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help リーダーに追加 RSS 理想と現実

<<   作成日時 : 2007/10/14 00:01   >>

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いつもお世話になっている「途転の力学」さんの「福田政権誕生は本当に悪夢なのか」のシリーズエントリーで、福田総理は単なる媚中派なのではなく、超現実主義者ではないかとの指摘があった。

これに関連して現実主義の利点について考えてみたい。

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民主党の小沢党首はかねてから国連中心主義を打ち出しているけれど、今回のテロ特措法でより明快にそれが国民に知れ渡った。

国連中心主義って、つまるところ、国際信義に従うという宣言。日本の外交行動は、世界で決めた義に従うと宣言するに等しい。

これを理想主義とみるか現実主義とみるかは、国益との関係でみるのが一番分かりやすい。

国連決議に伴った日本の外交行動が日本の国益と合致するときは、理想と現実が一致していて齟齬はないけれど、それぞれ反対の方向になったときは、理想と現実のどちらを選ぶかの選択を迫られる。

国連の中身は勝者連合。本来敗者の入る余地はない。敵国条項も残ってる。いつも日本の国益に合致した決議がなされるとは限らない。それ以前に国連で日本が国益に沿った主張を繰り広げたことすら殆どない。

理想と現実が違うとき、人がとる方法は2つしかない。現実を理想に近づけようとするか、理想を捻じ曲げて妥協するか。

前者は、理想を貫いて、節をまげない生き方。これは実に厳しくて、大抵は現実に負けて、火あぶりになるか、孤高の人となって失意のうちに人生を終える。

なぜ現実に負けるかといえば、自分以外のその他大勢がその理想についてこれなくて、対立者になるか、中立の立場をとることが多いから。理想に向かって突っ走るうちに、だんだん多勢に無勢になって最後は負けてしまう。

現実世界は後の時代の人が、その理想と生き方に共感して、そうだそうだとなったときにゆっくり変わってゆく。

後者は理想を妥協して兎に角、一部でも達成しようとするやり方。一歩後退しても、どこかで二歩前進すればいいとする現実思考。完全に満足はできないけれど、何がしかの足跡は残してゆく。

宗教と政治。宗教は天の意思を伝え、政治は地のあり方を変える。理想と現実も同じ。その鬩ぎあい。

でも人の生き方の論理をそのまま国の生き方の論理にするのはちょっと危険。理想を貫いて火あぶりになったら、国ごと滅ぶ。

だから、理想を掲げる場合は、現実を見つめる目を同時に持っていて、バランスを取れないといけない。どんな状況下にあっても生き残ろうとするのなら。

安倍前政権は、理想主義的であったけれど、理想の光を掲げて、国内の暗部を明らかにしたし、暗部そのものにもメスをいれたという点で物凄く意味があった。個人的には引き続き麻生政権で更なる切り込みをいれていって欲しかったとは思うけれど、今となっては詮なきこと。

福田政権を天意とみるならば、現実主義に少しウェートをおいて、トータルバランスをとろうとしているといえなくもない。

福田総理がはたしてどのように国政の舵をきっていくのか。注目したい。

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内 容 ニックネーム/日時
時として、高い理想や精神は、限界ある肉体(現実)に失望し、時として、生身である肉体(現実)は、高い精神力や理想に悪態をつく。
極端だが、理想を原理とすることは、肉体を無視することと同義であり、肉体を原理とすることは、精神を無視することと同義であるように思うのだが、理想原理主義者も肉体原理主義者(快楽主義者)も「人」としては、あまり健全ではないように映る。
人の精神や認識は、肉体から独立して、別個に存在しているわけではないのだから(精神は、肉体からいつの間にか生じているものであるからといった方がいいのか)、理想を掲げるものは、肉体(現実)を見つめる目を同時に持つこと、要するに心身・理想と現実・若しくは、理想や精神と現実・肉体)は、二元でない方が良いということでしょうね。
江戸屋
2007/10/14 00:13
日比野さんの別のエントリーでございますが、日比野さんが<なぜ肉体をもつ人間の認識帯域が今の領域なのか、そこにも意味があるようにも思えてきます。不思議ですね。>と仰っておられましたが、恐らく肉体を持つゆえに人間の認識が今の領域(限界は肉体を持つゆえの限界)になってしまうのだろうと私は考えました。

PS,遅くなりましたが、元気になってよかったですね。私はまた日比野さんの文章が読めて嬉しい限りです。
江戸屋
2007/10/14 00:15
日比野さま>
拙記事ご紹介いただきましてありがとうございました。少し日比野さんの論と話がずれるかもしれませんが、外交において理想を追い求めれるためにはその理念を押し通せるだけの「国力」がどうしても必要なんだろうと思います。つまり、理想を押し通して敵を作っても生き残っていけるという意味での「国力」が。では、今の日本にそれがあるかというと恐らくない。生活必需品の大半を輸入に頼っている日本は、その生活水準を維持させるためには今後も貿易立国であり続ける必要があるし、そのためにもむやみに敵国を作るわけにはいかない事情があると思うんですね。外交は相手国のいる話なので、理想を掲げればうまくいくというものではない。その点相場と良く似ているような気がする。かといって何でも相手の言うことを聞きすぎると、国民の生命と財産を守るという意味での国益を毀損する恐れがあるので、そのあたりの折り合い(バランス)をどうつけるかというのが、日本の外交に求められる手腕ではないかと思います。福田さんが現実主義であるという私の「カン」が良い方向に作用することを期待したいと思います。
新快速 播州赤穂行き
2007/10/14 15:10
江戸屋様、ご無沙汰してます。
精神と肉体の関係。精神がどう肉体煩悩を統御していくか/いけるかということなんでしょうね。実は昨日の深夜に新シリーズエントリーを書き上げた後に、この江戸屋さんのコメントを読ませていただいて、書いたばかりのエントリーと関連する内容だったのでびっくりしています。
これからもよろしくおねがいいたします。
日比野
2007/10/14 17:19
新快速 播州赤穂行き 様、こちらこそそちらにTBするばかりで申し訳ありません。

理想を押し通して敵を作っても生き残っていけるという意味での「国力」が必要とのご指摘、まさにそのとおりだと思います。

日本の地政学的脆弱性は如何ともしがたく、敵をつくらずに覇権争いと無縁でいられないだろうか、と考えてエントリーしたのが、先の「ソフトパワーは抑止力になり得るか」です。福田さんが現実主義であるならば、最後の最後で踏みとどまるべきものは踏みとどまることになるのですが、どうなんでしょう。本当にそうなら、意外と長期政権の目も出てきますね。
日比野
2007/10/14 17:26
人気ブログから来ましたm(__)m
すごく綺麗なブログですね(^.^)
勉強になりました・・・
私ももっと勉強します(ニュースは好きですから)
また応援に来ますm(__)m
ニュースを読もう経済支店
http://blog.livedoor.jp/nis21ji2/?blog_id=2364002
nohechan
2007/10/14 23:40
>精神と肉体の関係。精神がどう肉体煩悩を統御していくか/いけるかということなんでしょうね。

日比野さん、実は私は、これとはまったく逆のことを少々考えております。
以前は、日比野さんと同じく精神の肉体統御の方を考えていましたが、近頃では、肉体の精神統御の方が「生理」にかなっているのでは?と思うようになりました。
まぁ、精神が肉体を統御するという発想の方が、人間としての誇りがくすぐられ、気持ちが良いのですが、しかし、あえて、発想の転換を試みてみる(笑)

江戸屋
2007/10/15 11:20
潜在意識の領域や、無意識のうちに発せられる信号は、はじめに精神ありきではなく、はじめに肉体ありきですよね。
そして、肉体がどんな欲求を意識に浮上させるかは、体質とまわりの環境が多大に影響を及ぼす。
天国道にいる人間の肉体は調和のための信号を送信する。
なぜなら、肉体が、今の調和と平和を維持することを望むから。

あまりうまく説明できませんが、最近そのようなことを考えておりますので、続きを考えるヒントがありましたら、下さーい(笑)
江戸屋
2007/10/15 11:20
nohechan様、ようこそいらっしゃいませ^^;
おもいつきを綴るきままなブログです。
そちらのブログ拝見させていただきました。経済はいまひとつ理解が及ばないのでいろいろ皆さんのブログで勉強させていただいてます。
こちらこそよろしくお願いいたします。
日比野
2007/10/16 23:03
江戸屋様、こんばんは。うーん、肉体の精神統御、ですか。正直あまり考えたことなかったですね。しかし言われてみれば、肉体の状態が精神に影響をあたえるというのは当然ありうる話ですね。病気になったら、とたんに塞ぎこんだりしますものね。それに私たち人間は五感をとおしてしか世界を認識できないわけですし、肉体信号・欲求が精神の在り方というか、枠組み、フレームを決めているというのがあるのかもしれない。まとまりのない想起をつらつら書いてしまいましたが・・・またゆっくり考えてみます。
日比野
2007/10/16 23:08

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