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zoom RSS カナダは中国の脅しに屈するか

<<   作成日時 : 2018/12/10 10:00   >>

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アメリカの要請でカナダで逮捕された、ファーウェイの孟晩舟CFOが、少なくとも7つのパスポートを保有していたことが、カナダ検察の訴追資料から明らかになりました。

それによると、孟氏は過去11年間に中国パスポートを4通、香港パスポートを3通、計7通のパスポートの発行を受けており、孟氏は海外出張のたびに、これらを使い分けていた可能性があるとしています。

孟氏の弁護側は、孟氏がカナダ入国の際に使用した香港パスポートの押収に応じ、更に別に保有する中国パスポートも本国から空輸して提出するとし、それを条件に保釈を求めています。

これに対し、検察側は孟氏が複数のパスポートを使い分けていることから保釈後に別のパスポートを使って国外に逃亡する恐れが極めて高いと反論。

更にアメリカのニューヨーク連邦地検は、孟氏は当局が把握している7通のパスポート以外にも、複数のパスポートを所持している可能性が高く、カナダ当局がパスポートを押収したり、任意提出を受けたりしたとしても、「さらに別のパスポートを使ってカナダから逃亡する恐れがある」と懸念を示しています。

7つのパスポートを持っているとは異常もいいところです。確かにスパイが疑われるのも無理ありませんし、7つもパスポートを持てるのなら8つ目も9つ目も隠し持っていても不思議ではないようにも思えます。

中国側は孟氏の即時釈放を要求。8日、中国外務省の楽玉成次官はカナダの駐中国大使を呼んで、孟晩舟CFOを逮捕したことに強く抗議しました。楽次官は「アメリカの要請という理由でカナダが中国国民を拘束したことは極めて悪質だ」とし、直ちに釈放しなければ、「重大な結果を招き、カナダが全責任を負わなければならないことになる」と脅しを掛けました。

昨日のエントリーで、カナダのトルドー首相は逮捕はアメリカの要請だとして、米中貿易戦争のとばっちりを受けたくないと思っているのではないかと述べましたけれども、雲行きが怪しくなってきました。

下の図はカナダの主要貿易国との輸出入額ですけれども、中国はアメリカに次ぐ額を占めています。

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10月15日、カナダのトルドー首相はトロントで行われた「フォーチュン・グローバルフォーラム2018」で「カナダは引き続き様々な方法で中国との貿易関係を強化する」と表明。また、フォーチュン誌のインタビューに「カナダ側は過去数年、中国との貿易関係を強化し続けてきた。今後も引き続き強化していく方針だ」とコメントしています。

これをうけ中国側も17日、外交部の陸報道官が「カナダ首脳のこうした発言を称賛する」と歓迎していました。米中貿易戦争で、米中両国は関税の報復合戦を繰り広げていますけれども、今後、中国はカナダに対しても同様な報復に打って出るかもしれません。

既に中国はアメリカに対して、この件で報復を始めようとしています。その標的はアップル社の「iPhone」を始めとするアメリカ製品です。

12月8日、香港紙、蘋果日報は、中国の複数の企業が従業員に対し、アップルの「iPhone」をボイコットするよう求める通知を出したと伝えています。また、社内設備や従業員の自家用車購入などについても、アメリカ製品のボイコットを決めた企業があるとしています。

中には、従わない従業員にはボーナスを減額するなどペナルティーを科す企業もあるそうで、一方で、ファーウェイなど国産スマホに買い替える場合、企業側が市場価格の15%を補助するとしているそうです。

先日、「逮捕されたファーウェイ副会長と危険な中国の新国家情報法」でも述べましたけれども、中国政府は去年7月に新国家情報法を施行し、中国国民に対し必要な時には「諜報活動」を支援することを義務づけています。この程度のボイコットなど簡単に命じることが出来るでしょうね。

また、中国は、日本政府がファーウェイとZTEの製品を政府調達から排除する方針を固めたことについて、「両社の製品に安全上のリスクが存在するとの証拠はない……中国の法律はいかなる機関にも、通信企業を通じて通信傍受などの権限を授けていない」と主張しています。

ただ、日本政府側で件の製品を分解したところ「余計なもの」が見つかったとも報じられていますからね。中国が証拠はないと言い張っても、はいそうですかと軽々に信じることは出来ません。

米中冷戦は同盟国および周辺国を巻き込んで拡大していくことも覚悟しなければならないかもしれませんね。

ファーウェイの孟CFOの逮捕に関していえば、カナダも中国の報復を受ける可能性が高まってきました。果たしてカナダは中国の脅しに屈して孟CFOを釈放するのか、それともアメリカに引き渡すのか。動向が注目されます。
 

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