超過死亡と第二波

今日はこの話題です。
画像

 ブログランキングに参加しています。よろしければ応援クリックお願いします。



1.世界は新たな危険な局面に入っている


6月22日、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイ当局が主催した保健分野に関するビデオ会議で、WHOのテドロス事務局長が、「分断された世界ではパンデミックを打ち負かせない……パンデミックの政治問題化が事態を悪化させている。われわれが皆安全になるまで、われわれの誰もが安全ではない」と世界が直面している最大の脅威はウイルスそのものではなく、「地球規模の結束とリーダーシップの欠如」だと指摘しました。

その上でテドロス事務局長は「パンデミックは保健分野の危機を超えたものであり、経済的危機、社会的危機、また多くの国々では政治的危機でもある。その影響は数十年にわたって感じることになる」と付け加えました。

確かに世界をみると、武漢ウイルスの感染は全然収まっては居ません。

ブラジルでは、19日までに確認された累計感染者数は103万2913人。前日から、5万4771人と急増。死者は1206人増え、4万8954人となったとブラジル保健省が発表しています。

ブラジルは、5月末の週には1日あたりの平均感染者数は2万人を下回り、6月に入ってからは2万6千人ほどで推移していたのですけれども、医療態勢の貧弱な北部や内陸部で感染拡大の勢いが増し、この1週間の1日あたり平均感染者数は3万人近くまで増加しています。

アメリカでも、テキサス、フロリダ、アリゾナなど5月から経済活動を再開した各州ではこの1週間で、1日の新規感染者が過去最多を記録しています。

テドロス事務局長は19日の会見で、「世界は新たな、危険な局面に入っている」と、警戒を呼びかけています。


2.超過死亡


各国が武漢ウイルス第2波を警戒する中、イギリスBBCが各国の超過死亡を比較する記事を掲載しています。

超過死亡とは、例年から予想される死者数を超える死者の数のことで、これが多ければ多いほど、例年とは明らかに異なる何らかの要因によって死亡者が増加したことを示します。

BBCは、今年は多くの国で多数の超過死亡が出ていると述べています。

BBCは超過死亡数を纏める国として、パンデミック開始から少なくとも4週間にわたる期間について、死者数の頑健なデータを記録している場所を選択。信頼できる全国データが得られない場合は、完全なデータが得られる限定的な地域を対象に集計しています。

それによると、ペルー、チリ、ブラジルでは今も死者が増え続けているため、現地の状況は今後さらに変わる可能性がある一方で、死者数がピークに達し、ほぼ通常に戻った国々の状況は、相対的に安定しているとしています。

ただ、死者数がほぼ平年通りに戻った国であっても、イギリス、スペイン、イタリア、ベルギーのように、アウトブレイク中の死者数が平年の3割以上も増えた国もあれば、日本やドイツなど、週ごとの死者数が平年のプラスマイナス約5%の範囲内に収まった国もいくつかあります。

例えば、日本の死者数は3月ひと月分のデータでは、超過死亡は平年より 0.3%高く、平年より400人が多く死亡しただけに留まっていますし、ドイツでも3月から5月初旬までのデータで、ドイツの超過死亡は平年より4%高く、平年より7100人が多く死亡となっています。

一方、ブラジルは、超過死亡が増加の一途をたどり、いつ終わるのか待ったく見通せない状況です。

やはり武漢ウイルスに対して、今の所、何もしないで抑え込むことは殆ど不可能であることをブラジルの事例は示しているのではないかと思います。

tyoukashibou.jpg



3.ドイツで第二波到来か


その超過死亡が少ないドイツでも、雲行きが怪しくなってきました。

ドイツ政府の国立感染症研究機関であるロベルト・コッホ研究所(RKI)によると、武漢ウイルスの感染者1人が新たに何人に感染させるかを示す「実効再生産数」が2.88と前日の1.79を大幅に上回ったと発表しました。

実効再生産数2.88という数字は、一人が平均2.88人にうつすことを示していますから、放置すればあっという間に拡がってしまいます。

既に、西部ノルトライン・ヴェストファーレン州では、食肉処理場で感染者が1300人超に上り、19日の803人から増加。これを受け、7000人に隔離措置が取られたほか、付近の学校などを閉鎖しています。

RKIによると、実効再生産数の2.88は4日間の移動平均データに基づくもので、7日間の移動平均データに基づくと実効再生産数は2.03となるそうです。

実効再生産数が2.0を超えることは、感染拡大を意味します。従って、感染者をトレースして濃厚接触者がいれば、検査や隔離をするなどの処置をするか、再びロックダウンして感染拡大を止めるかしなければならなくなります。

あのドイツでさえこの状況なのですから、他のEU諸国は相当警戒しているのではないかと思います。

やはり、感染を封じ込める決定的な何か。京都大の山中教授が提唱する「ファクターX」を見つけること。ワクチンが開発・普及されるまでの間、「ファクターX」が特定できるかどうかが、第二波を食い止める大きな要素になるのではないかと思いますね。


  twitterのフリーアイコン素材 (1).jpeg  SNS人物アイコン 3.jpeg  カサのピクトアイコン5 (1).jpeg  津波の無料アイコン3.jpeg  ビルのアイコン素材 その2.jpeg  

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 18

なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス
ガッツ(がんばれ!) ガッツ(がんばれ!) ガッツ(がんばれ!)

この記事へのコメント