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zoom RSS オーストラリアをオーストコリアにさせるな

<<   作成日時 : 2016/04/03 10:00   >>

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今日も簡単に……

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4月1日、ロイター通信は南シナ海で中国が領有権を主張する島々の周辺に、アメリカ海軍が今月初旬に艦船を派遣し、3回目の「航行の自由」作戦を行う予定だと伝えました。

ロイターは、具体的な日時や場所については明らかにしていませんけれども、専門家の見方としてスプラトリー諸島のミスチーフ礁周辺で実施される可能性があるとしています。

この前日の3月31日に中国の国防省が記者会見を開き、先日、アメリカとフィリピンとの間で合意した、フィリピン空軍基地5ヶ所を米軍の拠点とすることを批判しました。その際、アメリカ艦隊が南シナ海で警戒監視活動を開始したとの報道について問われ、「やってきた米艦隊に関しては、用心するほうがいいとしか言えない」と答えました。

その翌日に3回目の「航行の自由」作戦の報道ですからね。やれるものならやってみろ、というメッセージではないかと思います。

今回の合意では航空戦力が主体で、海軍基地などが今後、追加的に随時合意される可能性があるようです。


アメリカの対中牽制はそれだけではありません。3月9日には、B1などの戦略爆撃機をオーストラリア北部ダーウィンの空軍基地に巡回駐留させることをオーストラリア政府と協議していることをロビンソン米太平洋空軍司令官が明らかにしています。

ダーウィンは、2011年にオバマ大統領がオーストラリアを訪れた際、「米国戦略のアジア太平洋シフト」というメッセージを残し、米海兵隊は、ダーウィンにある既存の豪軍基地施設を使用して展開することを決めて以来、アメリカの拠点となっている地です。

これまでは海兵隊を毎年巡回駐留させていた程度だったのですけれども、今回初めて爆撃機の駐留に踏み切りました。それだけ南シナ海の情勢を重く見ているということですね。

けれどもダーウィンには中国の手も同時に伸びています。

昨年10月、オーストラリアの北部準州は中国の企業「嵐橋集団」に、99年というダーウィン港の長期リース権を約5億豪ドル(約440億円)で貸与すると発表しました。

この中国嵐橋集団は山東省に拠点を置くエネルギーやインフラ産業を主軸とする企業で、港湾や石油、ガス、不動産など幅広いビジネスを展開しています。創業者でトップの葉成氏は、国政助言機関である人民政治協商会議の委員を務めていることから、中国共産党のフロント企業だと指摘されています。

事実、ニューヨーク・タイムズの取材に葉成氏は投資は中国の外交政策「一帯一路」に資すると認めていますから、そういうことですね。

中国嵐橋集団は、今後25年で2億オーストラリアドル(約173億円)を港湾整備に投じて、中国とオーストラリアの貿易や観光を促進するとしていますけれども、それだけで済まないと見た方がよいでしょうね。

オーストラリアの有力シンクタンクの戦略政策研究所のピーター・ジェニングス所長によると、「中国には西側諸国の軍が船舶をどう動かし、荷揚げをし、荷を積み込み、機器からどんな信号を出すのかといった細部を含め、軍のオペレーションについての極めて強い関心がある」とのことですから、軍の運用情報を抜かれる可能性はあり得ると思いますね。

なぜ、こんなリース契約をしたのかというと、どうやら中国の金もさることながら、中国の危険性や外交安保への影響を余り考えていなかったようです。

オーストラリアの州や準州は連邦政府とは別に各部署があり大臣がいるのですけれども、外交と軍事が国の管轄なので、北部準州には、外務大臣や防衛大臣は居ません。なので、それらを抜きにした部分でのみ判断してしまったのではないかとも指摘されています。

オーストラリアの対外貿易の実に約24%が中国です。2位の日本が11%程ですから倍以上あります。

それだけに中国からの投資は外す訳にはいかないと事情があるにせよ、米豪両政府の軍事拠点としているダーウィンの港を貸与するとは、短慮に過ぎますね。

しかも、今回の貸与はアメリカに何も知らせず行ったようで、アメリカは激怒しているとも言われています。

それにしても、安保はアメリカで、経済は中国という二股は、韓国の態度と似たようなところがあると言えなくもありません。アメリカのオーストラリアに対する信頼感が揺らいだ可能性はありますし、日本とて安心はできません。

オーストラリアがオーストコリアにならぬよう注意する必要があるかもしれませんね。

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