時間が欲しい金与正

今日はこの話題です。
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1.ビーガン特別代表韓国訪問


7月8日、前日訪韓したアメリカの北朝鮮担当特別代表を務めるビーガン国務副長官は、ソウルで韓国政府と幅広い問題について協議しました。

ビーガン国務副長官は韓国の康京和外相と会談し、趙世暎外務第1次官や李度勲朝鮮半島平和交渉本部長とも会談しました。

韓国政府関係者によると、協議では武漢ウイルス対策や在韓米軍の駐留経費負担など、様々な問題が取り上げられたものの、北朝鮮問題が主要議題となったようです。

文大統領は新たな米朝首脳会談の開催を呼び掛けていて、今回のビーガン国務副長官の訪問で北朝鮮との対話再開を模索するのではないかとの観測が浮上していました。

ビーガン国務副長官は李度勲氏との会談後、「誤解のないように言っておくが、訪問は要請していない……今回の訪韓は親しい友人で同盟国である韓国の当局者と会うのが目的だ」と北朝鮮訪問は否定しました。

その一方、「朝鮮半島の平和のために取り組みを続けることを期待しており、それが十分に可能だと考えている」と北朝鮮が指定する時期にいつでも協議を再開する用意があるとも表明した上で、トランプ大統領の全面的な支持を得ていると述べました。

李度勲によると、ビーガン国務副長官は、北朝鮮が協議に復帰すれば米国は柔軟に対応し、「バランスの取れた合意」に応じる用意があるとの立場を再確認したようです。


2.彼らが会いたがっているのを知っている


7月7日、アメリカ国営放送であるボイス・オブ・アメリカ(VOA)は、事前に録画されたアメリカのグレイTV(Gray television)の番組インタビューで、トランプ大統領が3回目の米朝首脳会談について触れていることを明かしました。

インタビューの中でトランプ大統領は、「私は彼らが会いたがっているのを知っている……もしそれが役立つと考えるなら、そのようにする……私は彼と、とてもいい関係を結んでいる」と述べました。

更に、トランプ大統領は「もしヒラリー・クリントンが大統領選挙で勝利していたなら、我々は今北朝鮮と大きな戦争を起こしていただろう……もし民主党が政権をとっていたなら、我々は今戦争を起こしていただろう」と述べ、北朝鮮との戦争危機を防いでいるとも強調しました。

また、トランプ大統領は「北朝鮮が核兵器を開発中」だという指摘には「見守ってみなければならない……運搬手段など、まだない。ただいつかはできるかもしれないため、我々はとても真剣に議論し、考えなければならない……しかし今私は金正恩といい関係で過ごしている……我々は失った人もいないし、死なせた人もいない」と述べています。

ビーガン国務副長官は訪韓の後、日本も訪れる予定ですけれども、トランプ大統領の発言とも合わせて考えると、米朝間で、何らかの水面下交渉が行われているのかもしれません。


3.今はできない


ビーガン国務副長官の訪韓について、北朝鮮外務省のクォン・ジョングン米国担当局長は、アメリカと対話するつもりはないと表明し、韓国に対し「他国の問題に干渉するのをやめる」よう求めています。

ただそれで終わりかと思えばそうでもなく、10日、今度は金与正朝鮮労働党第1副部長が、米朝首脳会談について「今年は行われないものとみる」などと予測する談話を発表しました。

談話では、トランプ大統領が米朝首脳会談について「北朝鮮側が会いたがっているのを知っている」との発言などについて、「我々に関連した怪しげなシグナルを、報道を通じて聞いている……朝米首脳会談の可能性まで示唆するようになったアメリカ人の心理変化をテレビ報道で興味深く視聴することは、朝食時の退屈しのぎには良かった……あくまで私個人の考えではあるが、朝米首脳会談は、今年はないだろうと思う」との見解を述べています。

その理由として「アメリカ側に必要なのであって我々には役に立たない」「新たな挑戦を試みる勇気もないアメリカ人と向き合えば、再び我々の時間を潰すことになり、維持されてきた両首脳の特別な関係が損なわれる危険がある」、「ゴミのようなボルトンが予言したので、絶対にそうしてやる必要がない」の三つを挙げています。

その一方、金委員長とトランプ大統領の親交について「トランプ大統領に対する委員長同志の個人的な感情は疑う余地もなく強固で素晴らしい……委員長同志はトランプ大統領の事業で良い成果があることを願うという挨拶を伝えた」と両首脳の親密さ強調しています。

そして、核問題については「非核化しないのではなく、今はできない。朝鮮半島の非核化実現は、我々の行動と並行して他方の不可逆的な重大措置が同時に講じられてこそ可能だ」と主張。アメリカに敵視政策を撤回するように求めています。

韓国に対する罵詈雑言と比べると随分とソフトな印象です。「今年は行われない」とか「非核化は今は出来ない」なんて言い方も、逆にいえば来年以降なら米朝会談も非核化も出来るというシグナルにも受け取れます。


4.時間が欲しい金与正


ここからは全くの筆者の想像にしか過ぎませんけれども、やはり金正恩委員長は死亡ないしは脳死、あるいはそれに近い状態なのではないかと疑ってしまいます。

アメリカもその情報をキャッチしていて、それが故に、3回目の米朝会談の下準備に動き出しているようにさえ思えます。

要するに、北朝鮮の国家指導者が金正恩委員長から金与正氏に移行したので、再び交渉のチャンスだと捉えているということです。

そもそも北朝鮮にとって最重要な課題である筈の米朝会談に対する談話を、なぜ金正恩委員長ではなく、金与正氏の名で出すのか。もう既にそこからして怪しい。

その観点でみれば、金与正氏の談話にある「今年は行われない」とか「非核化は今は出来ない」なども、金与正氏が自らの権力基盤を固め、国家指導者と認められるまでまだ時間が必要なのでちょっと待ってくれ、とアメリカに要請しているようにも見えてきます。

少なくとも、北朝鮮はまだアメリカと話したがっていることは確実だと思いますし、その中には韓国の姿がないこともほぼ間違いないと思います。

今年は米朝会談が行われなくとも、来年以降は可能性がある。その鍵は金与正氏がどこまで権力を握り、北朝鮮指導部を掌握できるか。それに掛かっているようにも思いますね。


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この記事へのコメント

  • 北村幽谷

    "北朝鮮第2代"の寿命を慮り、"第3代"もまた寿命を不安視する北朝鮮要路は権力・体制維持に血眼となりつつ国際社会からの孤立から焦燥に駆られ、"第4代"への体制移行を急ぐが、北朝鮮にとって最大の後援者であった中国共産党が韓国を巧みに摂り込んだ今、当に崖際へ逐いやられた北朝鮮が望む最期の綱が皮肉にも最も有利な処遇を約するアメリカからの天使の降来なのですね・・https://eukolos.fc2.net
    2020年07月14日 17:50