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help リーダーに追加 RSS 外国と直接接続した中国の地域共同体レイヤー(チャイナ・クライシス その4)

<<   作成日時 : 2008/06/17 10:00   >>

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救援活動は国内ボランティアや人民開放軍だけじゃない。世界各国から救援隊や医療チーム、NGOの各種団体が被災者支援に力を貸している。これはそのまま、被災者達を中心とする地域共同体レイヤーが下位レイヤーレベルで世界と直接接続されたことを意味する。このことは実に大きな意味を持つ。

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これまで中国と世界各国との接続レイヤーは殆ど経済レイヤーだけだった。思想レイヤーは情報封鎖を未だ行っている。海外留学生達から国内へショートメールで情報伝達しているじゃないか、と言えなくもないのだけれど、それは血縁レイヤーや、知人・友人レイヤーといった下位レイヤーでの出来事であって、最上位の思想レイヤーはやっぱり封鎖されている。

また、経済レイヤーといえども、日本から中国に進出した企業は苦労している。現地の有力者に袖の下を渡さないと進む話も進まない。修羅道の国の経済レイヤーは、人間・天道の国とは違って、権力者に都合のいいように運営されたりするもの。一般人民はまだまだこのレイヤーでの活動主体じゃない。

縁起のレイヤーから見て、海外から中国に対して情報通信・伝達をしようとした場合、情報伝達がスムースにできる、伝達損失の無い層からの通信が一番齟齬が少なくなるのだけれど、これまでの中国はといえば、思想レイヤーは通信拒絶、経済レイヤーは権力者が押さえ、地域共同体レイヤーは不活性だった。活性化しているのは血縁レイヤーくらい。血縁レベルで中国と繋がっている外国人はそんなにいないから、縁起のレイヤー構造から見れば、外国との満足な相互通信はほとんど期待できなかった。

ところがこの構図を四川大地震が崩してしまった。被災者達は、世界各国からやってくる救援部隊の仕事ぶりを直に見ることになったから。

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人命救助自体はできなかったけれど、精神誠意、労を厭わず救助活動を行い、犠牲者に心からの哀悼の意を示した日本の救援隊の姿は中国人民に衝撃を与えた。

これまで反日教育を受け、鬼だと教えられていた日本人が全然違うということを目の当たりにした。対日印象がぐっと好転したというのはそれを端的に示しているけれど、縁起レイヤーからみると、最上位の思想レイヤーから反日情報を教育されてきたのに、外国と繋がった地域共同体レイヤーからはまったく別の、誠実な信頼できる日本人という情報が入ってきた。

個人の上位と下位のレイヤーから正反対の情報が入って互いに衝突を始めてる。どちらが勝つかはまだ分からないのだけれど。

中国国内のネットなどでは、「日本人の救援に感謝する、だけど歴史は忘れない。」という声も上がっているという。現状は、とりあえず両方肯定して、矛盾を抱えたまま消化できていない様子が伺える。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
日比野さん、
こんにちは、ご無沙汰しております。
ご指摘のようなレベルでのチャンネルが接続したことの意味はあとあと大きな影響がでてくると思います。しかし実は、かっての戦時中においても、そのような民衆レベルでの地域共同体レイヤーにおける接触はあり、シナ民衆の実感では日本人、および日本軍隊へのポジテイヴなインプットはあったのです。しかし、国民党中共とわず、彼らシナ側の政治的都合による反日教育によりすべて覆い隠されてしまいました。にも関わらず、シナで直接ふれあいのあった多くの民衆が日本への過去から現在にいたるまでの親近感を表明してくれました。
今回の親日への変容も、実は対日政策を変更したコキントー指導部の宣伝操作によるところが大きいのでしょう。民衆の実感レベルと政治教育との葛藤はまだ続くと思われます。
丸幸亭
2008/06/17 15:35
こんばんは。丸幸亭様、こちらこそご無沙汰でした。

ご指摘のとおり、戦時中においても地域共同体レイヤーにおける接触があり、好印象を与えたことがありました。しかしこれもご指摘のとおり、中国の政治権力の都合の良いように、いつも上位レイヤーは使われてきました。

一番の問題は政権に都合の悪い事を云う人民への弾圧が酷いあまり、皆口をつぐみ、諂い、うわべでは政権の言うとおりになってしまう、面従腹背になってしまうことです。

次のエントリーで触れていますが、今回の地域共同体レイヤーでの海外でのコンタクトもやがては切断される運命にあります。ほおっておけば、元の木阿弥になりますし、その可能性は低くはありません。その意味ではコンタクトそのものは高く評価してはいるのですが、このルートから光明が見えるかと問われれば悲観的にならざるをえません。

やはり中国の未来は中国人民がどうしたいのか、彼らによるしかないのだと思います。
日比野
2008/06/17 23:28

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