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zoom RSS 俎板の鯉の新聞人と公人

<<   作成日時 : 2015/11/30 10:00   >>

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今日はこの話題を極々簡単に…

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 11月26日、新潟日報社は「ツイッター」上で新潟市の弁護士高島章氏を中傷するなどの書き込みをした坂本秀樹・元上越支社報道部長を懲戒休職処分としたことを発表しました。

 この話題については、先日「運命は性格の中にある」で取り上げましたけれども、25日に報道部長職を解き、経営管理本部付としていましたが、その翌日に懲戒休職処分を出したわけです。

 新潟日報としては「新聞人としてあってはならない行為である上に報道部長という役職だったことを考慮して厳重処分とした」ということのようなのですけれども、新潟日報のサイトをみても、社として謝罪しているページは見つけられませんでした。

 或はその程度の問題としか認識していないだけなのかもしれませんけれども、一般の感覚とは少しズレているように感じますね。まぁ、処分自体が解雇ではなく休職ですから、ほとぼりが冷めるのを待っているだけなのかもしれませんけれども、坂本氏の発言は単なる中傷や罵倒のレベルを超えていると思います。

 こちらの福岡ローカルTVでは、坂本氏のツイッターでの罵倒の内容を報道したようですけれども、酷いものです。
 
 このような罵倒を行う人物が報道部長の職にあったということは、何時それに類する発言を紙上でやりかねないということです。今までそれが新潟日報の紙面に出なかったとすれば、それは本人が自制したか、周りのチェックで弾かれたものしか上がってこなかった、ということですね。仮に新潟日報が全て坂本氏のような人物ばかりで固められていたとしたら、彼の罵倒が紙面に上がってくることだって有り得る訳です。

 実際、彼は別のツイートで「アメリカの隷属國の日本は、滅んだ方が良いですよね?原発すべてぶち壊してさあ(笑)。あなたの子供だって、未来なんかないからさぁ。滅ぼそうぜ!」と発言していたのですから、そういう紙面にならないとは限らない。つまり、発言自体は個人のものであったとしても、本人が新聞人であることと報道部長という役職にあるという立場を考えると、個人の発言と新聞社の仕事は別だとするのは難しいと思いますね。それだけ社会的責任を背負っているということです。

 例えば、政治家が坂本氏のような発言をツイッターでしたとしたら、炎上程度では済まない筈です。個人的な発言なんて言い訳も通じず、党籍剥奪だとか、議員辞職勧告とかになると思います。新聞人の発言は、世間に与える影響を考えると、それに近い扱いになるといっていいと思います。

 ただ、政治家の場合は選挙がありますから、仮に酷い発言をしたとしても、その報いは落選という形で示すことができます。けれども、民間企業である新聞社に対して選挙はありません。まぁそれに近いものがるとすれば、新聞購買数ということになりますけれども、暴言をした人物を直接選挙するわけではありませんから、少し緩やかというか甘い形でしか見えてきません。その意味では、今回の坂本氏への無期限休職が、落選相当だと世間に受け止めて貰えるかどうかは微妙なところだと思いますね。要するに、新聞社の報道部長という職にある人物をどこまで「公人」として見做すかということです。  

 今回の問題について、敬和学園大学人文学部国際文化学科准教授の一戸信哉氏は新潟日報で「記者個人の発信のあり方をもう一度考えたい:上越支社報道部長による中傷問題について」というコラムを書いているのですけれども、次のように述べています
自分と違う見解の人をこうやって匿名で罵倒している人たちは、左右どちらの立場にも、たくさんいるようにも感じています。つまり「新潟日報の報道部長」の発言として見ると、あまりにもひどいと思うわけですが、匿名の一個人ユーザとして見た場合にはどうか。もちろん相変わらずひどいですし、「泥仕合」の渦中であっても責任は免れないとは思いますが、「泥仕合」の中ではよく行われている発言のようにも見えます(だからいいといっているわけではありません)。
 まぁ、要するに、個人の発言と新聞社の仕事を分けて考えると、個人では中傷する輩は何処にでもいる、どっちもどっちだ、という訳です。これを見る限りではそれほど深刻な問題に捉えているようには見えないですね。

 実際、こちらにあるように、当の本人はFBで「家族は不安がり、私もまな板の上のコイ。困ったもんです」と発言しているのですから、これを見る限り、事の大きさを認識しているようには見えません。

 筆者は先程も述べたとおり、新聞人においては、個人の発言と新聞社の仕事を分けて考えるのは難しいと考えますから、一戸氏の見解には賛同できませんし、坂本氏の「俎板の鯉」発言も戴けません。
 
 もっとも、一戸氏のの記事についた一般コメントをみると、ほぼ批判一色の大炎上ですから、やはり一般の感覚とはズレているのではないかと思いますね。

 その意味では、もし新潟日報が、無期限休職程度でほとぼりが醒めるだろうと考えているのであれば、それは甘い考えかもしれないと思いますね。

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
確かに仰る通りですが、この一件を地方都市在住者の感覚で考えた場合東京人が考えるよりも遥かに深刻に社会的に死んでいるのではないかとも思います。
ましてこの人の一家が一戸建てを構え数代前から続くそれなりに古い家だったりすると地域コミュニティの中では知らない人がいないと言う状態でしょうから所謂「お天道様の下を上を見て歩けない」状態だと思うんですね。
本人やご家族がよほどの鉄面皮でもない限りどこかへ引っ越して再起を図りたいぐらいの恥ずかしい思いでいるかもしれません。
そこにダメ押しをするが如く懲戒解雇というのは地方人としては心情的に出来なかったのではないでしょうか。
もちろんそのことを以ってこの処分が妥当だったと言っているわけではありません。
所謂言論人や学者などと世間一般の感覚とはズレが有るのと同様に地方で根を張って生きていた人間と大都市で人間(じんかん)に埋もれて生きてきた人間との感覚にもズレがあるのではないか、そういう話です。
おじさん
2015/11/30 02:03
残念ながら、基本的に新潟県民ってこういうクズがほとんどで、まともな思考の人間はごく僅かです。
個人的に今回の件は、それが全国に知れ渡ったということで内心ほくそ笑んでます。
妙高
2015/11/30 03:13
この事件が日本国内で、なおかつ発言がやたらと広まり、周知の事実として認識されたからこそここまで責任について訴追できただけではありませんか。
世間とやらがどこまでを指し、大衆意識、一般意識とやらがどういったものかはわかりませんが、事体を管制する能力その限界をどうするか、また誰が保有し行使するのか、そういった問題として考えるべきでしょう。
人間誰しもすべてに万能ではないし信用できるわけじゃない、某首相経験者の発言どおり人間が害悪だとでも言ってしまえばずいぶんさっぱりした世の中になりかねない。
名無し3
2015/11/30 05:43

恐ろしいと思うのは, この例が決して特殊事例では
ないだろうと思われることだ. 彼が支局とはいえ
部長まで上がっているということは, 彼を評価する
ものが上にいるということである.

上の者彼の個人的な言動は知らなかったかも知れないが,
その言動の背後にある思想は分からざるを得ない.

つまり, 彼のような反人間社会的な思想を持つものが
様々な分野で引き上げられている筈である.
そして, この様な反社会的な思想は共産主義あるいは
革命思想と簡単に結び付くのではないかと思う.

大阪都騒動の背後には大阪人の「このままでは駄目だ」
という切迫感がある. 歴史的に見れば, 岸内閣の時の
安保騒動も同様な社会的背景があったのであろう.
それは池田内閣の所得倍増政策によって社会が一ぺんに
落ち着いたことからも分かる.
池田隼人は日本を共産主義革命の騒乱から守った大功労者である.

世直しの声が起きるのは, 勿論, 一般庶民の財布が
寂しくなっているからであり, それを落ち着けるのは
所得増政策しか有り得ない.

甘利大臣は経済が持ち直すのはもう少し(だから我慢しろ),
と気者会見で述べたという.
この様に政権が国民に我慢を訴えるのは社会を
ますます不安定化する効果しかない.
安倍政権は対外的政策や国内のテロ対策は旨くやっているが,
肝心の国民をテロに追いやらないための国内政策は
全く駄目である.

「国民の所得を増やす」以外の国内安定化政策は有り得無い.
ちび・むぎ・みみ・はな
2015/11/30 13:41

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