河野太郎の置き土産とボロを出した康京和

 
今日は感想エントリーです。

 
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1.河野外相の置き土産

9月9日、河野外相は、シンガポールの英字紙ストレーツタイムズに「最近の日韓紛争の背景(The background to recent japan republic of korea disputes)」という文を寄稿しました。

河野外相はその中で「日韓両国は1965年の国交正常化当時の日韓基本条約とその他協定に基づき身近で友好的で協力的な関係を形成してきた。しかし両国はいま第2次世界大戦期間の朝鮮半島出身の過去の民間労働者問題で困難に直面している」とし、日韓両国と両国の国民間にある請求に関するすべての問題を日韓請求権協定を通じ「完全かつ最終的に」解決されたことが確認されたと指摘。その上で徴用韓国人の賃金と戦争被害補償などを含めた「5億ドル」が支援され、韓国政府は日本から受け取った資金の分配責任を負わなければならないと述べました。

そして、昨年の韓国最高裁の徴用被害者賠償判決は請求権協定に明確に違反するもので、韓国政府はこれを是正しようとする具体的措置をしていないと批判。日本政府はこの問題を解決するために仲裁委員会への回付を要請したが、韓国政府がこれを拒否し国際法違反状況を続けていると指摘しています。

また、GSOMIA破棄についても、北東アジアの安保環境を完全に誤認したものであり、輸出管理見直しと関係がないともつけ加えています。

更には、河野外相は前日の5日には、バンコクポストへ「日本と韓国の間の真の問題は信頼である(The real issue between tokyo seoul is trust)」という文章も寄稿しています。

こちらも内容はストレーツタイムズ紙に書いたものと同じで、韓国が1965年の請求権協定を無視していること、輸出管理措置の見直しと元徴用工問題は無関係であること、そしてGSOMIAの破棄は北東アジアの安全保障状況に対する完全な誤解であると指摘しています。

これらは、韓国が国際法を守らない状態であるという事実を述べただけであり、なんら咎められるものではありません。願わくは、かねてから筆者が述べているように、韓国は「戦後世界秩序の破壊者である」というところまでもう一歩踏み込んで発信していただきたいところです。


2.合意を守っていないのは韓国だ

韓国の国際法無視の指摘は河野外相だけではありません。

8月23日、外務省の大菅岳史報道官はウォール・ストリート・ジャーナル紙の読者投稿欄に、元徴用工問題に関する韓国最高裁の判決と輸出規制措置は別のもので、韓国が韓日請求権協定に違反していると述べています。

もっともこちらは、ウォール・ストリート・ジャーナル紙が8月3日、日本の輸出管理見直し措置が韓国最高裁判決に対する報復とする社説を掲載したため、それに対して反論したもので、外務省報道官としては、ごく普通の仕事をしたに過ぎません。

これに対し、韓国側は脊髄反射的に反応。

9月7日、韓国のキム・インチョル外交部報道官は、ウォール・ストリート・ジャーナル紙の読者投稿欄に「日本が韓国との合意を守らない」というタイトルの文章を投稿し、「問題の核心は日本の歴史修正主義と、彼らが過去の歴史を全て受け入れることを拒否することだ……我々は韓日請求権協定を真摯に守りながらも、韓国最高裁の判決を履行する方法を探すため努力してきた……我々は1965年の韓日請求権協定を違反する意図は全くない」と述べました。

日本が韓国との合意を守らないなどと、嘘を垂れ流すのはいつものことですけれども、その合意が日韓請求権協定のことを指すのであれば、日本側は「日韓請求権協定には紛争手続きに対する規定があるが、韓国はそれを無視している。従って合意を守っていないのは韓国であり、これは戦後世界秩序への挑戦である」と再反論すべきだと思いますね。

韓国の声闘は面倒くさいですけれども、きちんと反論すべきです。



3.BBCでボロを出した康京和

先日、韓国の康京和外相が、イギリスBBCの人気番組「HARDtalk」に出演し、司会のステファン・サックァー氏から日韓の対立について鋭い質問を浴び、わたわたする場面がありました。

ネットではその模様がアップされていますけれども、こちらのサイトにその大まかなやり取りがあります。次に引用します。

ステファン氏「日本からすれば、韓国の姿勢は1965年の条約に完全に違反しているわけです。条約では『請求は完全かつ最終的に解決した』となっているのですから。国家間の条約に合意した後に賠償金を求めるなんて事は出来ませんよ?」

康外相   「日本も個人による請求権は消滅していないと指摘していました。日本はその姿勢を最近になって変更したのです」

ステファン氏「つまりあなたは、今のこの時代、2019年になって国民に賠償を求めさせ、全てを掘り返すことを、価値ある健全なものだと考えているんですね?」

康外相   「政府が国民に請求させているわけではないですよ。個人です」

ステファン氏「日本の輸出管理強化後の韓国の対応は非常に狭量に思える。韓国は放射能検査の頻度を倍にするなどと発表した。つまり2011年の疑念を投げ返したわけです。しかし今は2019年ですよ? なぜ今になってなんですか?」

康外相   「韓国国民の間ではいまだに懸念が残っているんです。当然政府としては国民の声に耳を傾けなければなりません」

ステファン氏「あなた達は今、日本と貿易戦争の最中なんですよ?(思わず苦笑)数年前に出来た事を、韓国政府は今このタイミングでやった。これはあまり良くないことだと私は思いますがね」

康外相   「外側からどう見えるとしても、私たちは政策を精査し、国民の懸念、安全、健康を重んじます。汚染物が日本の海に流されている事を最近のレポートで読み、我々の国民はこれを重く受け止めたのです」

ステファン氏「対立の終着点はどこなんですか? 率直に言って、日本は韓国より強大な経済力を持っている。日本は韓国より多くのカードを握っているように見えます。実際に韓国の輸出産業はすでに苦しんでいるし、我々からすると、韓国経済、そしてあなたは脆く見えますよ」

康外相   「全くもってその通りです。ご存知の通り、韓国は日本に頼っています。日本との貿易は、韓国にとって常に"マイナス"でした。互いに大きく頼り合っている国同士であるのにもかかわらず、事前通告も相談もなしに日本は管理を強化したのです」
このように、康外相は、いつもの嘘だらけの主張を繰り返したのですけれども、BBCのステファン氏から、冷静になぜ今頃になって蒸し返すのだ、と突っ込まれ、あたふた。北朝鮮問題についても、噛み合わない答えを繰り返しています。

康外相はインタビューに答えている間、やけに瞬きが多かったようにも見えたのですけれども、後半の北朝鮮問題になると、言い淀む場面も見られ、苦いインタビューとなったことは間違いないですね。

これならば、いっそのこと、BBCのステファン氏を司会にして、河野外相と康外相とで公開討論をやって全世界に発信してくれないかな、とも思いますね。
 


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この記事へのコメント

  • 低い城の男

     後任の外相の茂木さんは、通商交渉を英語でマシンガントークでこなせるそうで、国防相にまわった河野さんともども、戦後日本最強の2+2(外相、国防相)要員かも。
     とはいえ、昨日の奥山先生のネット放送見てたら、河野さんといえども、問題ありなんだそうです。
     韓国のフレームに無警戒にのってしまって「徴用工」という表現を、そのまま使ってしまったとか。 
     最低限でも「いわゆる徴用工」とすべきで、できれば、自ら進んで雇用を求めて本土に出向いたのであって、強制ではなかった、と労を惜しまずに説明すべきだったということなのでしょう。
     戦前、朝鮮籍の方々は、イギリスでいう「英国海外市民(British National Overseas、BNO)」みたいなもので、本土で継続的な仕事にありつくことは簡単ではなかったそうです。 だから、徴用どころか、賄賂をおくってまで本土で仕事をしようとしたんだとか。
     とはいえ、甘言につられて、炭鉱とかダム建設のタコ部屋に連れ込まれて、ひどい目にあわれた方も、少なくはなかったのでしょう。 ただ、韓国の最高裁の裁判のはそういうケースではなかったし、タコ部屋でひどい目にあったのは、別に朝鮮人だからということではなく、日本の東北とかの恵まれない境遇の方も一緒だったのです。 これは、慰安婦も同じですね。 今の価値感からするとひどい話ですが、日本の農村の娘さんが親から身売りされて、そのまま慰安婦になっていった。 そして、その中には朝鮮籍の方もおられたということ。
     ここらへんを、きちんと英語で説明できる態勢ができていないようです。  日本の役人では無理。 100億円くらいの予算をくんで、アメリカの訴訟専門弁護士(litigation lawyer)に頼んで、指南してもらったほうがいいかもしれません。
    2019年09月11日 20:12