日本の武漢ウイルス対策はミラクルか

今日はこの話題です。
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1.ノーガード戦法でサンドバック


5月17日、ブラジル政府は武漢ウイルスの感染者数が24万307人となったと発表しました。

これは、スペインとイタリアを抜いて世界で4番目でイギリスの約24万5千人に迫る数です。

しかもまだ感染ペースは衰えず、死者数は1万6千人を超えています。

それでも、ボルソナロ大統領は「社会的隔離は経済を壊す」とし、感染対策よりも経済を優先。

感染対策をめぐって対立したマンデッタ保健相を4月に解任。後任のタイシ保健相もボルソナロ大統領と対立して5月15日に辞任を表明しました。

ブラジル政府が何も手を打てない中、連邦政府に対抗する形で州政府など地方自治体は外出自粛令や都市封鎖などの対策をとってはいるのですけれども、強制力がなく、徹底できない上に、経済的に外で働かざるを得ない人々が多いことも事態を悪化させている要因です。

また、集団免疫獲得を目指し、ブラジルと同じように積極的な防疫を採らないスウェーデンでも、感染者と死者が増えています。

人口1009万人のスウェーデンは5月7日の時点で感染者が少なくとも2万4623人、死者の数は3040人に達しました。

スウェーデン政府の感染対策リーダーである疫学者のアンデシュ・テグネル氏は6日の記者会見で、「死者数3000人だ。これは恐ろしい数字だ」と語っています。

テグネル氏は4月28日のUSAトゥデーのインタビューでは、首都ストックホルムでは既に25%が感染し て免疫を獲得した。今後数週間以内に「集団免疫」を獲得できる、などと豪語していたのですけれども、ストックホルムに拠点を置く日刊紙アフトンブラデッドには「まったく納得はしていない。何が最善策なのか、いつも頭を離れない」と自ら支持を表明していた"ノーガード戦法"に疑念を抱いていることを吐露しています。


2.日本の中途半端な対策


こうした世界各国の状況をみると日本は、ロックダウンもせず、単なる"要請"を一月ちょっと行っただけで、かなりの感染拡大を抑え込んでいる訳で、世界も驚きと共に注目をしているようです。

5月14日、アメリカの外交誌フォーリン・ポリシーは東京発の論評記事「日本の中途半端なコロナウイルス対策が機能している(Japan’s Halfhearted Coronavirus Measures Are Working Anyway)」で、で、日本の武漢ウイルス感染対策はことごとく見当違いに見えるが、結果的には世界で最も死亡率を低く抑えた国の一つであり「奇妙にもうまくいっているようだ」と伝えています。

記事では、日本は中国からの観光客が多く、ソーシャル・ディスタンスの確保も中途半端だと指摘し、ウイルス検査率も国際社会と比べ低いが「死者数が奇跡的に少ない」と評してます。

記事ではこの結果を「敬服すべきものだ」とする一方、「単に幸運だったのか、政策が良かったのかは分からない」としています。

ただ、この記事を書いたウィリアム・スポサト記者は日本経済と金融市場を15年以上フォロー東京を拠点とする作家で、記事でもGW中の鉄道の乗車率や外出の6割減だとか、パチンコ屋に人が集まった話、果ては山梨コロナ女性のネタまで取り上げています。日本国内からの記事であるだけに、それなりに日本社会の状況を掴める環境にあると思います。

そんな彼でも、幸運だったのか、政策が良かったのかは分からないというのですから、日本で暮らしていない海外の人からは奇異な目で見られるのも仕方ないことなのかもしれません。


3.日本初海外発行批判記事


にも関わらず、日本のメディアは、日本の対策を"海外が"批判しているといった呈で報道しています。
例えば、5月8日付の朝日デジタルの記事「日本政府のコロナ対応、海外から批判続出 このままの検査数で『終結は困難』」では、5月4日付のイギリス・ガーディアン紙の「Japan extends state of emergency amid fears over second wave」の記事を引用して、「日本は検査の少なさで批判されている。日本のやり方は症状が軽い感染者を特定し、追跡することを困難にしている」などと報じています。

けれども、この記事を書いているのは、ガーディアンの東京特派員ジャスティン・マカリー記者で、こちらも日本国内発の記事です。

記事ではNHKだとか、朝日新聞が最近行った調査によるとだとか、東京大学教授の関谷直哉氏は云々だとか、その情報源には日本国内のものが多く、ソースロンダリングといったら、言い過ぎかもしれませんけれども、"海外が"というよりは、"日本のソースを使った海外新聞が"と呼ぶべきもののように思えます。

しかも、肝心の「検査の少なさで批判されている」という下りも原文では「The number of daily cases in Tokyo appears to have stabilised since a peak of 201 on 17 April. Japan, though, has been criticised for conducting a comparatively low number of Covid-19 tests – 1.3 per 1,000 people, compared with 12 in South Korea and 18 in the US, according to figures compiled by Our World in Data.」となっていて、誰が批判しているのかは書かれていません。

これについて、作家でジャーナリストの門田隆将氏は、「日本の死者数が世界に比べて少ないと驚かれているにも関わらず、日本をおとしめたいためだけの記事だ。ネットの時代ではこういうことをしてもすぐに暴露されることをいまだに分かっていないのか」と指摘。

また、福井県立大学の島田洋一教授は、「アメリカは他国のことよりも国内のコロナ問題に精いっぱいというのが実情で、これは欧州も同様だろう。 他国に関する報道では、独自の対策に成功した台湾が取り上げられることが多い。 日本については特に褒められているわけではないが、批判にさらされているということもない」と述べています。

その意味では、同じ日本発の海外向け記事でも、NIKKEI ASIANの「日本のコロナウイルス対策は欠陥だらけだが、うまくいっている(Japan's coronavirus response is flawed -- but it works)」の記事がまだ客観的です。そこでは、日本の感染対策戦略の基本的な前提は、「Test-Trace-Treat」であり、感染した個人が発熱などの外的症状によって特定されると、各クラスターはトレースされ、クラスター内の全員が隔離され、必要に応じて処理される。これにより、母集団の広範囲にわたるテストが不要となり、費用対効果が非常に高くなるなどと、指摘するなど比較的ちゃんとした分析記事のように思われます。


4.ニコチナアミン


けれども、どんなに日本のマスコミが、日本を貶めようとしたところで、感染者数は兎も角、死者数は誤魔化せませんから、実績は出している訳です。

現在、世界も初期のロックダウンのような強制措置から経済活動を回していくために緩和していく流れになっています。

当然ながら、緩和後の感染再爆発も懸念され、緩和の"匙加減"には各国も神経を使うと思われます。

となると、人口密集地を抱えながら、"中途半端"で"欠陥だらけ"な対策で感染拡大を抑え込みつつある日本が今後どうなっていくかは増々世界の注目を集めると思いますし、なんとかその秘密を知りたいと考える筈です。

もしも、その秘密が政府の対策の中にないのだとすれば、今度は、日本人の生活様式とか食生活だとか、文化的側面にも更にメスが入ってくるのではないかとも思うのですね。

武漢ウイルスはACE2(アンジオテンシン変換酵素2)と呼ばれる表面の突起の部分が、人体のACE2受容体に取り付いて、ウイルス本体が細胞内に侵入することが知られていますけれども、このACE2を阻害する薬は主に高血圧治療薬として存在しています。

このACE2阻害成分は日本人に馴染みのある食品に含まれていることが分かっています。

2005年に秋田県総合食品研究センターは、味噌の効能に関する論文「Nicotianamine is a novel angiotensin-converting enzyme 2 inhibitor in soybean」で、味噌に多く含まれるニコチアナミンやペプチドが、ACE2受容体を阻害する効果があると発表しています。

ニコチアナミンなどのACE阻害ペプチドは、麹菌や酵母が分泌するタンパク質分解酵素によって生成され、味噌の熟成中に数多く生み出されるようです。

また、ニコチアナミンはアブラナ科の植物に多く含まれ、アブラナ科の野菜には、「ブロッコリー、芽キャベツ、キャベツ、カリフラワー、カラードグリーン、ケール、コールラビ、カラシナ、ルタバガ、カブ、パクチョイ、ハクサイ、ルッコラ、セイヨウワサビ、ダイコン、ワサビ、クレソンなど」があります。これらも合わせて採るとよいかもしれません。

この研究は、こちらの海外のツイッターで紹介され、注目を集めているようです。

今後もこのような日本の食材や食文化にもスポットが当たって世界に知られていくのかもしれませんね。

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