トランプ大統領は北朝鮮と同盟を結ぶか

昨日の続きです。
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4.文在寅が狙う核武装と米韓同盟破棄

では、北朝鮮の非核化が最終的に実現しなかった場合に何が起こるのか。常識で考えれば、日本と韓国の核武装化です。少なくともアメリカはそう考えている。

9月6日、アメリカ国務省のビーガン対北朝鮮特別代表は、ミシガン大学での講演で、「アメリカが北朝鮮との非核化交渉に失敗すれば、韓国と日本で核武装論が持ち上がる可能性がある……日本や韓国はアメリカの核抑止を信頼して、独自の核開発を止めた。アメリカが北朝鮮との非核化交渉に失敗すれば、北朝鮮がアジアで最後の核保有国ではなくなる」というキッシンジャー元国務長官との対話を紹介したうえで「国際社会はこの言葉が的中しないか、心配している」と述べています。

また、同じく6日、アメリカの議会調査局(CRS)は、「Nonstrategic Nuclear Weapons(非戦略核兵器)」という報告書を発表し、その中で「アメリカの核兵器の信頼性に疑問を抱くようになったら、同盟国は自前で核保有する誘惑にかられるだろう。中国や北朝鮮の脅威にさらされている日本や韓国は、とくにそうだ」と指摘しています。

日本はまだまだ核アレルギーが強いですけれども、韓国は核武装を志向しています。

9月8日、韓国の文正仁統一外交安保特別補佐官は、ロシア・タス通信のインタビューに「韓国が核兵器を保有するなら、アメリカとの同盟は必要なくなる。アメリカが核保有を認めるなら、地域でのアメリカの影響力は著しく弱まるだろう」と述べています。

先のアメリカ議会調査局(CRS)の報告書(P.40)でも、韓国は「近年、北朝鮮の核兵器の開発とテストへの反応として、韓国の一部の政治家は、半島への米国非戦略核兵器の復活または韓国自身の核保有能力開発さえ要求した(In recent years, some politicians in South Korea have called for the return of U.S. nonstrategic nuclear weapons to the peninsula, or even South Korea’s development of its own nuclear capability, as a response to North Korea’s development and testing of nuclear weapons.)」と記載されています。

更に、文正仁特別補佐官は昨年4月、アメリカ外交専門誌『フォーリン・アフェアーズ』に寄稿した論文で「南北朝鮮の間で平和協定が結ばれたら、在韓米軍の存在を正当化するのは難しくなる」と述べ、物議を醸したことがあります。

文正仁特別補佐官は文在寅大統領が言えないことをいう代弁者だとも言われています。そこから考えると、文在寅政権には「核武装して、アメリカを半島から追い出す」という隠れた本音があるとみるべきではないかと思いますね。


5.トランプ大統領は北朝鮮と同盟を結ぶか

では、文在寅政権が、米韓同盟解消を望み、アメリカを半島から追い出そうとしているとして、日米はどう対処すべきか。

たとえ、北朝鮮が非核化されたとしても、韓国自身が核武装してしまえば、日本にとっての脅威は変わりません。韓国の反日、日本敵視をみれば、韓国が核を日本に向けないと考えるのはあまりにもお花畑に過ぎます。

それこそ速攻で日本も核武装を考えなくてはなりません。これが第一。

次に考えられるのは、韓国経済の焦土化です。経済的に韓国を焼き払ってしまって、核武装どころでは無くしてしまうという手です。

元日経新聞論説委員の鈴置高史氏は、麗澤大学の西岡力・客員教授はアメリカの安全保障の専門家から「我々がこの半島から撤収する時は、焦土化して引き上げる」と聞かされたという話を取り上げ、「焦土化とは物理的に燃やしてしまう、ということではなく経済的な資産を破壊する、との意味です。同盟を廃棄した後、つまり中立化した韓国は中国の衛星国となる可能性が極めて高い……中国の衛星国に世界のメモリーの半分を作らせるわけにはいかないと米国は考えるでしょう」と述べています。これが第二。

そして、更に考えられる手があるとすれば、米朝同盟締結と、平壌への米軍駐留です。

9月12日、中央日報は「トランプ大統領は韓国を捨てて北朝鮮と同盟を結ぶのか」というコラムを掲載し、「北東アジアの歴史はいま大きくねじれている。いま中国は韓国を引き込み、アメリカは韓国を押し出して北朝鮮を抱え込もうとする奇異な現象が演出されている。韓中、米朝両端外交が童話でない日に備える長期ビジョンが必要な時だ。遅くなったが、大統領から外交・安保官僚にいたるまで、韓国が置かれた状況を歴史的コンテクストの中で眺望して把握する目を育てなければいけない」と警鐘を鳴らしています。

筆者は2月8日のエントリー「朝鮮半島非核化への秘策」と3月11日のエントリー「ブルーチームから外された韓国」で、アメリカと北朝鮮が平和条約を結び、北朝鮮に在北米軍が置かれると、北朝鮮が西側に入るという事になると同時に、対中牽制と北朝鮮の暴発を防ぐ「ビンの蓋」になるとお述べたことがありますけれども、そのビンの蓋が「韓国も覆う」ことで、韓国も牽制することになる訳です。

筆者が当時この記事を書いたときは、ちょっと荒唐無稽に過ぎるかなとも思ったのですけれども、中央日報から米朝同盟を結ぶのかというコラムが出てきたということは、それだけこの構想が現実味を帯びてきたということでしょう。

米朝同盟が結ばれ、在韓米軍が在北米軍になれば、韓国は挟み撃ち状態になりますから、身動きは殆ど取れなくなります。

果たして、アメリカがどこまでこれを本気で考えているのか分かりませんけれども、日本にしてみれば、防衛ラインが対馬まで下がることになりますから、今よりももっとシビアに安全保障を考える必要があります。

それこそ、丸山穂高議員の竹島発言よりも、日本の核武装議論のほうがずっと喫緊の課題なのではないかと思いますね。
 

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この記事へのコメント

  • 低い城の男

     アメリカ本土を狙う中国やロシアの核飛翔体は北朝鮮の北側の大圏コースをとります。

    (弾道ミサイルと大圏コース 週刊オブイェークト)
    http://obiekt.seesaa.net/article/15231732.html

     従前の弾道ミサイルなら弾道経路の予測は難しくありませんからアラスカ配備の迎撃ミサイルで対処できたのでしょうが、高機動の超高速飛翔体となると、ブースト段階で撃ち落とすしかないのかも。
    とすると、法外な妥協(短距離核飛翔体を認める、独裁と人権問題には目をつぶる、多額の援助を日本にさせる)をしてでも、発射地点に近い北朝鮮に米軍の防衛システム(将来的にはレーザーとか粒子ビームとか)を配備したいでしょうね。 三不の誓いをした韓国への配備は絶望的ですし。
     北をアメリカに引き込むという話は、でも10年か15年くらい前からなくもなかったような。 日本政府も陰で動いていたんでしたっけ。 
    2019年09月20日 09:10