![]() 『なぜ人を妬んだり、うらやんだりするかといえば、「自分にも同じことができる」と思うからなのだ。人は自分が絶対に不可能なことを成し遂げた人に対しては賞賛や尊敬こそすれ、嫉妬することはない。』 第十七世名人の資格を持つプロ棋士、谷川浩司九段の言葉。 嫉妬心が起こるのは、それが自分の理想の姿だから。だから、嫉妬心を持つということは、自分で自分の理想の姿を否定していると同じ行為。もしも自分の理想へと導く手が差し伸べられることがあったとしても、嫉妬心を持っていると、自分で自分の理想を否定しているのだから、その導きの手を自分で払いのけてしまうことにもなりかねない。 それよりは、その理想の姿をしっかりと肯定するべき。自分の理想を積極的に認めるべき。自分の理想を体現している人を祝福する姿勢が大切。 自分の理想をいつも肯定し、願い続けていればこそ、救いの導きを素直に受け取ることができる。祝福は、祝福を送る相手だけでなく、自分の心をも潤してゆく。格差が気になるのは、それが自分の理想だから。だからこそ、その相手を妬むのではなくて祝福する。そうやって祝福のこころで自分自身を満たしてゆけばいい。 境遇はどうであれ、たとえ無一物であったとしても、他人に分け与えることのできるものを、みんな持っている。 それは、自分の人生という名の希望。 いかなる環境においても、自分で納得できる自分だけの人生を生き切ること。それこそが誰にでもできる、後世への最大遺物。 客観的、世間的評価が高いから幸せになるのだという考えではなくて、自己信頼と客観的自己省察によって、主観的に世間的評価を超えて、社会をより良くしてゆく生き方をしてゆくこと。 あなたの生き方に感銘を受けた人がどんどん幸せになっていったとき、あなたは幸福の生みの親であり、成功者の世界の住人なのだ。 本シリーズエントリー記事一覧 格差について考える その1 「格差とは何か」 格差について考える その2 「職業選択と職業観」 格差について考える その3 「職業の格付け」 格差について考える その4 「職業威信と収入の関係」 格差について考える その5 「健全な日本社会」 格差について考える その6 「年収300万円の世界」 格差について考える その7 「市場原理が働くプロの世界」 格差について考える その8 「主観的職業威信」 格差について考える その9 「職業の魅力」 格差について考える その10 「派遣会社の職業威信」 格差について考える その11 「中途採用と専門性」 格差について考える その12 「自己評価と他己評価」 格差について考える その13 「わが道を行く栄光なき天才たち」 格差について考える その14 「好きこそものの上手なれ」 格差について考える その15 「今を変える、未来を変える」 格差について考える 最終回 「祝福のこころ」 |
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格差を生み出すゆとり教育
秋葉原の通り魔事件から始まり八王子の通り魔事件に至るまで、一部の事件の動機を格差社会に結び付けようとする報道がなされている。仮に格差社会の敗者であって社会に対しやりきれなさを持っていたとしても、無差別殺人を行うという行為の間には深い溝がある。したがって.... ...続きを見る |
凪論 2008/08/25 22:54 |
| 内 容 | ニックネーム/日時 |
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数週間前から拝見させていただいておりました。 |
かぶとむし 2008/08/14 08:12 |
おはようございます。かぶとむし様、コメントありがとうございます。目標が見えてきたのですね。良かったです。拙記事がかぶとむし様のお役に立てたようで嬉しく思います。 |
日比野 2008/08/14 19:17 |
興味深い記事だと思います。 |
耕 2008/08/18 23:23 |
さらに精神の面にまで踏み込んでいるのが今回の格差に関する論考で特に素晴らしいところですが、一方で「弱者の嫉妬」と「強者の競争願望」は共に同根からくるものであるとも言えるのです。ともに収入や地位など自己の外的条件に固執している点は同じです。いくら収入を得ようと、外的条件にこだわる人は満足しませんし、満足しないからこそ政治に(格差を容認する動きとして)期待する面もあるのです。 |
耕 2008/08/18 23:24 |
耕さん、御無沙汰してます。コメントありがとうございます。 |
日比野 2008/08/19 00:23 |
ということで、私はより個人に焦点を当てる形でのアプローチを試みたわけですが、これもご指摘のとおり、個人の価値観にかなりの部分左右される問題でもあるわけです。かと言って、私は共産主義にすべきだというつもりもありません。 |
日比野 2008/08/19 00:24 |
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