韓国が中国の核の傘に入るとき

今日はこの話題です。
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1.王毅・文在寅会談

12月5日、中国の王毅外相がソウルで文在寅大統領と会談しました。

ムン大統領は北朝鮮の非核化をめぐる米朝の協議が難航している状況について触れ「非核化と平和構築のプロセスは岐路を迎えている」と述べ、中国の協力を求めました。

一方、王毅外相は「国際情勢は、単独主義、強権政治の脅威を受けている……中韓は対話と協力を強化し、多国間主義と自由貿易、国際ルールを順守すべきだ」と、明言は避けながらも人権問題などで中国に圧力を強めるアメリカを改めて批判しました。

俺様ルールをゴリ押しし、国際ルールを軽視する中韓両国が、国際ルールを守るとは片腹痛い。日本も韓国にならば請求権協定を守れとツッコミを入れていいくらいです。

報道されている限りでは、韓国は中国に協力を求め、中国はアメリカを批判するなど、両者の会話は全く噛み合っていません。実際の会談での公表されない部分では色々あったのだろうと思いますけれども、記者前ではお互い言いたいことをいったという感じです。

実際、王毅外相は前日の4日に行われた康京和外相との会談でも、報道陣に公開された会談の冒頭で「中国は他国の内政干渉に反対する。中国は韓国を含む責任あるすべての国とともに、WTOを中心とする多国間貿易体制を守る」と訴えています。何やらそっちの方がメインであるかのような印象さえ受けますね。


2.中国は韓国を裏切り者とみている

それでも、非公開での会談の中味はそれなりに突っ込んだ話があったのではないかと思われます。

先般のGSOMIA騒動についていえば、GSOMIAで日韓は北朝鮮はもとより中国の軍事情報も共有できることになっていることから、今回、韓国がGSOMIA破棄宣言したとき、中国もこれ幸いと破棄を求めていたとされています。実際、韓国は、11月17日に「防衛における二国間交流と協力を促進する」協定を中国と結んでいますし、破棄撤回決定直前の11月20日には、北京で中韓外相会談が行われています。

これらの動きから、韓国がGSOMIAを破棄してレッドチーム入りするだろうと誰しもが思ったに違いありません。

ところが、文在寅政権は、アメリカ政府高官とアメリカ軍幹部の「強い圧力」を受けてGSOMIAが失効するまさに数時間前にこれを回避しました。このことで中国の習近平政権が文政権のことを「裏切り者」と判断した可能性が囁かれています。

実際、中国は11月29日、東シナ海の離於島付近から、中国軍機1機を韓国の防空識別圏内に約20分間侵入させました。これは中国が不満を表した「軍事的警告」だとも言われていますし、4日の中韓外相会談でも、アメリカの中距離ミサイルを韓国内に配備しないように牽制したとも見られています。

朝鮮日報は、王毅外相の訪韓前日の3日に、「中国外相、あす『警告状』持参で来韓」という記事を掲載し、王毅外相は、「韓国政府に『アメリカの中距離ミサイルを配備してはならない』という警告メッセージを伝える方針」であり「中国の安全保障・通商圧力は王毅外相の訪韓以降、いっそう強まるだろう」と伝えています。

やはりそれなりの圧力はあったのではないかと思いますね。


3.文正仁の「中国の核の傘」発言

こうした中国の圧力に対する回答なのか、ただの本音なのか分かりませんけれども、このタイミングで文政権から爆弾発言が飛び出しました。文正仁特別補佐官の「中国の核の傘」発言です。

12月4日、文正仁・大統領統一外交安保特別補佐官は、自ら司会を務めた国立外交院が開催した国際会議で、中国側の参加者に「もし北朝鮮の非核化が行われていない状態で在韓米軍が撤退したら、中国が韓国に『核の傘』を提供し、その状態で北朝鮮との交渉をする案はどうだろうか」との質問を投げかけました。

この質問に中国側参加者がどう答えたのかは分かりませんけれども、あまりにも現実離れした発言に日本側は鋭く反応しました。

自民党の佐藤正久前外務副大臣はツイッターで「これが文大統領の特別補佐官の言葉。批判するのではなく、一個人の発言とはいえ、この現実を受け止めないといけない。まさに離米反日、親中通北を信条の有力者が少なからず文政権の中枢にいる 」と指摘しています。

今の韓国はアメリカの「核の傘」に依存し、核兵器禁止条約にも署名・批准していない状況です。この状況下で「中国の核の傘」発言は、韓国のレッドチーム入り宣言にほぼ等しい。アメリカも神経を尖らせると思われます。


4.文在寅政権は北朝鮮が核を持ったままの在韓米軍撤退を想定している

尤も、文正仁・特別補佐官はこの種の発言を過去にも行っていて、昨年5月には、アメリカの外交誌「フォーリン・アフェアーズ」への寄稿で、北朝鮮との「平和協定が締結されれば、在韓米軍の駐留を正当化することは難しい」と主張しています。

この発言に当時の韓国大統領府は「在韓米軍は韓国とアメリカの同盟の問題……平和協定の締結とは何の関係もない」と火消しに追われましたけれども、もしも文正仁・特別補佐官のこの発言が、中国に対する返答であったとするならば、火消ししようものなら、中国から「裏切り者」のレッテルを重ね貼りされることになります。

ただ、筆者が注目しているのは、文正仁・特別補佐官の「中国の核の傘」発言にある前提の部分です。

文正仁・特別補佐官は、中国に核の傘を提供してもらう前提として「北朝鮮の非核化が行われていない状態での在韓米軍撤退」としているのですね。これは裏を返せばそういう事態を想定しているといえなくもありません。

トランプ大統領が在韓米軍について残留するのも撤退するのもどちらにも行けると発言している今、もはやこの前提は絵空事ではなくなっています。

半島情勢はまたまたキナ臭くなってきたのではないかと思いますね。

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