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help RSS 心と肉体の主従関係(ソフトパワーは抑止力になり得るか その3)

<<   作成日時 : 2007/10/09 00:01   >>

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権威は心を従わせしめ、権力は肉体を支配する。

もし、心と肉体のどちらが主でどちらが従になるかという主従関係があるのなら、権威を求めるべきか、権力を求めるべきかはっきりする。

平和な世では精神が主で肉体が従。まず生命の安全と将来にわたっての生命財産の保障がなされてようやく、精神活動が主権を握る。身を捨てても精神を取れる人はやはり少数派。

戦乱の世では肉体生命の保持が先になる。精神は二の次。とにかく生き延びれなければ話にならない。現在に至っても暴力装置が有効な理由はここにある。

しかし、暴力装置であっても、建前上は民のためとか、正統とかを掲げたほうが統治しやすい。そのとき権威が利用される。たとえお飾りであったとしても。

画像


法治という考え方が世界に受け入れられた結果、戦争を起こすための下準備が大変になった。戦争を起こしにくくなった。戦争をするためにはまず国民の心を戦争を是とするように持っていかなくてはならないから、権威はますます重要性を帯びることになる。

日本は自由主義国家だけど、社会主義国家が隣接しているし、国内でキリスト教やイスラム教が主流派を占めているわけじゃない。

国政統治の主義でみても、宗教信条でみても、同一価値観内で発生する権威には頼れない。

だから、価値体系が異なる相手でも通用する権威を模索する必要がある。それは縁起のレイヤー構造にヒントがある。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
日比野さん、こんばんは。TBありがとうございました。
「価値体系が異なる相手でも通用する権威を模索する必要」の部分、気になりますね。続きを楽しみにしております。
「縁起のレイヤー」はかなりの力作ですね。時間のあるときにゆっくり読ませていただきたいと思います。
ナルト
2007/10/09 19:11
ナルト様、コメントありがとうございます。先週は過去エントリーを再掲させていただきましたが、過去の思考内容が今の思考の土台になって、更に新しい思考を積み上げられることに自分でも驚いています。特に「縁起のレイヤー」や「六道輪廻と日本の生き筋」などは、私にとっては何度も何度も思考の土台となっている非常に使い勝手のよい思考になっています。どちらも仏教思想に依った思索なのですが、ここまで応用が利くとは思いませんでした。仏教思想は、我々が思っているよりも、ずっとずっと深いものがあるように思えてなりません。
日比野
2007/10/09 23:38

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