思います。

なにやら水面下で政局の風が吹き始めているような気がしますね。



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