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help リーダーに追加 RSS 情報価値のつけ方(コンテンツと規制について その6)

<<   作成日時 : 2007/12/28 00:01   >>

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検索エンジンの中で、急成長を遂げているもののひとつにグーグルというのがある。

米ComScore社は、2007年8月における世界の月間検索エンジン利用事情を調査した最新レポートの発表を行った。その結果、グーグルは、世界で最も多くの月間検索利用を記録し、全検索回数の実に60.8%と、圧倒的なシェアを確保してダントツ1位を記録している。

グーグルの検索エンジンの中身は勿論公表されていないけれど、基本となる考え方は示されている。それはリンクの数とペイジランクという考え方。

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リンクの数とは、文字どおり、対象のサイトがどれだけ他のサイトからリンクして貰っているかの数。他の人の支持がどれくらいあるかの指標。

ペイジランクとは、グーグルが開発した、WEBページの重要度をランク付けする仕組み。ペイジランクは0〜10で表示され、数値が大きいほど評価が高い。

コンテンツに対して、「多くの良質なページからリンクされているページは、やはり良質なページである」 という再帰的な関係をもとに、全てのページの重要度を位置づけている。

グーグルの検索は、これらリンク数やペイジランクなど様々な指標を総合的に判定して、最終的に評価の高かったページを検索の時に上位に表示される仕組みにしている。

これらの考え方は実に民主的であって、いってみれば、先ごろ自民党総裁選でやったような党員投票に近い。リンク数は地方票で、ペイジランクは良質なものに対する重みづけをしたものだから、ちょうど議員票に相当するだろうか。

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つまりグーグルは、検索対象の情報価値をネット利用者が持っている「選択の自由」という中立性を使うことによって判定している。情報の価値の付け方そのものを民主化して公平な検索を実現している。

もし、どこかの団体の息の掛かった検索エンジンがあったとしたら、それは、その団体の宣伝文句ばっかり検索するに決まってる。だから、グーグルの検索方法は公平性や中立性を保つという意味において、とても優れているように思える。

検索エンジンのように、自らのコンテンツを持たない存在は、コンテンツを持たないが故に、その検索の中立性が大切であるのは言うまでもない。


本シリーズエントリー記事一覧
コンテンツと規制について その1「規制の対象」
コンテンツと規制について その2「インターネットの交通ルール」
コンテンツと規制について その3「コンテンツと媒体」
コンテンツと規制について その4「中立とは何か」
コンテンツと規制について その5「自由と公平」
コンテンツと規制について その6「情報価値のつけ方」
コンテンツと規制について その7「2ちゃんねる」
コンテンツと規制について その8「ロングテール」
コンテンツと規制について その9「万人の秀才とひとりの天才」

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コメント(5件)

内 容 ニックネーム/日時
こんにちは、美月です。とても興味を覚えるシリーズで、フムフム…です。確かに検索を繰り返して、大いに考えさせられそうな良質なコンテンツに出会うと、「労力(?)が報われてラッキー」と思います。(こちらでも良質な出会いを作れるかどうかヒヤヒヤです・汗)
グーグルのものは、操作のシンプルさと検索結果のランダムさがある程度あって、この適当なランダム性を含んでいるのが、人気のもとかも知れないですね。時々、思いがけないページをひょいっと拾い上げてくれる事があるように感じられるので、ある程度のボリュームつきの面白そうなものをランダムに探したいときにグーグルを使っています。
※「特定の団体」専用の検索エンジン…その出現の可能性や「何のため?」というのをあれこれ想像すると、さすがに怖いですね^^;
美月(深森の帝國)
2007/12/28 11:20
日比野さん、こんにちは。
「コメント欄TB」で失礼します。m(__)m

「ブログ戦略(2)」
http://kihachin.net/klog/archives/2007/12/senryaku2.html
喜八
2007/12/28 12:43
美月様、こんばんは。 今回のエントリーは、 「グーグルのすごい考え方―Googleが発見した、ビジネス「10の真実」 」2006 三笠書房 著者二村高史 を読んだのが下敷きにあって、先日のネット規制の報道がドライブになって書いたものです。 その本によれば、グーグルの検索エンジンは完全自動化プログラムで最初から最後まで行っていて(ペイジランクも自動計算・自動抽出)人手はノータッチなんだそうです。で今でもプログラムの改良が続けられているそうです。グーグル八分とか初音ミクを検索できないようにしたとかいうのもありますが、プログラムの問題の可能性がある、と私はまだ判断を留保しています。 おっしゃるようなグーグルの「適当なランダム性」は完全自動プログラム起因なのかもしれませんね。 ちなみにペイジランクの由来はグーグル創始者の一人ラリー・ペイジ氏が考えたので「ペイジ」ランクとつけたそうで、ウェブページのページではないそうです。ということで、この記事では意識して「ペイジ」と「ページ」を使い分けています。 
日比野
2007/12/28 22:11
あまり見かけない言葉「ペイジ」に首をかしげてましたが、なるほどそんな訳があったのですね。一般に「ページランク」という分かりやすい呼称が普及していて、結構思い込みがありました。ネットの実際には不案内で、勉強になります。グーグル八分の噂はなんとなく耳に入ってましたが、騒ぎが大きいばかりでホントの所は??といった怪談めいた雰囲気が、なきにしもあらず…完全自動プログラムだとすると、一番こまるのは予想外?の動作ですね。(しかも一見、ネット規制と解釈されそうな動作で出てしまうと、あっという間に警戒心が刺激されて、大騒ぎになるのかも…)
本のご紹介ありがとうございます。機会があったら目を通してみようと思います。また、2008年もどうぞよろしくお願い致します。
美月(深森の帝國)
2007/12/29 13:37
こんばんは、美月様。お返事遅くなりもうしわけありません。
検索エンジンはもとより、ネットがここまで普及することは20年前では想定すらできなかったかとおもいます。当然現行の法律体系もこれに対応していないことは明らかです。
いろいろな議論はあるでしょうが、こういうときほど、根源の考え方が大切になると思います。
日比野
2007/12/30 22:01

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