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商品の価値について考えてみたい。全10回シリーズでエントリーする。 経済学における商品価値については、様々な説や理論があるけれど、古典経済学から近代経済学においては大きく二つの説とその変遷がある。 古典経済学における「労働価値説」と、近代経済学における「効用価値説」がそれ。 [Asagi's photo]より 労働価値説とは、商品の価値をは一定の商品のうちに含まれている社会的必要労働の量によって規定されるというもの。イギリスのペティに始まり、アダム・スミス、リカードにより体系づけられ、マルクスによって集大成された。 商品価値を生む源泉が、商品そのものが持つ価値ではなくて、その物を生産し、運搬してきた労働に対して対価を支払っているという考え。 それに対して、効用価値説とは、商品の価値は、効用(満足度)の大きさで決まるとする理論。 ある製品を消費したとき、それによって得られる効用(満足度)が価値なのだとする考え。 同じ商品を使ったときでも人によって満足度は当然違うから、その商品の値段に対して高いと思う人もいれば安いと思う人もいる。個人の主観に相当な部分委ねられているから、主観価値説とも呼ばれてる。 [Asagi's photo]より 商品には当然値段があるけれど、値段と価値とは必ずしもイコールじゃない。 商品を生産するために労働を全く介さないことは殆ど有り得ないから、生産者からみて、その商品の値段は生産するのに必要なコスト以上でないと儲けが出ない。 原材料費+製造費用+輸送費用<売価 ・・・@ という関係式が成り立つのが普通。 だから、労働価値説って生産者側からみるととても理に適った理論にみえる。ただし、これはあくまで商品の値段の話であって、価値そのものを意味しているわけじゃない。 |
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