
1.バイデン新大統領就任宣誓式
1月20日、アメリカ民主党のジョー・バイデン新大統領が首都ワシントンで就任宣誓式を行いました。副大統領には女性として初めて黒人のカマラ・ハリス氏が就きました。
一部で噂されていた混乱も事件もなく、一応何事もなく終わったようです。筆者には、他国のことながら、まるで2009年に民主党が我が国の政権を獲ったとき以来のガックリ感があります。
ネットの一部ではまだトランプ氏の大どんでん返しがあるのではないかとか、戦いはこれからだという意見もありますし、筆者にも気になる点がないわけでもありませんけれども、それはひとまず置いておきます。
バイデン氏の演説はこちらで公開されています。
バイデン氏は「民主主義の勝利」だと述べました。けれども、それはただの"薄汚れた勝利"に過ぎず、いやむしろ民主主義が踏みにじられた黒歴史の始まりのような気がしてなりません。
2.トランプの否定から始まる
とはいえ、嘆いていても仕方ないので、今後のことを考えていかなければなりません。
バイデン大統領はこれから何をしていくのか。
筆者は、2009年の鳩山政権が自民党政権を否定することから始め、それしか出来なかったように、バイデン政権もトランプ政権の全否定から始まり、それだけになるのではないかと思います。
鳩山政権発足直後、筆者は「エンドレス政権交代」というエントリー記事で「鳩山首相は自分では何も決められず、漂い、ただ自民党政権の否定をエンドレスに繰り返すだけ」と述べましたけれども、それと同じ匂いを感じてしまいます。
そして、それはアメリカにとって悲劇となるでしょうね。
なぜなら、トランプ前大統領の政策を否定すれば、トランプ政権が成し遂げた結果の逆の結果を招くことになるであろうことは目に見えているからです。
既に、バイデン大統領は就任初日の20日、温暖化対策の国際枠組み「パリ協定」への復帰や世界保健機関(WHO)からの脱退の撤回。「新型コロナウイルス対策」、「家計への支援」、「気候変動」「人種間の平等」など7分野、20項目近くの大統領令に署名すると明らかにしています。
また、トランプ政権が強めた移民制限も一部撤回し、メキシコとの国境につくった壁の建設停止を指示、一部のイスラム諸国に課した入国制限を破棄すると報じられています。早速、トランプを否定して正反対政策を取ろうとしています。
そして、それらの政策を含め、何かうまくいかなかったとしても、バイデン政権はトランプが悪いのだ。トランプがアメリカに残した傷を癒すのには時間が必要だ、とかなんとか言い訳するような気がします。
3.バイデンに神の加護はあるか
アメリカ人もそうなって初めて、単なるトランプ嫌いだけで、引きずり落としてしまった過ちに気づくのかもしれません。けれども、それで取返しがつくのかはまた別の問題です。
というのも、たとえば、バイデン政権、民主党が今後のあらゆる選挙で、集計不正をやれば、共和党が政権を担うことは二度とありえないからです。何せ例のドミニオン集計システムで10%以上の票の付け替えが出来るのです。トランプ前大統領ですら勝てなかった集計機械に勝てる候補など出せないでしょう。
バイデン大統領は宣誓式の演説でお決まりの「アメリカに神のご加護を」といって締めくくりましたけれども、本当にアメリカの神が加護してくださるのか極めて怪しいと感じざるを得ません。
トランプ氏の功績が正当に評価される頃に、アメリカがどれだけ力を落としているのか。その度合いによって世界の流れは大きく変わると思います。
更に大変な時代に突入したようです。
この記事へのコメント
ななしさん
https://twitter.com/Akepyondayo/status/1352088722137726988
ス内パー
これドミニオンwith民主党だけじゃなく共和党もトランプおろしやってるんですよね
KFCもといケンタッキー州でバイデンジャンプ起きてるんですがここはドミニオン入れてないし共和党の地盤でトランプ勝利してるとこなんです
ドミニオン導入してる州が28州、導入してない州でバイデンジャンプしてる時点でやばい
メイン州ではそれでバイデン勝利してますからね
全部ドミニオンと民主党のせいにして無傷で笑おうとしてるとしたら共和党主流は相当あくどいと言いますか