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help リーダーに追加 RSS 新世界秩序(新世界秩序について考える その1)

<<   作成日時 : 2008/06/29 10:00   >>

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世界の流れからみた日本の政治を考えてみたい。全8回シリーズでエントリーする。

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[Asagi's photo]より


『私達はここ2世紀の間「自由」の(ための)激務をこなして来ました。そして今夜、私達は寛容と人類愛に対する脅威に毅然と立ち向かうように世界を導くでしょう。問題となるのは、ひとつ以上の小さな国です。

それは「新世界秩序」という大きなアイディアです。そこでは多様な国々が、人類の普遍的な願いである平和と安全、自由、そして法の下の支配を成し遂げるという共通の目的のためにまとまるのです。』

1991年のジョージ・H・W・ブッシュ大統領による一般教書演説の中の一節。


新世界秩序とは、世界を一致調和する目的で超大国または世界政府が安全と“世界平和”を約束し支配権を持ち、一般的宗教の実施と世界中を一つの経済システムに統一し、世界を優位国または世界政府に服従させることと言われている。

別段、陰謀論を展開するつもりはないけれど、要は、世界の秩序維持のシステムとしていかなる方法を取るかという問題。


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米ソ冷戦時代の世界秩序は、東西に分かれた資本主義圏と社会主義圏との軍事力によるにらみ合い。勢力均衡によって保たれていた。

この冷戦終結の決め手のひとつに軍拡競争があったといわれている。増大する軍事費に国家経済が耐えられなくなったということ。金の力はいつの世も大きいもの。

冷戦終了後、ソ連は崩壊し、東欧諸国も次々と民主国家として生まれ変わっていった。この時点で世界のアメリカ一極支配が出来上がった。

軍事力を担保として世界の覇権を握る国にとって、自国に挑戦してくる国は潰しておく対象となる。それは小さな芽のうちに摘んでおくのがいい。必然的にアメリカ以外の地域で「急進的国家主義」が台頭しないように気を配ることになった。

ノーム・チョムスキーによれば、「冷戦は、一方のプレーヤーが試合を降りたことにより半分終わっただけで、新しい状況に適応しながら、以前と同様に続いている」という。


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※ 1991年の一般教書演説より原文の一部抜粋

"For two centuries we've done the hard work of freedom. And tonight we lead the world in facing down a threat to decency and humanity. What is at stake is more than one small country, it is a big idea - a new world order, where diverse nations are drawn together in common cause to achieve the universal aspirations of mankind: peace and security, freedom, and the rule of law. Such is a world worthy of our struggle, and worthy of our children's future."

President George Bush State of the Union Address 1991


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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
お久しぶりです。いつも拝読させていただいております。
1991年の一般教書演説を見ると、何だか現代風の衣をまとったアレクサンドロス大王の世界征服、および世界帝国樹立の企てを彷彿とさせ、「忘れた頃、歴史は姿を変えて回帰する…」と、いささか不思議な気持ちになりました。
不勉強なもので、「新世界秩序」という試みが広がりつつある事は知らなかったので、ビックリしています。聖書に云う「神の国(理想の世界)」を、彼等は「新世界秩序」として構想しているのかも知れない…という事も、暗示しているかも知れないですね。
美月
2008/06/29 20:12
こんばんは。美月様。こちらこそご無沙汰しておりました。ここ最近スランプ気味でして、なかなかシリーズものを書くことができませんでした。今回のエントリーから少しづつリハビリ?していければと思っています。

他国を圧倒する軍事力や経済力を持てば、世界帝国を志向してみたくなるのも歴史の必然なのかもしれません。

その世界帝国によって、傘下の国々が平和で満足でしていれば、その帝国は正義でしょうし、人々が苦しめば、悪の帝国となってしまいます。

今、地球帝国をつくったとしても、世界の国々が納得できるのかどうか・・

ハンチントンを例に出すまでもなく、異なる文明同士が理解し合えないときは衝突が起こります。現に中東でおこしています。

>聖書に云う「神の国(理想の世界)」を、彼等は「新世界秩序」として構想しているのかも知れない

前々回の「正義とは何か」のシリーズエントリーと絡んできますが、各文明圏、国家、民族で「あるべき姿」が異なる以上、神々のレベルで統一見解を出していただかないと難しいのではないかと思います。
日比野
2008/06/29 23:38

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