武漢ウイルスの感染拡大は一昨年の夏から始まっていた

今日はこの話題です。
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1.何が起きたのか正確に知る必要がある


2月13日、アメリカ政府のサリバン国家安全保障担当大統領補佐官が武漢ウイルス起源に関する世界保健機関(WHO)調査団の報告書に対して声明を発表しました。

サリバン補佐官は「WHO報告書は、中国政府からの干渉や改変が及ばない、専門家の調査に基づいた独立したものであるべきだ。新型コロナウイルス流行について理解を深め、次の危機に備えるため、中国は流行初期のデータを提供すべきだ」と述べ、調査結果について深い懸念を表明しました。

そして翌14日にはイギリスのジョンソン首相が、「何が起きたのか正確に知る必要がある」と述べ、中国に発生初期からのデータを公開するよう求めるバイデン政権への賛同を表明し、動物からヒトに感染したのであれば、起源となるのがコウモリなのか、センザンコウと関係あるのかなどを突き止めるため「全ての証拠を見る必要がある」と強調しています。

先月末から今月にかけてWHOの調査チームが中国の武漢を訪れ、武漢ウイルスの発生源などを解明するための調査を行いましたけれども、現地で調査に参加したウイルス学が専門のオーストラリアのシドニー大学のドミニク・ドワイヤー教授は、「一昨年12月に報告された174人の感染者に注目したが、中国側が提供したのは全体的な情報のみで、私たちが関心を持っていた患者の詳細なデータは提供されなかった……中国国内では当局からの圧力があるのだと思う。中国の研究者は、われわれの求めに対し協力的ではあったが、もしデータが隠蔽されていても私たちにはわからない」と調査で求めた情報が提供されていなかったことを明らかにしています。

詳細情報の欠如を巡って、中国当局とWHO調査団は互いに激しく口論を交わしたという話もありますけれども、ドワイヤー教授のコメントと合わせると、どうやら現場の研究者と中国政府との間で溝があるのかもしれません。

2月12日、WHOによる現地調査について、WHOのテドロス事務局長は定例記者会見で、調査チームが現在、調査の結果をまとめているとしたうえで来週には概要を発表したいと述べる一方で「発生源に関するすべての仮説に答えはまだ出ていない」と、より詳しい分析や研究が必要だという考えを示しました。

この会見には調査チームを率いるWHOのベンエンバレク氏も同席したのですけれども、彼は「一昨年12月に海鮮市場で何が起きていたのかなど、より理解を深めることができた」と成果を強調する一方、「ウイルスの発生源を特定するにはまだほど遠い」と述べています。

WHOが分析と研究を進めるのは結構ですけれども、それでも中国政府がお得意の隠蔽を続ける限り、真相が究明される可能性は低いのではないかと思います。


2.もっと厳格な対応を取るべきだったのは明らかだ


WHOは中国の初期対応に着目しているようです。

1月18日、WHOの独立調査パネルは武漢ウイルスの大規模感染が明らかになった2020年1月時点の中国について「もっと厳格な対応を取るべきだった」と批判する中間報告書を発表しています。

この独立調査パネルはニュージーランドのヘレン・クラーク元首相やアフリカ・リベリアのサーリーフ元大統領などをメンバーとして武漢ウイルス拡大後に発足、各国の対応を検証しているのですけれども、中間報告書では「新しい病原体が出てきた時は、集団感染の特定や診断法、治療法の確立などを始めなければいけない。中国は地方単位でも国単位でももっと厳格な対応を取るべきだったのは明らかだ」と指摘。さらにWHOの対応についても「なぜ緊急会合が1月第3週まで開かれなかったか、なぜすぐに緊急事態宣言を出せなかったかはっきりしない……殆どの国で、行動を起こさなければならないという事実は黙殺された」と批判しています。

独立調査パネルは5月に次回報告書を公表する予定としていますけれども、やはり中国の初期対応の解明は必須になっていく流れのように思われます。


3.武漢ウイルスの感染拡大は一昨年の夏から始まっていた


ただ、武漢ウイルス拡大については、昨年冬ではなく、秋の段階から起こっていたという話もあります。

WHO調査団が武漢入りした翌日の先月15日に、ポンペオ前国務長官は「アメリカ政府は、最初とされる感染確認例より前の2019年秋の時点で、武漢ウイルス研究所内に新型コロナウイルス感染症に一致する症状を示した研究者が複数存在していたと信じるに足る証拠を有している。これらは『研究所内で新型コロナウイルス感染は起きていなかった』とする石正麗上級研究員の証言に疑問を投げかけるものである」との声明を発表しています。

実際、WHO調査団も武漢ウイルスが2019年終盤に武漢で初めて確認される2ヶ月前の時点で、中国中部で武漢ウイルス感染のような症状を訴える患者およそ90人が入院していたとコメントしています。

また昨年6月にハーバード大学は「武漢市の病院への車の出入りを人工衛星からの写真で解析すると8月から急増していたことから、武漢ウイルスの感染拡大は2019年8月に始まっていた」とする論文を発表しています。

実は、専門家の間では、中国当局の発表よりもずっと前から、武漢ウイルスが発生していたのが暗黙の了解になっているのだそうです。

その理由はワクチンの開発時期です。

中国の武漢ウイルスワクチン開発企業にシノバック・バイオテックとシノファームの2社がありますけれども、この2社のワクチン製造は、鶏の有精卵に不活化したウイルスを接種して、卵の中でウイルスを増殖させ、そのウイルスのタンパク質(抗原)を抽出して、人間の体内に打つことで抗体を作るという従来のワクチン製造法を使って作られています。

ところが、この製造方法はどうしても時間が掛かるのだそうです。

というのも、まずウイルスを弱毒化することから始まり、その期間が1~2カ月。卵の中で増殖させるのに約4ヶ月。そして、不活化したワクチンを打っても感染が起こらないことを確認する作業に3ヶ月以上と、これだけで8~9ヶ月が費やされます。これにウイルスを弱毒化する方法の研究調査期間を加えると、まぁ、ざっと10ヶ月以上は掛かるのではないかと思われます。

シノバック・バイオテックは昨年6月、第2期試験の途中段階の結果として、被験者の約90%でウイルスを中和させる抗体が確認できたと発表していますから、そこから10ヶ月を引くと2019年8月。ハーバード大学の論文と一致します。

筆者は約1年前になる昨年2月21日のエントリー「武漢市政府は新型コロナウイルスの流出元を知っていた」で、一昨年の9月以前に、武漢ウイルスを持った、コウモリなどの実験動物が「武漢疾病対策予防管理センター」ないしは「武漢ウイルス研究所」から流出してしまったのではないか、という推測をしていたのですけれども、あるいはただの妄想ではないのかもしれません。

もしも、2019年8月の段階で武漢ウイルスが蔓延し、武漢当局がそれを認識していたとしたら、2019年秋の武漢のロックダウンがあれほど早く行われたかのように見えたのも納得できるというものです。

やはり、中国が隠蔽しているものは、暴かなければならないと思いますね。


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