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zoom RSS 既得権益を打ち破る電波オークション

<<   作成日時 : 2017/11/18 10:00   >>

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今日はこの話題です。
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11月17日、内閣府の規制改革推進会議は電波の周波数帯の利用権を競争入札にかける「電波オークション」の導入を首相に提言する答申を年内にとりまとめる方向で検討することを明らかにしました。

この日に行われた議論の概要資料はこちらに公開されていますけれども、電波オークション推進論と慎重論それぞれの意見について以下に引用します。
<オークション推進論>
・OECD加盟35国中、日本だけが導入していない。
・新規参入と競争を促進させる。
・周波数の有効利用が促進される。
・無線局免許手続の透明性
・迅速性が図られる。

<オークション慎重論>
・インフラ整備遅延への懸念。
・事業者の研究開発力が衰える。
・ユーザー料金への転嫁への懸念。
・(電波法に外資を排除する規定がないことから)安全保障上の問題への懸念。
・事業者からオークションを求める声がない。
・現行の比較審査のもとでも新規参入事業者は生まれている。

<委員の主な意見>
・総務省が将来の状況を正確に予測して比較審査を行うことは困難。技術革新等に備えて、機動的な割当ができるようにオークションの規定を選択肢として導入しておくべきではないか。
・どのような事業に用いられる周波数をオークションで割り当てるかについては、例えば5Gに用いられる周波数を始めとする通信事業用の周波数が想定されるが、電波利用技術の革新スピードの速さを踏まえ、将来の技術革新に柔軟に対応できるようにすべきではないか。
・価格のみに基づく単純なオークションではなく、条件設定などの制度設計や入札参加資格の審査を的確に行うことにより懸念は解消可能でないか。
・オークション収入の使途について、一般財源として国庫に充当するだけでなく、収入の一部については、5Gの環境整備など、国の積極的対応が求められる取組みのための財源に充てることも考えられる。

<総務省>
・オークション制度について直ちに否定するものではないが、検討に当たっては、どのような事業に用いられる周波数について、どのようなオークションを導入することで、比較審査に比べて、新規参入、設備投資、料金低廉化等が促進され、電波の有効利用により資するのかが具体的に示されている必要がある。
・例えば、5G等の割当に向けた検討の際に、比較審査よりもオークションの方が国民経済的に明らかに優れていると関係者間で一致できれば、オークションの検討を行うことになるのではないか。
これを見て分かるとおり、推進論は「電波の有効利用と新規参入を促す」というのに対し、慎重論は「安全保証の問題と現行でも問題ない」という意見のようです。ただ筆者的にもっと平たくいえば、「自由競争」と「既得権益」の対立のように見えますね。

規制推進会議の委員は概ね「未来を見据えて、電波オークションも出来るようにすべきだ」と前向きな意見であるのに対して、総務省は「本当に電波の有効利用ができるか分からない」とか「電波オークション方が経済的に優れていると認められれば考えないでもない」と非常に後ろ向きな見解を述べています。

会合後、規制推進会議の議長を務める大田弘子・政策研究大学院大学教授は、現行の「比較審査方式」に加え、「オークションという選択肢があってもいいのではないか……そんなに総務省の裁量が優れているのか」と痛烈に総務省を批判していますけれども、このような総務省の後ろ向きな意見を聞かされてはそう思うのも無理ないかもしれません。

6月に加計学園の問題に関するエントリー「総理の意向文書は、議論に負けた文科省官僚の言い訳だ論について」で、規制緩和を進める国家戦略特区ワーキンググループ 委員と既得権益を守らんとする文科省官僚の議論を取り上げましたけれども、今回の電波オークションの議論についても同じものを感じますね。

既得権益にしがみ付くという意味では、既存放送局も同じです。

17日、日本民間放送連盟の井上弘会長は定例会見で「電波オークション」導入について「われわれは多かれ少なかれ公共性を担っており、金額の多寡で決まる制度には反対する……われわれへの批判はあると思うが、公平性を保ち、ライフラインとしてやってきた自負がある」と反対意見を述べています。

けれども、彼らのいうその「公共性」とやらに、今や疑問が持たれているのですね。先の総選挙では「偏向報道は犯罪だ」と一般民衆からプラカードが挙げられるようになったのです。

自負を持つのは結構ですけれども、それはあくまで自分でそう思っているだけのことであって、視聴者はそうは思っていないのです。

電波オークションの賛否を問うマスコミの世論調査を見たことがありませんけれども、ツイッターでの調査では圧倒的に電波オークションに賛成の意見ばかりです。

民放連は自負しているとばかりいうのではなく、視聴者、国民を納得させられるだけのものを見せない限り、この流れは変わらないと思いますね。
 

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