日比野庵 本館

アクセスカウンタ

help リーダーに追加 RSS 自己評価と他己評価(格差について考える その12)

<<   作成日時 : 2008/08/10 10:00   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

主観的職業威信はそのまま自己評価につながり、客観的職業威信は他人から見た評価、他己評価になるけれど、ここで自己評価をX軸、他己評価をY軸にとって、評価という切り口でもポートフォリオを作ってみる。

画像


まず、自己評価が高く、他己評価も高い層は、自他共に評価が高い層。この第一象限に属する層を「エリート」と名づける。

次に、自己評価は低いけれど、他人からの評価が高い層。自分ではそれほどとは思えないのに、人様は素晴らしいといってくれる。この第二象限に属する層を「栄光無き天才」と名づける。

そして、自己評価も他己評価も低い層。この第三象限に属する層を「負け犬」と名づける。

最後に自己評価が高いけれど、他己評価が低い層。これは次と他の評価にギャップがあるのだけれど、世間的評価が低くても主観的に高い評価を与えている層。良くいえばゴーイング・マイウェイ、悪く言えば独り善がり。この第四象限に属する層を「わが道を行く」と名づける。


画像



第一象限:自己評価=高、他己評価=高:「エリート」
第二象限:自己評価=低、他己評価=高:「栄光なき天才」
第三象限:自己評価=低、他己評価=低:「負け犬」
第四象限:自己評価=高、他己評価=低:「わが道を行く」


個人が幸せな状態というのは、自分の評価と他人からの評価が一致している状態。だから、第一象限である「エリート」はそれこそ自他共に認めるエリートになるから、不満の出よう筈もない。このバランスが崩れたところから不満は生まれてゆく。

画像


特に、自己評価が高いのに他人からの評価が低いと、本人は自分が認められていないと感じて不満を覚えるようになってゆく。尤もこの構図は他の象限でも同じであって、たとえ「エリート」に属する人であっても、その自己評価、プライドが異常に高くて、現在の処遇をはるかに超えた自己評価を持っている場合には、その他の象限に属する人からみれば羨むような境遇にあるにも関わらず、いつも不満を覚えていることになる。

ただ、それでもこのプライドが良い方向にでる時もある、それは自己評価と他人からの評価それぞれを客観的に自己観照できてかつ、他己評価に流されないだけの強さがある場合。代表的なものは第四象限の「わが道を行く」にいる人たちがそれ。


本シリーズエントリー記事一覧
格差について考える その1 「格差とは何か」
格差について考える その2 「職業選択と職業観」
格差について考える その3 「職業の格付け」
格差について考える その4 「職業威信と収入の関係」
格差について考える その5 「健全な日本社会」
格差について考える その6 「年収300万円の世界」
格差について考える その7 「市場原理が働くプロの世界」
格差について考える その8 「主観的職業威信」
格差について考える その9 「職業の魅力」
格差について考える その10 「派遣会社の職業威信」
格差について考える その11 「中途採用と専門性」
格差について考える その12 「自己評価と他己評価」
格差について考える その13 「わが道を行く栄光なき天才たち」
格差について考える その14 「好きこそものの上手なれ」
格差について考える その15 「今を変える、未来を変える」
格差について考える 最終回 「祝福のこころ」


画像

設定テーマ

関連テーマ 一覧

月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
URL(任意)
本 文