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zoom RSS 沖縄知事選を巡る野党と中国の思惑に注意せよ

<<   作成日時 : 2018/09/03 10:00   >>

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今日はこの話題です。

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8月29日、沖縄県知事選挙で、自由党幹事長の玉城デニー衆院議員が立候補することを正式に表明しました。

玉城氏は「翁長氏の遺志をしっかりと引き継ぎ、辺野古新基地建設阻止を貫徹する」と翁長氏の後継候補として立候補することを宣言しました。

知事選は9月13日告示、30日投開票で、8月31日時点で自民、公明推薦の佐喜真淳・前宜野湾市長、玉城デニー氏、渡口初美・元那覇市議、南俊輔氏、山口節生氏の5氏は立候補を表明していますけれども、玉城氏と自民、公明推薦の佐喜真氏長との事実上の一騎打ちとなると見られています。

会見で玉城氏は翁長氏が生前表明した辺野古沿岸部の埋め立て承認の撤回を「全面的に支持する」とのべ、普天間飛行場の返還について「実効性のある取り組みをせず、返還が進まない責任を翁長知事になすりつけた。こんな政治の堕落を認めていいはずがない」と安倍政権を批判しました。

出馬するしないで二転三転していた玉城氏ですけれども、自身の選挙態勢を固める時間が必要だったのでしょう。

玉城氏は28日に、立憲民主党の枝野幸男代表、国民民主党の大塚耕平共同代表、共産党の志位和夫委員長、衆院会派「無所属の会」の岡田克也代表、社民党の又市征治党首と個別に会談したのですけれども、なんと会談には自由党の小沢一郎共同代表が付き添って、全面支援を各党に念押ししています。

小沢共同代表は又市社民党党首に「現地がどうもすっきりしていない」と伝えて沖縄を訪れ、態勢を確認。会見で「弔い合戦だ、とのんきにしていられる状況ではない。政府・与党は必死で来るはずだ」と述べていますから、楽な戦いではないと感じているのでしょう。

玉城氏サイドも、マスコミなどは「オール沖縄」だと持て囃している割には、沖縄県にある全11市のうち、オール沖縄系の市長は那覇市と南城市だけ。残る9市は自民党系の市長です。

更に、地元の有力企業として「オール沖縄」の中心的存在だった建設大手「金秀グループ」の呉屋守将会長は今年3月、共同代表を辞任し、ホテル業を営む「かりゆしグループ」は、活動方針の対立から4月に脱退。はっきりいって「オール沖縄」と呼べるものではありません。

立候補を決めた玉城氏は近く衆院議員を辞職しますけれども、現在、自由党の国会議員は、衆院が小沢一郎共同代表と玉城氏の2人、参院4人の計6人。そして、山本太郎共同代表は来年6月の参院選で改選を迎えます。

つまり、玉城氏が議員辞職した時点で、自由党は国会議員が5人と政党として成立させていくのが厳しい状況になります。

政党要件は、「国会議員数5人以上」か、「国会議員数1人以上かつ直近の国政選挙および前々回の参院通常選挙の選挙区総計か比例代表総計のいずれかで2%以上の得票率」を満たさなければなりません。当然政党要件が外れれば、政党助成金も交付されなくなりますから、政党として維持していくことも難しくなります。

それを考えると玉城氏の出馬は自由党にしてみれば、かなりのリスクがあるようにも見えなくもありませんけれども、それでも出馬するメリットがあるとすれば、それは野党結集という意味だと思います。

安倍自民党一強の中、分散・野合を繰り返してきた野党は単独で国政選挙を戦っても議席獲得が難しいと、選挙協力を行うようになりました。あるいは、玉城氏が知事選で負けることになったとしても、沖縄知事選で野党5党で選挙協力の実績を積んで、次の国政選挙に備えようと考えているかもしれません。

6月に行われた新潟知事選でも立憲民主、国民民主、共産、自由、社民の野党5党と衆院会派「無所属の会」が協力し、選挙を戦いましたけれども、自公支持の花角氏に敗れています。

「無所属の会」幹事長の大串博志衆院議員は、新潟知事選後、自身のブログで「野党がもう少しまとまった形で、よりよく連携した形で選挙戦を迎えることができたら、結果は違っていたかもしれません。その意味で、現在の野党の姿が投影された選挙だったと思います」と野党の連携が不十分であったと吐露しています。

或いは小沢氏は、沖縄知事戦の結果がどうあれ、野党5党の連携を確認、充実させることをメインに考えているのかもしれません。

立憲民主党の枝野代表は、29日那覇市内で会見し「故・翁長知事の遺志を強く受け止め、辺野古基地建設工事は無期限に止めるとともに、米国と辺野古基地を建設しない解決策に向けた再交渉をすることを求めていく」と述べ、玉城氏を全面支援する姿勢を見せました。

民主党の鳩山政権が辺野古移設を容認したことについて、「責任の一端を感じている」とする一方で、「立憲民主党は新しい政党として一から議論を進め、判断した」と苦しい言い訳をしています。そうまでしたのは、ここで小沢氏に貸しをつくっておくか、または野党共闘の実績を作った方が得策と考えたのもしれません。

ただ、思惑はどうであれ、日本の国益という観点からみれば、現時点で沖縄米軍基地を無くすという選択肢はありません。仮に半島問題が片付いたとしても、中国の侵略に対抗しなければなりませんからね。

8月28日、防衛省は2018年度版「防衛白書」を発表しました。白書では、中国について「近年、中国軍が東シナ海や西太平洋をはじめとするわが国周辺での活動を急速に拡大・活発化してきたことを踏まえると、これまでの活動の定例化を企図していると考えられるのみならず、質・量ともに更なる活動の拡大・活発化を推進させる可能性が高い」と軍事拡張を指摘しています。

更に、「中国は、特に海洋における利害が対立する問題をめぐって、既存の国際秩序とは相容れない独自の主張3に基づき、力を背景とした現状変更の試みなど、高圧的とも言える対応を継続させており、その中には不測の事態を招きかねない危険な行為もみられる。加えて、力を背景とした現状変更については、その既成事実化を着実に進めるなど、自らの一方的な主張を妥協なく実現しようとする姿勢を継続的に示している」と領土的野心を顕わにしていることに警鐘を鳴らしています。

中国は、日本の防衛白書に猛反発していますけれども、図星を突かれたからとしか思えません。

ジャーナリストの福島香織氏は中国の沖縄に対する認識について「いずれ沖縄は回収するというのは解放軍内では常識。元々中国のものだったって認識……サイバーだけではなく工作的。ロビー活動もしてる」と沖縄への工作に言及しています。

今回の沖縄知事選について、ネットを含めた言論動向も注視していく必要があると思いますね。


 

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「佐喜眞 淳」候補のイベントが、下記で開催されます。
1、日時:9月16日(日曜)14:00〜
     9月23日(日曜)14:00〜
2、場所:パレット久茂地前
    (沖縄県庁・那覇市役所近く)

小泉進次郎氏が、佐喜眞氏の応援で沖縄に来ます。
9月16日(日曜)
14:00〜 パレット久茂地
15:30〜 浦添市安波茶交差点
17:00〜 豊見城市役所(豊見城南高校前)
名無しのコメントです。
2018/09/15 19:25

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