TikTokは焼けた鉄板の上で踊るか

今日はこの話題です。
画像

 ブログランキングに参加しています。よろしければ応援クリックお願いします。



1.中華アプリ制限を提言へ


7月28日、自民党の「ルール形成戦略議員連盟」は、中国企業が提供するアプリについて、利用者の個人情報が中国政府に渡るおそれがあるとして、規制に向けた法整備の必要性などを政府に提言するため会合を開きました。

ルール形成戦略議員連盟会長の甘利明議員は、「水面下に隠れていた世の中を揺るがすような課題が顕在化してきておりまして……まだまだ日本社会が意識をしていない問題点をしっかり指摘をして、それにどう対処するかということをやっていく」と述べ、動画投稿アプリ「TikTok」を念頭に中国発のアプリの利用を制限するよう政府に提言する方針を固めました。

「TikTok」を巡っては、アメリカ政府が利用者の個人情報が中国政府に渡る恐れがあるとして、利用の禁止を検討していますけれども、会合後、甘利議員は「我々が想定していない形で個人情報、機微情報が漏れることがないようにシミュレーションをしていかなければならない。日本だけではなく、考え方を共有していると思う国全体にとってのリスクになっていく」と述べているところを見ると、恐らくアメリカからも要請が入って来ているのではないかと思います。


2.急成長するバイトダンス


この「TikTok」や、ニュースアプリの「今日頭条(トウディアオ)」を運営しているのが、中国の「バイトダンス(ByteDance)」という会社です。

今年5月の「バイトダンス(ByteDance)」推定評価額は1400億ドル(約15兆円)に達し、その理由は「TikTok」の大ヒットにあるとされています。

現時点では、利益の大半は中国国内版TikTokとも言える「抖音(ドウイン)」とニュースアプリの「今日頭条(トウディアオ)」が占めているそうですけれども、主な資金の出し手であるアメリカのベンチャー投資家は、アメリカでの広告売り上げと中国国内での成長により、バイトダンス社の企業価値は5000億ドル(約53兆円)まで上がるだろうと考えているようです。。

実際、TikTokは世界でこれまで20億回ダウンロードされ、「最後に残されたネット上の陽だまり(楽しい場所)」とまで言われており、バイトダンス社はこのアプリがいずれアメリカの巨大な広告市場を足がかりに、中国国内の全事業を合わせた売上高をはるかに超える収益を生むようになると目論んでいます。すでにバイトダンス社は広告主向けにさまざまな出稿ツールの提供を行っています。

tiktok.jpg



3.中国政府に要請されても個人情報は渡さない


今回、自民党の「ルール形成戦略議員連盟」からTikTokを名指しされたバイトダンス日本法人は、「TikTokにおいてユーザーの安心安全なアプリ体験を促進することは最優先事項です。中国政府にユーザーデータを提供したことはなく、また要請されたとしても提供することはありません。今後も引き続き日本のユーザーや関係機関の皆さまにしっかりと説明責任を果たしてまいります」と発表。透明性についても定期的にレポートを公開していると述べています。

バイトダンス社はアメリカでも同じような声明を出しています。

アメリカ政府からTikTokに対する懸念の声が上がると、バイトダンス社は、これまで中国政府から正式にデータの提出要請を受けたことはないと疑惑を否定し、仮に中国人以外の利用者の情報提出を求められても拒否すると発表。更に、TikTokは、他のSNSと比べても収集している利用者データが少ないと主張しています。

一応、バイトダンス社はこうした懸念を払拭しようと、事業と経営の米国化を進めています。

ロサンゼルスに「透明性センター」を新設し、外部の専門家が同社のプログラミングコードを閲覧できるようにする計画を立てたり、ウォルト・ディズニー社の元幹部ケビン・メイヤー氏をTikTok事業の新CEO(最高経営責任者)に迎えています。

更に、3月にはTikTokを含む中国外のすべての事業をまとめ、ロンドンに国際本社を置く計画を発表しています。

要するに、「バイトダンス中国」と「バイトダンスグローバル」に分社化するという計画だったのですけれども、アメリカがTikTok禁止を示唆した影響で、この計画に関する英国政府との話し合いは中断されています。


4.信頼するな、そして確かめよ


まぁ、どんなに取り繕ったところで、そこはそれ中国企業です。バイトダンス日本法人が「中国政府に要請されても個人情報渡さない」といったところで、それを素直に信じる日本人は少ないでしょう。

なんといっても中国には「国家情報法」があります。

中国の「国家情報法」については、2018年12月のエントリー「逮捕されたファーウェイ副会長と危険な中国の新国家情報法」で取り上げたことがありますけれども、これは、中国の国益の為に"諜報活動"を許可し、必要な時にはその支援を義務付けるというものです

バイトダンス社が、いくらTikTokで収集している個人情報が少ないといったところでインターネット・アドレス、閲覧・検索履歴は自動で記録され、利用者が設定すれば連絡先情報も共有できます。

フェイスブックの元セキュリティー責任者で現在は「Zoom」のアドバイザーを務めるアレックス・スタモス氏は、仮にTikTokが中国政府の要請に抵抗できたとしても、北京で働くエンジニアが世界のどこかにあるTikTokのサーバーにアクセスできるとすれば、中国政府はそのサーバーに保存されたデータを提供するよう強制できるだろうと指摘しています。

実際、TikTokは過去に、中国でタブー視されるチベットや天安門広場や新疆ウイグル自治区での迫害などの話題を扱う投稿を削除していた前科があります。中国政府に全然逆らえていません。

経済評論家の渡邉哲也氏は「政府に渡さないと言っている。中国共産党に渡さないとは言っていない」とツイートしていますけれども、政府の上に共産党があるのが中国です。

その気になれば、中国のバイトダンス社を閉鎖するなり、社員を拘束・監禁するなり何でも出来るでしょう。

また、バイトダンス社にしても、それこそ、共産党高官か誰かに横流しておいて、「中国政府に渡していない」と言い張ることだって出来ますね。

アメリカのポンペオ国務長官は例の対中強硬宣言をした23日の演説で「信頼するな、そして確かめよ」と述べていますけれども、日本人であれば直ぐにピンとくる話だと思います。まぁそういうことです。

日本もTikTokのみならず、中華アプリは排除していく方向で進めていただきたいと思いますね。


  twitterのフリーアイコン素材 (1).jpeg  SNS人物アイコン 3.jpeg  カサのピクトアイコン5 (1).jpeg  津波の無料アイコン3.jpeg  ビルのアイコン素材 その2.jpeg  

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 30

なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー)
面白い 面白い
ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス
ガッツ(がんばれ!) ガッツ(がんばれ!) ガッツ(がんばれ!) ガッツ(がんばれ!) ガッツ(がんばれ!)

この記事へのコメント

  • Naga

    韓国系の LINE はやはり危険なのでしょうか?
    2020年07月31日 12:37