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zoom RSS 足下が揺らぐ金正恩体制

<<   作成日時 : 2016/08/21 10:00   >>

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北朝鮮の金正恩体制に軋みが出始めています。

8月16日、韓国の中央日報はイギリス駐在北朝鮮大使館の領事業務担当の外交官が8月初め、夫人と子供とともに亡命したと報じました。中央日報は、北朝鮮の消息筋の話として「緻密な事前準備をして、第三国で亡命手続きをしている。北朝鮮大使館が所在把握に乗り出したが、追跡には失敗した」と伝え、この外交官は領事業務のほか、ロンドン周辺に住む脱北者の動向を把握する仕事もしており、北朝鮮の人権侵害に対する国際的な批判の高まりに反論するよう、本国から指令を受けたことを苦痛に感じたとしています。

この外交官について、イギリスのBBCは「テ・ヨンホ」氏と伝えています。テ氏は次席大使の職位にあり、大使館のナンバー2に当たります。ガーディアン紙によると、テ・ヨンホ氏の息子の同級生の話として、同級生が7月中旬から姿を消して、すべてのソーシャルメディアが削除されたとの証言を伝えていました。

これについて北朝鮮は、20日に、国営の朝鮮中央通信の論評を通じて「秘密漏洩や国家資金横領などの罪を犯して家族と逃亡した者であり、6月に犯罪捜査のために召還の指示を受けた状態だった」と述べ、韓国政府がテ氏を引き入れて「宣伝に利用している」と韓国を非難。また、「イギリス当局が犯罪者の引き渡しを求めたわれわれの要求を無視し、逃走者を逃がした」とイギリス政府の対応も批判しています。

これらのことから、テ氏がイギリスを離れ、家族共々韓国に亡命したと見て間違いないものと思われます。

また、亡命はそれだけではありません。19日、複数の韓国メディアは欧州で金正恩の資金などを管理していた労働党39号室所属の党幹部が、数億円相当の資金を持って子供とともに消息を絶ったと報じています。

朝鮮労働党39号室は、1974年に金正日が権力基盤固めに使う外貨を稼ぐ機関として設立した外貨獲得機関かつ朝鮮労働党の財政経理部です。その下部機関として約120社の企業が北朝鮮国内の金・銀鉱山などの管理を独占、水産物やマツタケの輸出なども手がけています。

2005年にアメリカによる金融制裁で凍結されたマカオのバンコ・デルタ・アジア銀行の資金管理も行っていたことが明らかになっており、朝鮮労働党の財政経理を担う部署です。

この幹部は欧州のある国に約20年間駐在していたのですけれども、昨年末頃にアメリカへの亡命を求めて子供共々消息を断ち、一説には、現在、欧州で現地当局の身辺保護を受けているとも伝えられています。ただ真偽の確認は取れてはいません。

いずれにせよ、北朝鮮の金庫番の幹部が資金を持ち出ししたというのですから、本当であれば、相当深刻な事態です。

現実問題として、ここのところ、北朝鮮外交官の亡命も少なからず発生していて、毎月1人か2人は参事官級以上の外交官が亡命しているという話もあります。中でも特徴的なのが家族丸ごと脱北するというケースが増えているようです。

その背景として、金正恩の『恐怖政治』や断続的に進められる人事刷新に対し、幹部間で不安が高まっているためだとか、「子供の教育問題」があるのではないかとの分析もあるようです。

確かに外交官であれば、家族も現地に呼び寄せることも可能でしょうし、そうすれば当局に"人質"に取られるリスクも低くなりますからね。その意味では、一番脱北しやすい環境にいるともいえるわけです。

少なくとも政府高官が祖国を逃げ出すという事態は通常ではありません。特に資金源が断たれるのが一番堪える筈ですね。

現在、北朝鮮当局は「安全代表」と呼ばれる監視担当者を世界各地に派遣し、党の複数の組織を通じ、海外在住者たちに厳格な相互監視体制も敷いており、逃げ出さないよう更にに監視を強化しているとみられています。ただいくら監視しても、背に腹が変えられなくなれば、どうなるか分かりません。実際に、外交官クラスが逃げ出しているわけですからね。

また、北朝鮮の政府関係者のみならず、脱北者は今年になって増加傾向にあります。今年7月末までに韓国入りした脱北者は815人で昨年同期に比べ15.6%増えています。

韓国政府高官によると、脱北者から聴取した内容から北朝鮮への資金流入が絶たれるなど制裁の効果が出ているとしています。

本当の内情はどうなのかは分かりませんけれども、日本としても、何時何が起こっても対応できるように、監視と警戒を怠ってはならないと思いますね。

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