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中国と韓国の例で振り返ってみたけれど、中国は「利」、韓国は「情」によって簡単にその態度が変わってしまっている。下手な外交交渉なんかより、こちらを使ったほうがずっと効果があるようにさえ見える。 日本人同士での交渉のように、信頼と誠実を基にした交渉を当たり前だとし、それが他国との外交交渉にまで普通に適用される筈だなんて思っていたとしたら、中国や韓国の態度にはとても違和感を覚えるはず。 理路整然と事実と法に基づいた交渉で物事が進むつもりでいたのに、毒餃子事件での中国の対応のように、どんなに事実をつきつけられても、自分は悪くないと開き直る態度や、韓国のように教科書に竹島を記述するだけで、デモを起こして大使を召還するような態度に遭遇すると、なんて自分勝手なんだろうと思ってしまう。 だけど、事実と証拠では全く埒が開かなかったくせに、「利」と「情」を使うことで、彼らの態度は簡単に変わってしまう。とすると、彼らにとって、言葉などは真実を語るための道具なのではなくて、国益を追求するための「戦略兵器」にしか過ぎないのだと考えておくべきではないかと思えてくる。 彼らとの交渉の場で使われる言葉は、ただの戦略兵器なのだと思えば、黒を白と言い、やると言ってやらなかったりすることも、ごくごく普通のことで不思議でもなんでもなくなる。 日本人拉致問題や核開発問題での北朝鮮の発言と態度を見れば、それは明らか。 日本人は、北朝鮮の拉致問題に対する対応に触れ、そのやり口を学習してきているから、基本的に彼らの言葉は信用の置けないものだと思っている。先日拉致被害者の再調査をするといっておきながら、福田総理が辞任を表明した途端、延期を宣言した。 彼らにとっては、拉致調査と引き換えの経済制裁の解除がどうなるか分からなくなったから様子を見るという理由なのだろうけれど、それこそ交渉時の言葉なんて、ただの戦略兵器としてしか思っていないことを暴露してる。 8月の日朝実務者協議で合意した拉致問題の再調査開始が大幅に延び、「可能な限り秋まで」としていた終了は不可能となる見通しとなった。外務省幹部が明らかにした。福田康夫首相の辞任表明が原因だが、新首相就任後も直後の衆院解散・総選挙が予想されるなかでは北朝鮮側が再調査開始に踏み切るかどうかは不透明。福田政権下の合意が白紙になる可能性も強まっている。 外務省幹部は「北朝鮮は様子を見る。日本の都合と言われればそうだ。秋までという結果が遅れるのはやむをえない」と語った。 8月の合意では再調査について「迅速に行われ、可能な限り秋には終了する」とし、開始と同時に日本が制裁を一部解除することで合意していた。 ただ新首相の決定前には日本側が制裁解除する政治的な判断は困難。日本が制裁解除しない可能性があるのに、北朝鮮は再調査を開始しないとの見方が強まっていた。 外務省幹部は「事務方では判断できない」として、当面は日本側から再調査を開始するよう求める考えもないことも明らかにした。 外務省は「北朝鮮から連絡はない」として認めていないが、北朝鮮から何らかの連絡があった可能性もある。 一方で、新首相選出後も早期に衆院解散・総選挙が行われる見通しで、さらに北朝鮮が政権の行方を見定めようとする態度に出る可能性が強い。8月の合意は事実上空文化し、衆院選後の新政権が白紙からの仕切り直しを迫られる可能性もある。【須藤孝】 URL:http://mainichi.jp/select/today/news/20080904k0000m010091000c.html 【9月5日 AFP】高村正彦(Masahiko Komura)外相は5日の記者会見で、福田康夫(Yasuo Fukuda)首相辞任による政権交代を理由に、北朝鮮政府が拉致被害者の再調査を延期すると伝えてきたことを明らかにし、遺憾の意を示した。 北朝鮮は今年6月に、拉致被害者の再調査を約束したが、4日に中国の外交筋を通じて、日本の次期政権の北朝鮮政策を見極めるまで調査開始を延期すると伝えてきたという。 福田首相は北朝鮮に対し穏健的政策をとってきたが、支持率低迷が続いたことから、1日に突然辞任を表明した。後継の自民党総裁選で最有力候補の麻生太郎(Taro Aso)幹事長は、福田首相より強硬な外交路線を取る可能性が指摘されている。(c)AFP URL:http://www.afpbb.com/article/politics/2514078/3291193 |
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米流時評 2008/09/16 01:31 |
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途転の力学 2008/09/21 09:53 |
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