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zoom RSS 日中水面下の争い

<<   作成日時 : 2018/09/20 10:00   >>

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今日はこの話題です。

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画像「妖印刻みし勇者よ、滅びゆく多元宇宙を救え」連載中!

9月17日、防衛省、海上自衛隊の潜水艦が南シナ海で護衛艦部隊と訓練したと発表しました。

訓練をしたのは、広島の呉を母港とする潜水艦「くろしお」。「くろしお」は13日までに東南アジア周辺を長期航海中の護衛艦「かが」「いなづま」「すずつき」の3隻と合流。護衛艦や艦載ヘリコプターがソナーを使って潜水艦を見つける動きや、潜水艦が護衛艦に探知されないように近づく行動を確認したそうです。

訓練場所は中国が南シナ海に設定した独自境界線「九段線」の内側でした。

「くろしお」は2002年に進水。2004年に就役した「おやしお型潜水艦」の7番艦です。

涙滴型船体を採用し水中性能に重点を置いた「うずしお」型、静粛性を高めた「はるしお」型を踏まえ、さらに探知能力、静粛性を向上させ、対水上艦だけでなく、対潜水艦作戦を実行できる潜水艦として開発されました。

取り分け、静粛性確保には最大限の努力がなされており、上部構造物の形状の変化、無反響タイルの装備等によってステルス性能を向上させ、おやしお型は乗員が艦の増速に気づかないレベルにまで達しているといわれています。

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18日、小野寺防衛相は1記者会見で、「くろしお」の訓練について「戦術技量の向上を図るもので、特定の国を念頭に置いたものではない……南シナ海での潜水艦が参加する訓練は15年以上前から幾度となく行っている。昨年、一昨年にも実施している」と述べました。けれども、南シナ海での実任務に就く潜水艦の訓練を公表したのは、今回が初めてのことです。小野寺防衛相は特定の国を念頭にしていないとしていますけれども、本来秘匿しておくべき、潜水艦の訓練を公表したということは、それなりの意図があるということです。

無論、中国に対する牽制ですね。

南シナ海では、中国が人工島を作って軍事拠点化していますけれども、それを問題視するアメリカは、軍艦を派遣して南シナ海を航行する「航行の自由」作戦を断続的に実行しています。

また海自も、「くろしお」と訓練した「かが」など護衛艦3隻は、8月下旬から南シナ海とインド洋も含めた海域を長期航海していて、8月31日には米原子力空母「ロナルド・レーガン」と、9月7日にはフィリピン海軍と共同訓練しています。これも中国に対する牽制でしょうね。

拓殖大学海外事情研究所所長の川上高司教授は「訓練の公表が、中国への牽制であることは間違いない。米国の対中関税制裁は強力で、日本は米国と歩調を合わせ、軍事面から後方支援するという意味があるのだろう」とコメントしています。

また、永田町関係者も「米中貿易戦争が激化するなか、中国が軍事的緊張状態を演出する懸念がある。今回の公表は、日米による『軍事的緊張を許さない』というメッセージだった可能性が高い。潜水艦『くろしお』は最新鋭潜水艦ではなく発見しやすいが、中国の哨戒能力では把握できなかったのではないか。このため、『われわれは南シナ海でも自由に行動できる』『挑発はダメだ』と伝えるため、異例の公表に踏み切ったとみる。軍事的挑発で懸念されるのは、弾道ミサイルを搭載した中国原潜の太平洋進出だ。米中の軍事的緊張が一気に高まる」と述べています。

今年1月に中国の「商級」原潜が尖閣諸島沖の海域に進入し、日本の海上自衛隊に探知されて2日間追跡されたあげく、公海で中国国旗を帆柱に立てて水面上に浮上した事件がありました。

中国の原潜ががっつり探知されたのに、海自の潜水艦を全く探知できず、易々と演習させたとなれば、双方の実力差は明らかですし、南シナ海は中国の自由にさせないという明確なメッセージになります。

今回の海自潜水艦の演習について、17日、中国外務省の耿爽報道官は「現在、南シナ海の情勢は安定に向かっている。域外の関係国は慎重に行動し、地域の平和と安定を損なわないよう求める」とコメントしました。

ただ、この言い方は現在米中間で繰り広げられている、貿易摩擦で報復関税合戦になっていること比べると随分抑制的に聞こえなくもありません。

これについて、防衛関係者は「防衛省の今回の動きは異例だ。表向きのメッセージとは違う可能性が高い……潜水艦の行動は、各国海軍とも極秘だ。トランプ大統領でも、米原子力潜水艦の動きは知らされない。防衛省がリスクを侵して公表した意図がある。あくまで推測だが、中国が南シナ海で許容できない行動をしたのではないか。中国は現状を少しずつ変更して、軍事的覇権を強める戦術を取っている。自衛隊がそれを察知し、米国と情報共有したうえで、中国側にメッセージを伝えたとみるのが自然だろう。自衛隊の哨戒能力は世界最高だ。日本周辺で各国艦船や潜水艦の動向をリアルタイムで把握している。中国の抑制的な反応を見る限り、メッセージは伝わったのではないか」と述べています。

これが本当ならば、まさに"水面下"で激しい争いが行われていたという訳です。

まぁ、その真偽が明らかになることはないでしょうけれども、そうしたメッセージを送れるのも日本が世界最高峰の哨戒能力と優れた潜水艦戦力を保有すればこそです。

中国の野望が潰えぬ限りは、そうした能力を保持し、磨き続けていく必要があると思いますね。

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