北朝鮮のSLBM発射について

今日はこの話題です。
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1.北朝鮮のSLBM発射

10月2日朝、北朝鮮が弾道ミサイルを発射しました。

日本政府は、当初、「北朝鮮が2発のミサイルを発射した」と発表していたのですけれども、その後午前11時35分頃の定例会見で「当初2発の弾道ミサイルが発射されたという趣旨で申し上げたが、現時点においては1発の弾道ミサイルが発射され、2つに分離して落下した可能性があるとみられる。詳細は現在分析中」と発表を修正しました。

マスコミ記者は「なぜ2発と発表してから1発に修正したのか経緯を明らかにしてほしい」と質問したのですけれども、菅官房長官は「分離して落下したのが別々の状況で2発と…2発発射した模様だと。その後情報収集により確認した結果、今述べたように」と答えました。

更に記者達は「韓国政府の発表通りSLBMを撃ったというのは事実か」とか、「2発が分離したのなら、意図的に分離させたのか」とか、「日本のEEZに発射した意図は何か」など次々と質問を浴びせましたけれども、発射数時間でそんなところまで分かるはずもなく、菅官房長官は分析中だと至極普通の回答をしました。

国民にとっては、弾道ミサイルが日本に着弾するのかしないのか。着弾するなら場所はどこかが最重要な情報です。

今回は、ミサイル発射から約40分後の午前7時50分に最初の会見を行っており、「本日午前7時10分頃、北朝鮮東岸より2発の弾道ミサイルが発射され、そのうち1発は7時17分ごろに北朝鮮沿岸に、また1発は7時27分に島根県島後沖の日本の排他的経済水域に落下したとものとみられる」と、着弾地点まで追跡できていることを明らかにしています。最低限のことはやっている訳です。

韓国軍はSLBMの可能性がある弾道弾1発が発射されたと発表していますけれども、距離が近い韓国軍が正しい情報を発表出来るのは当然のことです。

そもそも、水平線の向こう側から発射されるミサイルを正確に捉えることは困難な話であり、日本が問題視すべきは、例えば、今回Jアラートがなかったのは、鳴らす必要がなかったから鳴らさなかったのか、鳴らすつもりだったのが、何等かの理由で鳴らなかったのかという、安全保障体制がどうだったのかという点であるはずです。


2.北朝鮮のSLBMは脅迫バリエーションを広げた

韓国にしても、日本にミサイルに関する情報提供を求めています。

10月2日、韓国の鄭景斗国防相は、北朝鮮によるSLBMとみられるミサイル発射を巡り、GSOMIAに基づいて日本側に情報共有を要請したと明らかにしました。

防衛省幹部は「お願いされれば断る理由はない」、「GSOMIAは11月22日迄有効だ。やるべきことはやる」と、韓国の要請に応じる考えを示しています。まぁ、韓国に約束を守れと言っている手前、協定期間が残っているうちは求められれば、対応しなければならないのは致し方ありません。

逆に日本側からは韓国に情報提供は求めなかったそうで、その理由として防衛相幹部は「早期警戒衛星を持つアメリカ軍からの情報が入るため、韓国側の情報は特段、必要ではない」と説明しています。この理屈でいえば、韓国側もアメリカから情報を貰えるから日本の情報は必要ないともいえるはずで、実際そのようなことを言っていたと記憶しています。それが実際ミサイルが発射されると、日本に情報をくれというということは、あるいはアメリカからも碌に情報提供をして貰えてないのかもしれません。

日本の外務省幹部は「GSOMIAの必要性を韓国側は分かったのではないか」と述べ、韓国側にGSOMIA破棄の再考を促していく考えを示していますけれども、日本のアドバイスでホイホイと翻すとも思えません。もしかしたら、ミサイルの発射についてはこちらの方が早くて正確だなんて思っているのかもしれませんけれども、それは北朝鮮が自国のどこかからは発射した場合に限ってのことです。

ミサイルが発射されると、日韓はまず米国の早期警戒衛星を通じて情報を入手。その後、レーダーを使って軌道や弾種を日韓それぞれで分析し、発射地点に近い韓国と、落下地点に近い日本それぞれの情報を照合することで分析精度を高めています。

韓国の場合は、ミサイルが日本列島を越えると、着弾時の情報収集が難しくなると言われています。これは逆に考えれば、ミサイルを日本列島の向こう側、すなわち太平洋側から撃たれたら、発射地点を探知できないということになります。

韓国軍の発表では、今回の北朝鮮のSLBMは、最高高度は約910km、飛翔距離は450kmとされ、極端なロフト軌道で発射されたものと見られています。

今回のミサイルは潜水艦から発射されるSLBMで、最適角度で発射されれば2000km程度にまで到達するとされています。日本列島の向こう側からでも十分に狙える訳です。

筆者が金正恩の立場で、もし韓国を脅そうと思えば、太平洋側から韓国沖にSLBMを撃つことを考えますね。あるいは、このままGSOMIAが破棄された11月23日以降にSLBMを太平洋側から日本列島を飛び越える形で、韓国沖に打ち込んでみせるかもしれません。

北朝鮮がSLBMを成功させたということは、色んな所から弾道ミサイルをぶっ放せるということであり、そこにはより明確かつピンポイントなメッセージを持たせられる可能性があるということです。

NEWS US殿のサイトでは、今回のSLBMが島根県沖の島後島のさらに沖に着水したことから、そこを竹島近海とし、先日、韓国が竹島上空で飛行訓練をやったことに対して北朝鮮が挑発したのだという見解を述べています。そして、それがゆえに韓国は着水ポイントを知り違っていて、それで日本に情報提供を求めているのだ、と。

なるほど、在り得る話ではあると思います。

米韓同盟が揺らぎ、在韓米軍の撤退も囁かれている昨今、日本もいつまでもお花畑ではいられない。本気で憲法改正をして、自国は自分で守る意思を内外に見せるべき時ではないかと思いますね。
 

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