とある防衛省の超電磁砲

 
今日はこの話題を極々極簡単に……

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8月21日、平成29年度予算案の防衛省の概算要求にレールガン(電磁加速砲)の本格研究開発予算が盛り込まれることが明らかになりました。

これは、「従来火砲では実現不可能な弾丸初速を実現する艦載電磁加速砲の基礎技術に関する研究」として以前から基礎研究が行われていたのですけれども、いよいよ試作を含めた本格検討に着手するということです。

レールガンはその名の通り電気伝導体による加速で発射する新型兵器で、従来火砲とは比較にならない初速と射程を持っています。

例えば、現在アメリカ海軍で開発が進められているレールガンは初速が毎秒2km、射程200kmと言われています。日本の護衛艦はつゆき型に搭載されている76㎜砲の初速が毎秒0.9kmですから倍以上の初速ですね。

レールガン自身の研究は意外と古く、日本でもJAXAが1980年代末頃から相模原キャンパス特殊実験棟プラズマ実験室で開発をスタートさせています。「HYPAC」と名付けられたJAXA製のレールガンは二本の金属レールとその間に置かれた加速対象物で構成されるのですけれども、レールに電流を流すと加速対象物後部にアーマチャというプラズマの電流経路が生成され、そこにも電流が流れます。その結果ローレンツ力が発生し対象物は加速されます。

この時のローレンツ力は対象物に流れる電流(アーマチャ電流)の自乗に比例します。要するに電流を流せば流す程加速するという仕組みです。けれども、無限に加速できるという訳ではなくて、一定以上の電源エネルギーを与えると、アーマチャが分裂してしまって、それ以上の加速ができなくなるようです。

それでも、JAXAのレールガンは1991年の段階で初速毎秒7.45kmという驚異的な速度を叩きだしたのですけれども、2011年にJAXAでの研究は中止となり、以降は防衛省が引き継いでいます。

アメリカ軍が開発しているレールガンが実戦配備されるのは5から10年後とされていますけれども、その時になって、そんな最先端技術を使わせてくれといってすんなりいく程世の中は甘くない。日本としても、いざとなったら、自分達だけで作れるんですよ、というところを見せておく必要があるということでしょうね。

まぁ、それでも、日本が本気になって開発を始めるとアナウンスする効果は馬鹿にはなりません。過去の実績から本当にやってしまうだろうと思わせるだけでも牽制効果となりますからね。

この間、アメリカのバイデン副大統領は中国の習近平主席と会談したとき「日本は事実上、一晩あれば核兵器を製造する能力を持っている」といったそうですけれども、まぁそういうことですね。

政府はレールガン開発にもしっかりと予算を付けて、将来に備えないといけないと思いますね。

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